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【SLAM DUNK GI】25話 「赤木先生の板挟み」

早朝のトレーニングも一時間が過ぎた頃、


「おはようございます!!赤木先生。」
「おはよう!きたか!」赤木
「ちゅーす!!」桜木・宮城


桜木と宮城も湘北高校バスケ部員に挨拶をしたところで、


「よし お前らは終わりだ! 帰れ。」赤木

「な なに言ってやがる ゴリ!」桜木
「ダンナ これからだろ!?」宮城

「ここはあくまで湘北高校バスケットボール部だ。全国制覇を目指している、お前らに付き合えるのもここまでだ。さあ 練習はじめるぞ!!」赤木

「ゴリ、、、、、俺達だって!!」桜木


すると湘北バスケ部があることに気づく。

「あれっ あの人バスケ系ユーチューバーの宮城じゃない!?」
「あっ 最近、急上昇で出てきた (電光石火の宮城リョータ) だよ!」
「ほんとだ!! ほら?」スマホを見せる。
「おい!! 堂々とスマホを出すな!!」赤木

「赤い髪の人、めっちゃ身体能力高いよね!」

「おーおー 高校生の諸君、俺が天才バスケットマン桜木だ!!」桜木

「ドリブルはいまいちっぽくない? じつは、、、。」
「なんだと!?」桜木

「赤木先生、何でこの人達いるんですか?」
「友達なんですか?」

「友達じゃないわ! こいつらは湘北高校バスケットボール部だった奴らだ。」赤木

「えっ 赤木先生と一緒にやってたってことは、、、インターハイ出場した時ですか!?」
「すげースゲー」

「そうだ! この天才の活躍があってこそ、、、」桜木


「ゴン!」

赤木のげんこつが炸裂。


「赤木先生! 一緒にプレーしてみたいです!」
「全国レベル体感したいよな!」

「ゴリ、、、、。」

桜木がニヤリと赤木を見つめる。




「お前ら ほんとに 甘いな。」赤木

こうして桜木と宮城は特例として部活に参加するのであった。


そして数日後には、

「よし!宮城と桜木は、臨時コーチという名目で先生方には通している。お前ら自分のこともいいが、コーチらしいこともしてもらうぞ!」赤木





「身長だけでバスケができると思うなよ。ドリブルこそのチビの生きる道だ。」宮城



「よーし よく聞け!この天才バスケットが天才的なドリブルとシュートを、、。」桜木





「ゴン」

「おまえはリバウンドだ!お前のリバウンドには少し期待している。」赤木



そしてまた数日後の職員会議、


「赤木先生、最近バスケ部に出入りしている二人ですが、ガラ悪いですよね?赤い髪にチンピラのようなピアス。」

「はぁ まぁ。。。。。」赤木

「うちのクラスの生徒が昨日から赤い髪になってました。困るんですよね。もっと高校生らしくしてもらわないと。」

「いや でも あれは 地毛??、、、、、かと。」赤木

「授業中にYouTube見てるんです。なんでもうちの高校に出入りしている人が出演してるって。授業に支障が出ています。」

「校内に悪い影響が出てるんじゃ、いてもらう必要ないのではないですか?」

「大体、こっちから頼んだわけではないでしょう?」


「いや、、しかし、、あいつらはあんな見てくれですが、バスケの能力は確かでして、、、。バスケ部員にはいい影響が少なからず出ておりまして、、、、、、。」赤木


「どうか認めてもらえませんか?」赤木

「・・・・」


「赤木先生、テスト期間も近いですし、高校は勉学を図る場所です。当面は出入り自粛して下さい。」

「・・・・はい。わかりました。」赤木


その日の放課後、赤木は桜木と宮城に今朝の職員会議の事情を話した。


「そういうことだ。」赤木
「なんだと!? よーし 俺が話をつけてやる!」桜木
「やめろ! 余計に話がややこしくなるわ!」赤木
「とにかく、今日は帰れ。」赤木


教員としては職員会議の決定は正論なのは理解している。

しかし、元チームメートとして桜木と宮城を応援したい気持ちもあることも事実だ。


赤木はため息をついた。




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