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【SLAM DUNK Gl】99話「湘北 in Graduation」
仙道彰が日本バスケット界から姿を消してから早一年。
消えた天才に入学早々に敗れ、以降凌ぎを削った桜木花道、流川楓はこの日、湘北高校の卒業式を迎えた。
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「いやーこれで俺らの青春の1ページも終わるんだなー。」高宮
「おめーに青春なんてあるのかよ!」大楠
「いやー終わった!終わった!」野間
いつも通りの和光中3バカトリオの会話。
和光中3バカトリオは3年経って桜木軍団エトセトラか?
校舎の裏へ歩いていた。そこには人影があった。
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「おい。誰かいるぞ。」高宮
「卒業式だからな。呼び出しか?」大楠
「愛の告白ってやつか?」野間
「(おい。あれは!?)」高宮
3人は見つからないように小声に切り替えた。
「(流川と晴子ちゃん!?)」大楠
「(ほ ほんとだ!? おもしれー!?)」野間
まぎれもなくそこにいたのは流川楓と赤木剛憲の妹であり湘北高校バスケ部マネージャーの赤木晴子だった。
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「(花道に見つかるなよ。)」高宮
「(大丈夫だ。何、話してるんだ?)」大楠
「(さては、晴子ちゃん 流川の第2ボタンでももらうんじゃねーか?)」野間
「(いや! 流川のボタンすでに一つも残ってねーよ!)高宮
「(すげーな! 当然っちゃ当然か!?)」大楠
「(高宮! おめーは安定の全残しだな! ぎゃはっは(笑))」野間
「(うるせー! おめーもだろ!?)」高宮
「(いや、、、。)」野間
「(俺は一つ なくなったぞ!)」大楠
「(俺もだ!)」野間
「(嘘!? 忠! 今 自分で取っただろ!?)」高宮
きっと卒業してもこの微笑ましい絡みは続くのだろう。
「おい。何してんだ?そろいもそろって。」水戸
水戸洋平、学ランのボタンを全てなくし登場。
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「(洋平! てめー 何だ ボタンねーじゃねーか!)」高宮
「あ? 知らねーよ。(あれ? あれって、、、?)」水戸
「(そう。流川と晴子ちゃんだ)」大楠
「(何 話してるんだ?)」水戸
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晴子が何やら色紙を数枚持っている。
「る 流川君、もう 卒業だね。 あ あのね。バスケ部の卒部式は後日、あるんだけど、流川君は、も もう アメリカ いっちゃうんだよね?」晴子
「・・そうだけど。」流川
「だよね。これね。この色紙にメッセージみんなに書いてもらってるんだけど、、流川君、アメリカ行ってたから(短期留学)
まだ書いてもらってなかったから、書いてもらおうと思ってたの、、、。」晴子
「・・・・」流川
「わ わたし の分もあるから よ よかったら書いてね。あっ でも 多いよね? ゆっくり書いてね。こ この連絡先に 連絡くれれば いつでも 取りにいくから、、、ね。」晴子
「(おーーーー)」桜木軍団
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晴子は流川に連絡先を渡そうとした。
「・・・書いた。」流川
「えっ(はやっ)」晴子
書かれたメッセージを見て、晴子は微笑んだ。
「Thank you」だった。
「る 流川君、アメリカ 行っても、、、。 流川君なら心配いらないわ。」晴子
「地道な努力はいつか必ず報われるってお兄ちゃんがいってたわ。」晴子
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「うす。」流川
「・・・ じゃ、、じゃあ。」晴子
晴子が別れを切り出そうとした時、流川が晴子に質問をした。
「・・・仙道は 何 してる・・。」流川
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「えっ仙道さん? お兄ちゃんは大学バスケ界には籍はないって言ってたわ、、、、。もちろん日本のリーグにも、、、、。きになっているんだね?」晴子
「・・・・」流川
「何してるんだろうね? 日本にいないのかな? も もしかしたら アメリカで会ったりしてね。」
「わ わたしもね 外国 行くんだ、、、。もし 仙道さん 見つけたら れ 連絡するね、、、、。あっ お兄ちゃんから連絡させるからね、、。」晴子
のちに全日本ユースの常連メンバーにもなり、アメリカの大学からオファーを受けた流川楓が、
その前に安西に言われた言葉が脳裏に浮かぶ。
「君はまだ仙道君に及ばない。」安西
「(あんにゃろう。なにしてやがる。)」流川
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一連の会話を聞いてしまった桜木軍団。
「仙道だってよ。流川のやつ 意識してるんだな。」水戸
「花道は 眼中にねーか。」高宮
「確かに仙道のプレーは 俺達にも すげーってわかったもんな。」大楠
「ああ 華 が あるんだよな。」野間
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湘北高校、卒業式。
それぞれが新たな道を進んでいく。
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そこから数年が経過しても、仙道彰の名前が世間の目に触れることはなかった。
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続
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