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踊りが生まれる稽古場で - おど森稽古日報.2

あまりにへんてこりんな稽古でした。

稽古日報

作品タイトルを見てもらえれば分かる通りに、この作品は「踊り」がテーマになっているのですが、別に「超うまいダンスをかっこいい構成で見せたい!」わけではなく。

先日のnoteタイトルにもしたように「誰でも踊れる」を最終目標に据えています。ご存知の方はまだまだ少ないと思いますが、我々の最終目標とは「学生や一般の方、アマチュアの方にも演じてもらえるミュージカル」です。
演じて感じるミュージカル…とでも言いましょうか。
観るだけの「遠い世界のもの」じゃなく、「そばにある」ミュージカルにしたい。

その上で「踊り」がテーマになっている作品のダンスを振り付けることはきっとダンサーにとってかなり難しいことだと思います。
というか、それを「じゃあこういう簡単なので良いっしょ」と思わず、頭を捻ってくれる落合佑介のそういう職人気質とプライドが私はかなり好きです。

振付・落合佑介

今回のダンスは
・五十鈴村という架空の村の伝統的なお祭りの舞
・妖の森で暮らす妖たちの自由奔放な踊り
の2つがあり、昨日はそれらの振付でした。
(きっと今後の公演ではアンサンブルが人間と妖チームに分かれたりして楽しい)

普段であれば、曲のほとんどの振付を佑介くんが考えてきてくれて、とにかくどんどん振りを入れたり幾つかの案を試して踊る人の技量や私の見たい絵に合わせて調整してくれる…というような稽古になるのですが、今回はそうはいかない!

振りを見てニヤニヤしているひらた

山盛り持ち込んでくれた細かい振りのパーツたち。
それらを「これとこれが良いね」「こことこれが繋がったらこう見える」「歌詞のここにピッタリくる」「こうするとなんか踊ってて高揚感がある」などなど、いろーーーーんな視点から意見を出し合い演者に覚えては試しに動いてもらい、アイデアの欠片がダンスになっていく。

そんな振付稽古初日でした。

……いや全然上手く説明できないわすいません!!
でも本番観てもらえたらこの「へんてこりん」さも、「踊りを作る必要がある」意味もわかると思う!ので!観にきてくださいぜひ!!笑

特に「妖ダンス」は最高にお気に入りです。
振付見ながらこんなにゲラゲラ笑ったの人生で初めてかもしれません。

ヘンテコなポーズ…

こりゃあ楽しい公演になりますよ。親子で観にくるのも超おすすめです!

公演情報

宣伝美術:のどか


ミュージカル『おどり村と妖の森』

◎公演日程 
6月17日(土)     18:30
6月18日(日) 12:30 / 17:00
開場は各開演30分前
※18日昼公演、残席僅かとなっております!

◎劇場 武蔵野芸能劇場 小劇場
〒180-0006 武蔵野市中町1丁目15番10号
JR三鷹駅 北口より徒歩1分

◎チケット(全席指定)絶賛発売中〜!
・通常チケット
S席6,000円 / A席4,800円
・応援チケット
S・A席 共に+1,000円(ポストカード付)
・もっと応援チケット 
SS席(パンフレット・出演者サイン入りポストカード付)9,000円

チケット
https://s.confetti-web.com/detail.php?tid=71790&
配信
https://s.confetti-web.com/detail.php?tid=71961&

◎スタッフ
作・演出:ひらたあや
作曲:樹原孝之介
振付:落合佑介
監修:星潤

◎あらすじ
 とある村に 神を宿す巫女の血を引く娘が生まれる。15歳のお祭りの日、その体に神を宿すべく舞の稽古を重ね…遂にその年がやってきた。彼女は祭り当日〈妖の森〉へ行き、神を宿す儀式をしなくてはならない。踏み入るのを禁じられ、妖が住むといわれている森で…。
 巫女の娘・ウズメは舞の稽古で出会った天真爛漫な少女・ヒコと、村はずれに住む少年・イズナと意気投合し、彼らは揃って〈妖の森〉へ足を踏み入れる……。

人間も、妖も、神さまだって、みんな歌って踊りだす。
日本の歌と踊りのはじまりを考える、国産ファンタジー・ミュージカル。

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