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雑文集

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固定観念に囚われないように書いていきます。
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#創作

小説における電話のシーン

小説における電話のシーン

 小説における電話のシーンが好きだ。

 特にこれといった理由はないのだけど、多分、電話をするという行為がキャラクターに対してより生活感を賦与している気がするからだろうか。
 ある種のリアリティが感じられるのだろう。

 だから、小説を読んでいる時も自分が小説を書く時も、電話のシーンはなんかいいなあと思い、少しワクワクする。

↓これまでにnoteに投稿した小説に出てきた、電話のシーンの例

①別

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これまで自分の作品に登場したクリーチャーの数々

これまで自分の作品に登場したクリーチャーの数々

 noteにはこれまで50作くらい作品を投稿していて、その中で非現実的な存在もそれなりに登場している。

 自分はそれを便宜的にクリーチャーと呼んでいるのだが、そんないくつかのユニークなクリーチャーたちを、この記事では紹介してみたいと思う。

座礁人形

 市松人形の姿をした怪物。
 普段は海中に生息しており、海辺に近づいた人間を集団で一斉に襲う習性がある。

 座礁人形の体格は人間の児童と同程度

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今月書いた短編を軽く振り返る【5月編】

今月書いた短編を軽く振り返る【5月編】

バイト帰りの奇妙な出来事

《あらすじ》まだ冷たさが残る3月の夜、大学生の僕はバイト帰りの道を自転車で走っていた。
 すると、前方から子供たちのはしゃぎ声が聞こえる。こんな時間、こんな季節に、川遊びをしているらしい。
 彼らの傍まで近寄って、自転車のライトで照らしてみると、見てはいけない光景がそこには広がっていた。彼らは生きた人間ではなかったのだ。

 ジャンルとしては、いわゆる怪奇に該当する作品

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小学生の時に描いたウルトラマンの漫画

小学生の時に描いたウルトラマンの漫画

 シン・ウルトラマン、とにかく面白かった。
 ネタバレなしに言うと、こんなに面白い日本映画は久々に観たんじゃないかと思うくらい、本当に熱中しながら映画館で観ていた。
 2時間という時間が90分に感じるくらい。

 とにかくウルトラマンが(外面的にも内面的にも)かっこよかった。
 割に社会的な要素が全編にわたって描かれていて、これは文字通り大人も子供も楽しめる作品だなと思った。

 シン・ウルトラマ

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自分と自分の作品について

自分と自分の作品について

 noteのアカウントを作ってからもうすぐ2年、小説を投稿してから1年以上が経過している。

 しかし、これまでまともに自己紹介というものをやってこなかったことに気づいた。

 そこでタイトルにあるように、ここで軽い自己紹介をしたいと思います。

 ペンネームの『いし』は、『意志』や『意思』が強い人間になりたいという想いを込めている。
石ころの『石』も少しは含まれてるかもしれない。

 職業(?)

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今月書いた短編を振り返る

今月書いた短編を振り返る

 今月、4作の短編小説を書き、noteに投稿した。

 4月も今日、というかもうすぐで終わる。
連休で時間的に余裕があるため、今月に投稿した4作の短編小説を書いた経緯や、作者である自分なりの解釈みたいなものを、忘れない内にここに書いておこうと思う。

 タイトルの通り、自分の作品の振り返りだ。

 1作目、『空想少女と風のリアリスト』

 構想自体はおよそ1年前からあった作品。

 内容があまりに

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