【エッセイ】見よ!これが令和のプリンセスだ
2歳8ヶ月の娘。近頃すっかりプリンセスの虜になった。
とはいえ、プリンセスが何たるかはあまりよく分かっていない様子で、
保育園のお友達がハロウィンに着てきたキラキラの衣装=プリンセスという認識しかしていないらしい。
100均で見かけるキラキラの衣装を着ているディズニープリンセスがプリントされたプラスチックの食器や、
詳しい名前は母も知らないがプリキュアと思わしきキャラクターがプリントされたレトルトカレーをやたらと欲しがるようになった。
そして最近、ついに自分のことをプリンセスと名乗るようになったのだ。
「◯◯ちゃん(娘の名前)、プリンセスだからひとりで靴はけるの」
「プリンセスだから自分で全部食べられるの」
「プリンセスだから…」
そのひとりひとりに色んなストーリーがあるプリンセス達なのだが、娘の頭の中ではいったいどんな人達だと捉えられているのだろう?
とにかくプリンセスはひとりで何でもできる出来る女らしい。
しめたと思った母は、これを利用してかなりのことをひとりでやらせることに成功している。
眠りを覚ましてくれる王子様をひたすら待ち続けるのでもなく、
魔法をかけてくれるおばあさんに助けてもらうのでもなく、
お城で召使いに何もかもやってもらうのでもない、
自立した、美しい女性。
母は、娘がそんな令和のプリンセスになってくれることを祈るばかりです。
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