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#107 INFJの僕、初めて短歌集を買う【老人ホームで死ぬほどモテたい】


深夜、noteを読んでて、なんかよくわからないけど、すごい人を見つけました。

そういうこと、ないですか?
(特に深夜)


新鋭短歌シリーズという本

全く知らない世界。

そう、短歌

俳句も詩も、全然読んだりしなかった。

自分のどこに、そういうものに興味があるのか、全くわからなかった。

学生時代も、国語や古典、現代文、ありとあらゆる授業で、興味が出ることはなかった。

なのに!

突然、気になってしまったのだ!


上坂あゆ美さん

こちらの方。


なんか、とっても面白い記事がいっぱいあった。自己紹介から、マシュマロやら、あちらこちら飛んだせいで、寝られなくなってしまった深夜2時。


早速今日買った本がこちら。


とにかく刺さった。

上坂さんのようなカオスな家庭環境ではなかったものの、僕もほぼ同じ時期(中学生)から母子家庭となっていたから、感じるものがあったのかもしれない。


特に刺さった短歌3選

あぁ…あぁの、こ、これはっ!!?

と思ったものを3つだけ紹介する。


「離婚したら名字どっちになるのがいい?」
 走るボルボの灰皿あふれる

老人ホームで死ぬほどモテたい/著:上坂あゆ美


お母さんとお父さん、どっちにつく?
あんたが選びんさい。

…選べねぇよ。

親権を迫られたあの日。
もう二度と泣かないと強がったあの日。
封印していた子供の頃の自分の気持ちを、
見つめ直した。

あのときの選択は、果たして…


 父がくれるお菓子はいつも騒音と
 玉の重みで少し凹んでた

同上


短歌にあるような景品(モヤ)を除くと、

父がくれた唯一のプレゼントは、
大勝ちした日の「ゲームボーイ」だった。

何も知らずに。
ソフトも何もない状態で。

そこから僕のゲーム漬けの日々は始まった。

ありがとう、
と言っていいのかわからない。

でも嬉しかったのは覚えている。

本当はただ、
父ともっと遊びたかっただけかもしれない。

休日、パチンコに行かない父を持つ友達が、
朝から酒を飲まない父を持つ友達が、
羨ましかったなぁ。

いや、ダメ親父でも
家にいるだけで羨ましかったのか。

毎晩GOGOランプを拝みに行っていた
20代の僕は、何を求めて打ちに行っていた?


 下半身から血が出る日にも
 おにぎりを握り続ける母という人

同上


母には感謝しかない、
みたいに言えたらいいのだけど、
決してそれだけではない複雑な心境。

感謝はすれど、
なんとも言えない感情が渦巻く。

普通の親とは、何なのか。

子供の頃の僕に聞きたい。


まとめ

なんかしらんけど、短歌すげぇぇ!

って感動しました。

たった31文字の中に、

想いの詰まった芸術が、

そこにあるのです。

31文字から無限に想像が膨らむ短歌。

なんなんだ!この魅力は!

あぁ、短歌つくってみたい。

短歌つくれる人、すごい。

なんだか、創作意欲の湧く、今日この頃でした。


ところで、短歌って季語とかいらないの?

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