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発表会終了報告5 スタッフの話

1月13日(土)に開催しました「第1回荻原明門下生トランペット発表会」。皆様にご協力いただけたおかげで無事に終えることができ、心から感謝しております。

出演していただいた皆様も何ヶ月も前から練習をされたり、当日も緊張したりと大変だったと思います。そして何よりピアノの船本さんや司会の野村さん、撮影の奥村さんはそれこそ1日中でしたので本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

そんな中、会場中で様々なお仕事をしてくださった5名のスタッフがいます。
朝一番に集合して、会場セッティングにはじまり、受付業務、時間管理、出演者の荷物管理、出演者対応、ドア開閉、ピアノの譜めくり、照明、片付けなどすべてのお仕事をしていただきました。

向かって右からフルート(4年)、打楽器(4年)、ユーフォニアム(4年)、クラリネット(3年)、サックス(4年)

みなさん東京音楽大学の吹奏楽アカデミー専攻生です。トランペットの学生は出演で忙しいので、他の楽器の学生にお願いしました。

吹奏楽アカデミー専攻は学生と講師が日頃の合奏(本番も一緒に演奏します)や室内楽授業だけでなく座学も一緒に受講するので、他の専攻よりも距離感がとても近いのが特徴です。その中でも今回スタッフとしてお手伝いしていただいた5名(4名は4年生、1名3年生)は演奏も授業への取り組みも真面目で、しっかりした信頼のおける学生たちでしたので、当日も安心していろいろと任せることができました。

ちなみにひとりだけ白い服を着ているのは、スタッフのみならずプログラム最後にゲストとして蓼沼先生とサックスアンサンブルで演奏をしたからです。10時間近くスタッフ業務をした後、演奏に切り替えできるの凄すぎる。僕はできません。

今回の発表会は総勢40名の出演者がいらっしゃいました。その中には人前で演奏することも、ステージで演奏することも初めての方がいらっしゃいましたから、何時にどこに集合して、どこからステージに移動して演奏するのか、そして演奏後はどのような動きをするのかをすべてマニュアルを作ってお渡ししました(公開ピアノ合わせも実施し、挨拶や動きについてそこでも実際に確認しました)。

出演者用マニュアルと同時にスタッフ用のマニュアルも作り、誰がどんな仕事をしてもらうか詳細と、タイムテーブル、そして機材の操作方法の写真なども合わせて作ったら24ページの冊子になってしまいました。
作ってみてから思う。これ複雑すぎて逆効果じゃないか?と。しかし、さすが信頼している学生たち。マニュアルだけで動くこともなく、ケースバイケースの判断力で最後までスムーズに対応してくれました。頼んでよかった…。

エラそうな言い方になってしまうかもしれませんが、ちょっとだけ講師の目線でお話しすると、演奏活動を続けていこうと考えている学生は(それがプロでもそうでなくても)、今のうちに演奏以外でコンサートに関わる機会を絶対に持つべきです。今回のようにスタッフ業務だったり、自主公演で企画やマネジメントについて経験しておくことは、演奏以上に機会を持つことが難しいです。
また、開催日のずっと前から大変な事務作業や準備をしてくだっている方々がいらっしゃることを理解している演奏者は、スタッフさんに優しくなれます。これ結構大事なことです。

今回お願いした5名の学生も、12時間近い労働に本当にとっても大変でヘトヘトだったと思うのですが、全部終わって帰る時も「勉強になりました」「ありがとうございました」と声をかけてくれる本当に熱心で良い子たちで嬉しく思いました。

今回はスタッフとして動いてもらったので1名の除き演奏している姿は見てもらえませんでしたが、それぞれ素晴らしい演奏をする学生です。発表会に出演された皆様、所属されている楽団でのエキストラや部活指導者として声をかけてあげてください。荻原までご連絡いただければ本人に伝えます。

ということで、スタッフのみなさんありがとうございました!


荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。