記事一覧
【エッセイ】見よ!これが令和のプリンセスだ
2歳8ヶ月の娘。近頃すっかりプリンセスの虜になった。
とはいえ、プリンセスが何たるかはあまりよく分かっていない様子で、
保育園のお友達がハロウィンに着てきたキラキラの衣装=プリンセスという認識しかしていないらしい。
100均で見かけるキラキラの衣装を着ているディズニープリンセスがプリントされたプラスチックの食器や、
詳しい名前は母も知らないがプリキュアと思わしきキャラクターがプリントされたレト
【エッセイ】母より数段上手(うわて)な0歳児の娘
少し辛いことがあった。
気持ちがなかなか上向きになれず、やらなければいけない年末の諸々も進まない。
気分の切り替えが上手にできない。
そんなとき、0歳7ヶ月の娘を見たら、自分と同じように悲しい気持ちがコントロールできず天井を向いてごろごろ転がりながら泣き叫んでいた。
しかし数秒後、娘は右手の親指をしゃぶりだした。
たったひとつの、2,3センチの柔らかい指を口に入れるだけで、徐々に表情が穏やか
【エッセイ】いつだってシャッターチャンスは逃してしまうもの
我が家では、寝室をふたつに分けている。
ひとつは、リビングにつながる和室で私と0歳の次女が寝ている。
もうひとつは、6畳の洋室でパパと長女が寝ている。
0歳の次女はまだ夜中に2回ほど授乳が必要だ。
赤ちゃん時代から繊細で、少しの物音ですぐに目を覚ます長女を起こさないためにこの布陣に落ち着いた。
(パパが出張のときはやむおえず和室で3人で寝るが、その日はふたりの娘が交互に起きるので、私は基本的に夜
【エッセイ】娘に優しくできない日は、自分を好きになれない日
2歳半の娘は、まだまだ体力があるようでない。
なのに、外出して何かのイベントに行き、テンションが上った日はお昼寝をしないことがある。
そのときは元気なのだが、夕方に近づくにつれて次第に残り電池が少なくなり、でも眠るほどではないその気だるい感じできっと本人も何が何だか分からなくなるのだと思う。
普段できることができなくなる。
話し方がだらしなくなる(何を言ってるかわからなくなる)。
抱っこ、食
【エッセイ】娘がこれから出会う「ちょっと違う人たち」
保育園からの帰り道、とある女の子に出会った。
その女の子は車椅子に乗っていて、
表現の仕方に迷うが、ぱっと見て「障がい児だな」と分かる様子だった。
車椅子を押す、おそらくお母さんと思われる女性が女の子に声をかけ、女の子が娘に向かってバイバイと手を振ってくれた。
「バイバイって言ってくれてるよ」
そう娘に声を掛けると、娘は不思議そうな顔をして女の子をじっと見たまま、何もせずすれ違ってしまった。
【エッセイ】想像できない未来について、親と話ができるのはいつまでだろう?
平日、特に何も用事は無かったが、実家に立ち寄ってみた。
快速の電車でたった一駅の実家。
東京に住んでた頃は長期の休みでしか見せられなかった孫の顔を、少しでも頻度高く見せてあげたいと思い何かと理由をつけて立ち寄るようにしている。
長女は保育園のため、次女だけ連れて行った。
まだ言葉も話さず、寝返りに次ぐ寝返りで横移動を懸命に頑張る小さな存在を、父も母も、そして私の祖母たちも手を叩いて見守ってくれた
【エッセイ】娘のポジティブ発言に朝から笑う話
なぜそんなことをする流れになったのかは覚えていないが、朝食を食べながら夫婦でウインクをどちらが上手にできるか勝負することになった。
片目を閉じるとただ目が乾いている人にしか見えない母と、
片目を閉じる度になぜか口がひきつって持ち上がる父。
そんな両親を見て、父の隣に座った2歳半の長女が、思い切り両目を閉じた。
ぎゅーっと閉じて、ぱっと開いて、にかっと笑った。
「◯◯ちゃん(長女の名前)は両
【ただの日記】子供を産んでからの理想の働き方とは?
次女を連れて、ベビーマッサージの講座に行ってみた。
思い返せば、長女のときは毎日のように児童館やら講座やら色んなところに行っていたが、次女とふたりでこういうイベントに繰り出したのは初めてだったかもしれない。
参加者は3組で、みんな育休中。来年4月には職場復帰という似通ったステータスだった。
みんな口々に、仕事復帰嫌だよね〜とこぼしていた。
もう朝から晩まで働くという感覚を忘れてしまった。
大