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#アニメ感想
「Tot Musica」が聴きたくて『ONE PIECE FILM RED』を観に行っちゃった。
ONE PIECE を知らないことが、コンプレックスでした。
おそらく全世界で一番読まれた漫画の一つ。最新刊が発売される度に書店やコンビニでも大々的に特集が組まれる。新作の劇場版が公開されれば、劇場は満員になる。それほどの知名度と人気を誇る国民的作品を、原作もアニメも通らないまま、歳を重ねてしまいました。
理由は、「ワンピースが好きな人」が嫌いな時期があったから。高校時代、サッカー部に所
『劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略』終着駅は、まだ見えない。
エンドロール、クラウドファンディングにて支援を行ったファンの名前がズラリと並んでいるのを観て、一体今どんな気持ちで公開を迎えたのだろうと、劇場で想いを馳せた。TVシリーズ放送から10年と少し、社会情勢は良くなるどころかむしろ混乱を増していて、あの大震災ですら時折忘れ去ってしまいそうなほどに、ニュースは忙しない。そんな世の中での再演は、一体どんな景色を見せてくれるのだろう。期待と恐怖がぐちゃぐちゃ
もっとみる“星宮いちご”という名の救済、あるいは『劇場版アイカツ!』の話。
やむにやまれぬ事情ゆえ、7月に向けてアイカツ!ブートキャンプを一人で走っている。一日1~2話のペースでのんびり観ていたのに、思いもよらぬ同時上映によって締め切りが「無期限」から「三か月後」に早められ、またもや土日が犠牲になった……最近のnoteの書き出し、毎回コレになりがちである。
地道に積み上げていて実は80話を突破、というのが先週金曜日時点の進捗だったのに、土曜日には101話までの2nd
『アイの歌声を聴かせて』愛を歌うAIは命の輝きを機械の身体に宿す。
『攻殻機動隊』が大好きだ。と言っても、繰り返し観るのは押井守が手掛ける劇場二作や、神山健治氏のTVシリーズ『STAND ALONE COMPLEX』なのだけれど。
これらの作品では、人間は生身の身体を捨て義体化する者が現れたり、生身を維持しながらも自らの脳を電子化された脳、すなわち電脳へと換装し、自身の身体一つで広大なネットワークに接続する時代が到来している。また、作内に登場する多脚戦車はA
『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は運命を燃やし尽くし、舞台少女は“再生産”される。
未だかつてないほどの期待と不安を胸に秘め、電車とバスに乗られて二時間強、その劇場―いや、舞台は、首を長くしてこちらの到着を待っていた。この作品においては、観客である我々も舞台装置の一つであり、そして観客が望む限り舞台に立ち続けるのが、舞台少女の在り方だった。なのだけれど、その理に「本当に?」という問いを叩きつけてきたのが、他の誰でもない『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』なのであった。
TVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』で世界とおれは灰になった。
縁がなかった、というだけのことだった。『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』という映画があって、公開されるやいなやアニメファン映画ファン問わず、観た人誰もが圧倒され手放しで絶賛する声が、タイムラインを埋め尽くした。されど、その評判が耳に届く頃には活動県内の劇場での公開は終わっていたし、何より有識者の「これは劇場で鑑賞しなければ意味がない」という一言が決定打となって、私はこの作品のことを忘れ
もっとみる『アイカツスターズ!』みんなの「ゆめ」が叶うとき、それが新たなスタートライン!
『アイカツスターズ!』全100話、ついに完走した。「あと99話もあるのか」と慄いたのが二か月前で、今では「あと4話しかない」と終盤の話数の鑑賞を限界まで先送りした挙句、覚悟を決めてゴールテープを切った。そこに待っていたのは、彼女たちのアイカツがこれからも続いていくことを示す、未来へ伸びる鮮やかな虹だった。
一年目:自分らしく輝くために。 『アイカツスターズ!』は、トップアイドルグループ・S4、
『アイカツスターズ!』桜庭ローラの歩みはアイドルを想う私の涙を誘う。
昔から、その人のことを考えると胸が高鳴るなどすれば、それを恋と呼ぶらしい。であるのなら、私は今、桜庭ローラに恋をしている。
桜庭ローラ。その名を口にするたびに、私はこの世の不条理に直面する。思えば、彼女のアイカツ人生は敗北の連続であった。
音楽の才能に長けた桜庭の家に生まれ、自身もアイドルのトップを目指して入学してきたローラ。勝気かつ負けず嫌いな性格で、最もS4入りへのハードルの高い歌組
商店街育ちには眩しすぎたよ。『サイダーのように言葉が湧き上がる』
暑くなってきたので、髪をバッサリ切ってもらった。髪質が特殊なので髪形は幼少期から変わらないが、髪を切った後は頭が軽くなって、気持ちも前向きになる。このまま家に帰るのが勿体なくて、映画館に行くことにした。予告編もあらすじも知らない、Twitterで誰かが絶賛してたな、くらいの認知度しかなかったけれど、シネコンのポイントが溜まってて無料で観られるし、何かの縁だと思って『サイダーのように言葉が湧き上が
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