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絶体絶命!3点差を追いつく熱い試合。そして「声出し応援」の是非を考える


手も足も出ない。
いや、ぐうの音も出ないと言ったほうがいいのか。

とにかく、横浜Fマリノスに一方的にやられまくった前半。
サイドをズタズタに破られ、中盤を制圧され、まさにワンサイドゲームだった。

前半を終えて、0ー3

点差以上に、絶望感が漂うような内容。
このまま負けたら、絶対にやばいよな。
これまでの経験の中で、こういう状況でこういう負け方をしたら、その後のシーズンが残留争いのドツボにはまっていく…
と、なんとなく感じていた。


だからこそ、諦めてはダメ。
絶対に気持ちを切らせてはダメ。


スタジアムにいた選手やスタッフやファンやサポーターも同じように思っていたのかもしれない。


さあ、行こう。

ハーフタイムが終わり、選手が入場してくる時に大きな拍手が湧き起こる。
そして、スタジアム全体で応援が始まった。
(たしか、この応援は途切れることなく試合終了まで続いていた)


すぐに効果は現れた。
後半開始早々にユンカーが抜け出て1点を返す。

うおーー

スタジアムのボルテージは一気に高まる。

なんかこの時から、負けない気がしていたな。
その後もずっと2点差で負けている時間が続いているのに、追いつける気がするというか、押せ押せというか。


そして試合はその通りに動いていく。
81分、89分とユンカーが決めて、ついに追いつき、そのまま3-3で試合終了。

6試合連続の引き分けだけど、この日の勝ち点1はそれ以上の価値があるものだった。


ヒリヒリするような試合展開。
スタジアムを包み込む熱気。
ひさびさに感じたスタジアムの一体感だ。


これがあるから、
浦和レッズはやめられない!




ここまでは、帰ってきて当日に書いたリポート。
ここからは、もうひとつの話をしていきたい。


それは、スタジアムでの声出し解禁についてだ。

先日、Jリーグ側からこのような発表があった。



 Jリーグが17日、新型コロナウイルスの感染対策でこれまで禁止してきた声出し応援を段階的に解禁すると発表した。

 まずは6月4または11日に茨城・カシマスタジアムで行われるルヴァンカップの鹿島戦(対戦相手未定)と同12日に東京・味の素スタジアムで行われるJ2の東京V―盛岡戦から運営検証を実施し、対象試合を順次増やしていく方針となった。

 会見した野々村チェアマンは「サッカー、Jリーグにとって、多くのみなさんが熱量を持って参加できてこそいい作品になる」と声出し応援の解禁に向けて強い意欲を見せた。

 その一方で「まだまだ国内においては安心を担保しないと参加できないという方もおられる。政府の基本的な対処方針にもとづいて、みんなでサッカーを取り戻すことをやっていく」と声出し応援の全面的な解禁には慎重な姿勢。今回解禁される最初の段階では、声出し応援エリアが設置され、エリア内では席を空けるなど距離が取られるほか、指笛やハイタッチなど接触を伴う応援は引き続き禁止行為となる。

 Jリーグが以前のような熱狂を取り戻すため、まずは大きな第1歩を踏み出す。


どうやら、これまで禁止されていた声出し応援を検証をしながら、段階的に解禁するということらしい。


熱狂のスタジアムが戻ってくることをテーマにずっとnoteを書いてきた自分にとっても、本当に嬉しいことである。


確かに、先日のアジアチャンピオンズリーグで現地のタイまで行って、声出し応援をしてくれたサポーターの存在にチームは勇気づけられたと思う。

欧州のサッカーの試合では、声出しやマスクが解禁され、以前のような熱狂のスタジアムが戻ってきている。


早く、日本でもあのような熱いスタジアムが戻ってこないかな。
同じように思っている方も多くいると思う。


でもね。。

ルールは守ろうよ。。


ゴール裏にいた多くのひとが気づいていたと思うけど、昨日の試合でもずっと中心のあたりからチャントが聞こえていたよね。


何度もネットニュースとかにも取り上げられているのに。


たしかに、ゴールの瞬間とかは大きな声とか出ちゃうけどさ。歌い続けるのは、それとは違うよね。


先日も、他のクラブチームを応援している知り合いと「スタジアムで声出し応援が早くできたらいいよね」という会話をしていた時も、浦和レッズのサポーターと一緒にしないでというキツイ返しをもらうことがあった。


一部の方がやっているとはいえ、他の人から見たら、それを止められない周りもクラブも同じに見えるのはもっともなこと。


個人間で注意ができればいいのかもしれないけれど、それだとトラブルにつながる可能性はあるので、クラブ側からきちんと注意をして欲しいと思う。
マスクをしているから個別の判断はつかないかもしれないけれど、チャントの声が聞こえてきたら、スタジアムビジョンに「声出しはやめてください」の表示ぐらいは出せると思う。


ここ数年、日本中いや世界中のひとが本当に窮屈な制限の中で生活をしているし、ストレスもかなり溜まっていると思う。
みんな我慢の中で生きている。

Jリーグ側からの発表があったように、もう少しすれば元の姿に(近いところに)戻れるはず・・


熱狂のスタジアムはそんなに遠くないところにあると思う。
だから・・もう少しだけルールを守ろうよ。

みんなで盛り上げてきたスタジアムだからこそ、一緒に取り戻そうよ。



(5月20日追記)

JリーグTVの中で野々村チェアマンもこう言ってくれてる。

ルールを守って検証していければ、近い将来、あの熱狂的なスタジアムが戻ってくる。
信じましょう。






こちらのマガジンでは、熱狂のスタジアムをつくるためのファンの大切さを書き綴っています。







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