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えんげき

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わたしの演劇活動のこと
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2024、どんどん未来へ。

2024、どんどん未来へ。

あけまして、

2024年が始まって、気づけば9日も経っているのですね。
こりゃあまた一瞬で夏になって「もうあと半分じゃん」とか言ってる内に今年も終わってしまうのではないでしょうか。
そんな風に先を予想できてしまうから、年を重ねれば重ねるほど一年って早いのかもしれないですよね。子どもの頃は今日と明日のことだけを考えていたなあ。でもそう入られたのは、今思えば大人たちが先を見て行動してくれてたからなん

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誰にでも人生があるらしい。

誰にでも人生があるらしい。

人それぞれに人生があるんだなあ、って、当たり前のことを考えています。

ミュージカル『おどり村と妖の森』の上演から1週間が経ち、役者たちがあれこれと振り返りを投稿してくれているのを見ていると、それぞれがそれぞれの環境や現状にあって、それに伴って考えてたことがあって。そんなタイミングで、オファーやオーディションがあり、出会ったんだなあ…。と感じました。

「袖振り会うも多生の縁」と言いますが、本当に

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ミュージカル『おどり村と妖の森』

ミュージカル『おどり村と妖の森』

ありがとうございました!

私にとっても、S&D Projectにとっても3本目となるオリジナルミュージカル『おどり村と妖の森』のトライアウト公演が終演いたしました。

お運びくださった皆様、心を寄せてくださった皆様、協力してくれた方々や協力し損ねてしまった人たちもみんな丸ごと、ありがとうございました。
なんと三公演全て満員御礼!でございました!本当に嬉しい!!

後ほど編集が終わり次第 配信もご

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妖怪?いいえ、妖です。 - おど森稽古日報.6

妖怪?いいえ、妖です。 - おど森稽古日報.6

うまいこと入って最後繋げる、みたいな脳みそがなくなってきました。そもそもそれをできてたかは置いておいて。

妖ってなんだ?

今回の新作ミュージカル『おどり村と妖の森』にはタイトルにもある通り「妖」が出てきます。妖、と言われると誰しも「妖怪ね」と思うでしょうし、実は作中でも妖怪だったことにされています。

しかし、この妖というやつは小豆を洗ったり枕をひっくり返したりはしません。妖怪というのは人間の

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台本を読む、表現する。 - おど森稽古日報.5

台本を読む、表現する。 - おど森稽古日報.5

好きな作家の戯曲を集めるのが趣味の一つです。
時折古書屋をめぐっては別役実の戯曲がないか探し回り、持っていない作品があったら大喜びして買う。最近はメルカリでも目を光らせています。
他にも『悲劇喜劇』という演劇雑誌を買ったり、岸田國士戯曲賞のノミネート作品を読んだり。大好きなケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲も、買わずにはいられないものもあります。

そんなわけで、「台本を読む」ということが趣味でも

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まだ誰も知らない村、五十鈴村 - おど森稽古日報.4

まだ誰も知らない村、五十鈴村 - おど森稽古日報.4

五十鈴村、という名前の村を作りました。
いずれ おどり祭りの盛んな土地としてひっそり名が知れてゆく村です。名が知れてゆく…といっても、お祭りを調べていたりお祭りを巡っているごく一部のマニアの間だけで。

架空の町を作るのが大好きです。
ミュージカル作品は今のところ全て架空の町です。
『ひとりぼっちの夜』の舞台は 巡瑠璃町(めぐるりちょう)
『ひみつの箱には、』の舞台は 舟出町(ふないでちょう)

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今ここに在る貴方にありがとう - おど森稽古日報.3

今ここに在る貴方にありがとう - おど森稽古日報.3

国産ミュージカルを作ろう。
それは大それた話ではなく、「私が私である意味」を考えた結果でした。

私がミュージカルを作る意味。私が作品を書く意味。
私の中に流れるルーツ。
愛媛の田舎町で生まれ、夏と秋のお祭りでおどり、田舎が息苦しくて夢を追いかけ都会に出て、それからずっと走り続けている ひらたあや という名前の私が作れるもの。とんでもない経験もしていない平々凡々な私が。
「今、ここに在る意味」

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踊りが生まれる稽古場で - おど森稽古日報.2

踊りが生まれる稽古場で - おど森稽古日報.2

あまりにへんてこりんな稽古でした。

稽古日報

作品タイトルを見てもらえれば分かる通りに、この作品は「踊り」がテーマになっているのですが、別に「超うまいダンスをかっこいい構成で見せたい!」わけではなく。

先日のnoteタイトルにもしたように「誰でも踊れる」を最終目標に据えています。ご存知の方はまだまだ少ないと思いますが、我々の最終目標とは「学生や一般の方、アマチュアの方にも演じてもらえるミュー

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誰でも踊れるミュージカルを - おど森稽古日報.1

誰でも踊れるミュージカルを - おど森稽古日報.1

嬉しい発見がありました。
新作ミュージカル『おどり村と妖の森』、まだ振付はこれからなのですが今回芝居と振りがかなり寄り添っている作品なので、芝居シーンでも「ちょっと踊る」みたいな部分がポロポロあるんですね。

わたしが何も言わずとも役者のみんながそれを読み取って、今は「それっぽい」動きをしてくれているのですが…

やっぱりみんな日本のおどりができる!

稽古日報

ミュージカルの俳優たちですし、ジ

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新作ミュージカル『おどり村と妖の森』

新作ミュージカル『おどり村と妖の森』

日本で上演されているミュージカルはほとんどが翻訳劇です。ブロードウェイやウエストエンドで成功した作品が日本で観られるのは素晴らしいことです。

そんななか私は日本で、日本らしいミュージカルを作ることを目標としています。華やかさはないかもしれないけれど、なぜだか心にピッタリくる…そんな作品を目指しています。

第1作目の『ひとりぼっちの夜』は全ての世界にある〈さかさまの町〉をモチーフにしながらも、日

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私が私になるまで -ミュージカル俳優になりたい編-

私が私になるまで -ミュージカル俳優になりたい編-

どんだけ時間あけとんねん、という、私が私になるまでシリーズを久しぶりに書いてみようと思います。

前回は地元編。
「友だち」というものを勝手に決めつけていたコミュニケーション下手だった私のことをサクッと書いております。よかったら読んでみてくださいませ。

本来は「人との向き合い方を」というリクエストだったんですが、せっかく時系列で行くならここも書いておきましょう。私がミュージカル俳優になりたいと思

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最近頑張ってるひらたさんの話(生活以外)

最近頑張ってるひらたさんの話(生活以外)

年明けのちゃんとした記事を書こうと思ったらいつまでも更新できない罠にハマってしまいました。あぶねー。

こんばんは、冬が本当に苦手なひらたです。

近況

1月は
・「ひとりぼっちの夜」(さいたま公演/リーディング公演)の出演者募集の準備
・S&Dの新歓公演のオーディションとプロット
・新 作 執 筆 
をしていたらあっという間に終わってしまいました。
あと12月にお茶行けなかったみんなとご飯行っ

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振り返ってなんになるなり?

振り返ってなんになるなり?

2022年、お世話になった皆様。ありがとうございました!
毎年毎年、本当ーーーに他人のお世話になってばかりのひらたです。

振り返って何になるんだ?と思いつつも、きっとこういうのは後から見返す自分のためや、関わってくださったみなさんが一緒に思い出を振り返れるちょびっとのきっかけになればいいもんなのでしょう。みんなの思い出を拾いきれなかったらスマン。
逐一 noteも更新できない怠け者でして、あれこ

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ひとりぼっちじゃなくなった -ひとりぼっちの夜2022終演-

ひとりぼっちじゃなくなった -ひとりぼっちの夜2022終演-

ひとりぼっちだと感じなくなることなんて、ないのかもしれません。

それでも私たちは、これからもずっと「ひとりぼっちの夜」という作品を上演し続けたいと思っています。そして最後に「ひとりぼっちじゃなくなった」とヨシュカがポツリと呟ける一瞬のために、稽古をし続けるのかもしれないなあ。

ミュージカルサークルS&D本公演「ひとりぼっちの夜」にご来場いただきました皆様、お心を寄せてくださった皆様、ありがとう

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