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#建築

天ぷら店の明太子食べ放題システムから学ぶ、お得を感じさせる仕組みのデザイン

天ぷら店の明太子食べ放題システムから学ぶ、お得を感じさせる仕組みのデザイン

ビジネスの世界では、お金を払ってもらったお客さんに、如何にお得だったかを感じてもらう仕組みを設計することも重要です。お金を払ってくれるお客さんが、お得だった、頼んでよかったと事後的に感じてくれるならば、それがリピート依頼に繋がるわけですし、第三者への口コミとして良い噂を伝えてくれる可能性も高まります。またクレームを減らす効果も期待できます。

建築設計もビジネスの視点で捉えるならば、そのような仕組

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建築家・谷尻誠は、なぜ
虎ノ門ヒルズの「虎ノ門横丁」を発想できたのか?(前編)

建築家・谷尻誠は、なぜ 虎ノ門ヒルズの「虎ノ門横丁」を発想できたのか?(前編)

アフターコロナ時代のあり方とは コロナがやってきた今、求められているのは、大きなパラダイムシフトだと思っています。ビジネスも、経営も、組織運営も、働き方も、ライフスタイルも、大きく変えなければならなくなっている。もう、かつてのやり方ではうまくいかなくなってきているのです。

 では、アフターコロナ時代のあり方とは、どのようなものなのか。それをみんなでシェアしたくて、オンラインサロン「Honda.L

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戦後74年、内田祥文「紀行・原子爆弾被害調査行」を読む

戦後74年、内田祥文「紀行・原子爆弾被害調査行」を読む

広島というところは死んだ人のゆくところでもあったようだ。人が死ぬとあの爺さんも広島へたばこを買いにいったげな。とうわさするものがあった。広島という土地は一つの幻想の世界だったのである。 宮本常一(*1)

内田祥文が行く長崎敗戦から間もない1945年11月(*2)、東京帝国大学講師・内田祥文(図1)は、朝の急行で長崎へと向かいます。

図1 内田祥文

同行するのは東大助教授M氏、鉄道官Y氏のほか

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