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府中市美術館「ほとけの国の美術」展
恒例の「春の江戸絵画まつり」企画展「ほとけの国の美術」に行ってきた。この春の企画展に行くのは4年目になる。
2021年 「動物の絵 日本とヨーロッパ」展
2022年 「ふつうの系譜 『奇想』があるなら『ふつう』もあります-京の
絵画と敦賀コレクション」展
2023年 「江戸絵画お絵かき教室」展
そして今回はどんな切り口から江戸絵画をみせてくれるか。
仏教画中心にということである
『エリック・クラプトン : ライヴ・イン・サンディエゴ〜伝説の一夜』
友人と立川で昼のみをすることにしていたのだが、急遽友人がクラプトンのライブ映画をやっているので観ようという。まあクラプトンは嫌いじゃないし、この友人とは以前クラプトンとスティーブ・ウィンウッドのライブを武道館で観ているくらいだしということで、昼12時15分からの回を観ることにした。
しかしこんなに早い時間帯の回の映画を観るのは何年ぶり、いや何十年ぶりだろうか。映画館に入るとちょうど午前の回が終
東京国立近代美術館へ行ってきた
2月29日、そうか今年は閏年か。4年後、自分はこの世にいるんだろうか。
そんなちょっとした感慨を覚えつつ、今年最初の東京国立近代美術館(東近美)に行ってきた。企画展は写真家中平卓馬の回顧展。MOMATコレクション展「美術館の春まつり」は3月15日からの予定なのだが、先行して「桜」や「花」をモチーフにした作品がすでに展示されていた。
中平卓馬 火―氾濫 この名前には聞き覚えがある。と、写真を
「ベイビーわるきゅーれ」は面白かった
なんの予備知識もなくAmazonプライムで観た。低予算のB級アクション映画だが思いのほか面白かった。女子高校生二人組の殺し屋が高校卒業後、組織から表向きは社会人として生活することを要請される。殺しについてはプロだが、生活力ゼロに等しい二人は、バイトは首になる、そもそも面接で落ちるを繰り返す。
キレの良いアクションシーンやハイテンポな展開と、二人のグダグダな日常生活、そういう緩急がうまく処理され
マリー・ローランサンと堀口大学
アーティゾン美術館の「マリー・ローランサン」の回顧展の解説キャプションに興味深い記述があった。メモをとっていたのでそのまま引用する。今は、iPhoneのカメラからテキスト生成できたりする。とても便利な世の中。
さらにこれに黄色がまざるという。マリー・ローランサンのパレットがこの7色プラス黄色の彩られているのを想像しながら実際の絵を観てみると、妙に納得感があったりもする。
堀口大学は仏文学者
アーティゾン美術館「マリー・ローランサン—時代をうつす眼」
アーティゾン美術館「マリー・ローランサン—時代をうつす眼」を観てきた。
個人的にはマリー・ローランサンはあまり興味がなかった。パステルカラー使いのいかにも乙女チックな雰囲気とかがなんとなくしっくりこない。さらにいえば、この人とココ・シャネルはパリがドイツ占領下にあった時に対独協力者だったとか、そういう話を聞いたことなどから。
今回はというと、友人がアーティゾン美術館に行ったことがないこと、マリ
ポップスが最高に輝いた日
懐かしい。そして流行ったなという記憶。
1985年、当時のスーパースターたちが集まって録音された、アフリカの飢餓、貧困救済のためのキャンペーン・ソング「We are the World USA for AFRICA」の録音シーンを撮ったドキュメンタリーだ。
ミュージックビデオを撮影するために、様々が撮影が行われていた。それに現在の関係者のインタビューを合わせて再編集されたものだ。
も
映画『薔薇の名前』を観た
映画『薔薇の名前』を久々に観た。
もちろん公開当初に劇場で観ている。その後、一度くらいはレンタルDVDで観ていたかもしれないが、それからでもだいぶ経つ。たぶん20年以上かそこらか。哲学者、記号論者ウンベルト・エーコによる哲学・歴史小説の映画化である。
中世末期の14世紀、北イタリアの修道院を訪れたフランシスコ会の修道士パスカヴィルのウィリアムとその弟子アドソが、修道院内で起きる奇妙な殺人事件
「印象派 モネからアメリカへ」 東京都美術館
企画展概要とウスター美術館のもろもろ【公式】印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 (閲覧:2024年2月4日)
2024年は第一回印象派展(1874年)が開かれてから150周年になるのだという。それに当てつけて—もとい—因んで印象派展がいくつかあるようだ。先だって大盛況だった上野の森美術館の「モネ 連作の情景」展もそんな触れ込むだったか。
今回の企画展が新しい切り口は、印象派の
『TAR/ター』を観て思ったこと
これは昨年暮れに観た。
ケイト・ブランシェットが女性指揮者の演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされた作品。受賞したのは『エブエブ』のミシェル・ヨー。
映画としての評価は高く、特にケイト・ブランシェットの演技は最高評価といわれている。また様々な伏線あり、オカルトチックな部分あり、などで二度、三度と観ないと判らないという批評もけっこうあったりする。まあ非常に評価が高く、特に映画好きな方には