#3分で見れる映画紹介『ブルー・バイユー』(ネタバレなし)
こんにちは。ぽんずです。
今回、紹介するのは『ブルー・バイユー』(2022)
映画コメンテーターLilicoさんがテレビで絶賛してたので鑑賞。
結果、号泣。
涙が止まりませんでした。
【本作のポイント】
①家族と愛の映画
②アメリカの影を見る社会派映画
③大号泣のラスト(個人的に)
要点をかいつまんで簡単にご紹介していきます。
『ブルー・バイユー』(Blue Bayou)
監督、脚本、主演を務めるのがジャスティン・チョン
そうです、ポスターの男性。1人3役です。
あらすじ
感想
号泣。
感情を揺さぶられグニャングニャンにさせられ、叩きつけられるようなラストでした。
ちなみに、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、スタンディングオベーションの喝采、私も泣きながらスタオベ状態。
本作は、国際的な養子縁組がテーマになった物語です。
私は、国際的な養子縁組の存在を知りませんでした。
昔のアメリカで行われていた制度で、現在に皺寄せがきているそう。主人公アントニオもこの制度の影響で、30年以上も住んだアメリカから国外追放される危機に瀕します。
ひどい話ですが実際に起きている問題であり、実情を映し出した本作は社会派映画として勉強になります。
内容としまして、一番印象に残ったのは「父と娘」の掛け合い。
娘ジェシーとアントニオの関係は複雑ながら(血が繋がっていないため)、親子としての絆を紡いでいます。
お互いを家族として感じあう過程が、愛しくて。。
特に、ジェシーが可愛くて癒されます。
そんな中での、強制送還という危機。
また、前夫の存在が2人の関係を引き裂こうとします。
ジェシーの心の揺れ動き、それに対してアントニオの対応。
そして、ラストシーンでお互いの想いの爆発。
思い出すだけで泣けてきます。
全体的に静かな映画で、レトロな映像が抜群にマッチしていました。
安っぽさは全くないです。
唯一の難点は、前夫の同僚がどうしようもなく嫌な奴だったこと。
「こんな性格ねじ曲がった人間居るんか?」ってぐらい、嫌な奴過ぎて若干浮いてた気もします。
それ以外は、特に気になりませんでしたね。違和感とか特になかったです。
【プチ情報】
ブルー・バイユーとは、ロイ・オービソンが1963年に発表した楽曲であり、本作の題名又は挿入歌として登場します。
お気づきの方も居ると思いますが、英表記は「Blue Bayou」。「Blur by you」ではありません。
(ここら辺、日本語表記のややこしい所ですよね。)
意味は、青い入江、アメリカ南部のミシシッピー河の支流などが海に出る入江や湿地帯のことです。
鑑賞前に知識として入れておくと物語が入り込みやすいかも。
挿入歌として、妻キャシーが歌ってくれるのですが、心地よい歌声で最高でした。
以上です。
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