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本日「ラッパの吹き方:Re」加筆修正版更新日です。

以前隔週土曜日に更新していましたトランペットや音楽に特化したブログ「ラッパの吹き方:Re」は、新規の記事を一旦止めて、最初の記事から加筆修正し、noteに再掲載しています。
マガジンはこちら。これまでの記事が見られます。

数年経つと考え方や実践方法が変わってきてしまい、過去の記事を読み直すと、今と全然違うこともあったり、知識不足の点が気になったり、もっとわかりやすく書けないのかな、と疑問に思ったりしたので、加筆修正しております。

そして本日はその更新日。今回は25個目の記事「楽譜は作品の方向を示す羅針盤」です。

レッスンをしていて感じることが多いのですが、トランペットを演奏している際、

楽譜を視覚で捉えて脳で処理→楽器(体)で楽譜の情報を再現

という構図で音を出している方が結構いらっしゃいます。もちろん、楽譜に書いてあるデータはクラシック音楽や吹奏楽などでは正確に再現されることを前提としなければなりません。
しかし、楽譜のデータを正確に再現することをだけ追求していったその先には、機械的正確さが待っているだけで、それだったら人間が演奏するよりも機械にやらせたほうが絶対正確です。

しかしそれではダメだ、機械ではダメなんだ、と皆さん思うはずです。それはなぜか。

機械には「心」「感情」がないからです。音楽には、作り手の心、感情が込められています。それを奏者は楽譜から感じ取る必要があります。また、奏者はその作品に対して自分の感情や心を投影して演奏する必要があります。

そうすることでその人にしかできない表現が生まれてくるわけです。

ですので、楽譜を正確に捉える際、それを単なるデータではなく、「作曲者はどのようなイメージで書いたのだろう」「どう演奏するとこの作品が活きてくるのだろう」「どんな音色が、どんなテンポが、どんなフレーズが、どんな呼吸がこの作品には相応しいのだろう」こうしたことを考え、表現することが大切です。

さらに、それらの表現はすべて、演奏を聴く人に誤解なく伝わるかが大切で、そのために基礎的な技術、歌うための表現技術などが必要になってくるわけです。

楽譜を単なるデータとして捉えない、その楽譜からどんな音楽が生まれるのか、生み出したいのかぜひイメージして練習、演奏していただきたいと思います。

そんな感じのことをもっと詳しく書きました。ぜひ本文をご覧ください。


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。