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【詩】朝のキャンバス

朝露の墨を筆先に湿らせて
幼い稲穂は
空に文字やら絵やら書いている

見渡す限り青の自由帳には
元気で透明な作品が一杯

あちらから飛行機が飛んでくる
白い雲を吐きながら
今日も真っ直ぐ飛んでいる

「こっから向こうは、落書き禁止だぁ」
と線を引かれても、
幼な子たちは笑って気にしない

あたりに爽やかな風が吹いている。

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