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「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪①

今回のシリーズは「歩く」という事。

「趣味はなんですか?」と尋ねられると、いつも「『歩く』事です。」と答えるようにしている。

相手はキョトンとしているが、はっきり言って「歩く」ほど面白い事はないのである。

では、何回続くかわからないが、「歩く」ことについて語っていきたいと思います。

現代人は歩いていない!!

現代人は意外に歩いていない。

歩いていると思っている人でも1日7000歩くらいしか歩いていない。

極端な例では1日数百歩しか歩いていなかったという人さえいる。

病人ではない。

健康なある会社の社長だ。

たしかに運転手付きの車で通勤し、1日を書類の決裁やら会議やらで費やしていたらこんな歩数になってしまう。

しかし江戸時代は会社の社長つまり御店の主人でも、1日1万歩は歩いていた。

江戸の庶民は平均すると1日3万歩は歩いていたそうだ。

これは明治になっても変わらず、明治から大正のサラリーマンは1日平均3万歩歩いていたのだ。

1歩平均を50センチメートルとすると、1日15キロメートルは歩いていた計算になる。

では明治時代のサラリーマンに比べて現代のサラリーマンはどれぐらい歩いているかのだろうか?

現代のサラリーマンは平均すると1日わずか5000歩から7500歩くらいしか歩いていないとされている。

明治サラリーマンの6分の1〜4分の1くらいである。

しかもサラリーマンの場合、地位が上がるごとに歩かないようになる傾向がある。

冒頭の社長がその典型である。

医学関係の調査では、課長・係長クラスで1日7000歩、部長クラスで平均5000歩、車付きの重役に至ってはわずか3000歩しか歩いていないという結果が出ている。

その車を運転するという職業も歩かない職業の代表とされている。

バスやタクシーの運転手は1日2500歩ぐらいしか歩いていない。

一方で主婦はというと掃除をしたり、洗濯物を干したり、買い物に行ったりと、こまめに歩いているようなイメージだが、意外と歩いていない。

1日中家で家事労働をしているだけではおよそ2500歩程度、買い物をしても1日5000歩程度しか歩いていない。

つまりサラリーマンも主婦も、普通の生活をしているだけでは意外に歩いていないことになる。

何気無く生活しているだけでは江戸時代の3万歩はおろか1万歩も歩けないのだ。

これが現代人が置かれている現実の数字である。

1日1万歩歩くためには「歩こう」という意識が必要である。

さらに3万歩歩こうとすれば「頑張って歩こう」という意識と努力と工夫が必要となる。

サラリーマンや主婦が意識せずに1日5000歩くらい歩いているとすれば、意識してもう5000歩積み増すようにする。

そうすることで1日1万歩は歩ける。

実は1日1万歩歩く事によって肥満を防ぎ、生活習慣病を防ぎ、健康な生活を維持する一つの指標になるのだ。

大切なのは意識して歩くという事だ。

でも「頑張って歩こう」はチトつらい。

どうせなら「楽しく歩こう」

仕事に追われて、家事に追われて、1日5000歩を歩いているなら、後の5000歩は楽しんで歩いた方がいい。

「歩かなければならない」という気持ちに追いかけられて歩いているだけではストレスが溜まってしまう。

だから、楽しく歩いて体や気持ちをリラックスさせる。

意識して歩くことで体と気持ちのバランスも取れてくる。

楽しんで歩けば、歩くことが趣味になる。

歩くことを趣味にしてしまえば、1日5000歩を積み増す事はそれほど大変なことではない。

5000歩は距離に直すと2キロ強から3キロといったところだ。

仕事や家事の合間をぬって片道1・5キロの距離を往復すれば、それだけで5000歩は積み増しができてしまう。

リフレッシュもできるし、脳にも体のためにもなる。

つまり歩く趣味は実益を兼ねているから気分が最高なのである。

・・つづく・・

次の記事『「歩くこと=喜び」なのだ!!』

【参考書籍】『歩くとなぜいいか?』(PHP文庫)大島清著

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