maroまろ

26歳、昔の記録、日々思うこと #1~#19は数年前にtumblrで描いていた記事を転…

maroまろ

26歳、昔の記録、日々思うこと #1~#19は数年前にtumblrで描いていた記事を転記したものです

最近の記事

#32 だいじなこと

今日は、新卒から4年2ヶ月勤めた職場の最終出勤日だった。 何回やらかしたかわからないし、仕事できないことが自分の性格のせいだと責めたこともあったし、この職場にいてもいいのかなって思ったことも何回もあった。 最後の日の今日は、何もやらかさずに、普段と何も変わらない、穏やかな日でした。 お世話になりましたと、声をかけていただく度に、今日が最後なんだという実感がじわじわ湧いてきた。 スタバのバイトも、ディズニーのインターンもそうだけど、ラストランの日にもらうメッセージって、

    • #31 死んだ友達の恋人とデートした

      死んだ友達の恋人とデートした その光の線が風ににじむ 彼女は爪の甘皮をいじりながら言った 細胞の隅々から疲労感を一滴一滴としぼりとるように深く眠った 『今日は北極熊がお星様を食べたから明日は雨だ!』 ひっそりとした月光の影と、ロウソクの光にふらふらと揺れる影とが、白い壁の上でかさなりあい、錯綜していた 恥ずかしそうに揺れる小さな唇 唇は今つくったばかりっていった具合に小さくて柔らかそうなの。 目を覚ましたとき、僕はまるでその夢のつづきを見ているような気分だった

      • #30 こころ

        夏目漱石「こころ」読了。 ほぼ半分が先生の遺書で占められていた。 先生の心情が、手に取れるくらい残酷に詳細に書かれてて、言葉でここまで表現できるんだってくらいリアルだった。 自殺以外に、他に方法はなかったのかと、でも他に方法はなかったんだって、私は先生に納得してしまった。 先生の遺書を読み終わった主人公の「私」は、何を思って、どう生きていくんだろう。 誰にも言えない秘密を打ち明かされて、また先生のように、誰にも話せずに自分の中で抱えながら「私」も生きていくの? Kや

        • #29 幼馴染みが結婚した

          「幼馴染みが結婚した」って、パワーワードすぎませんか?わたしはこの言葉は人によって捉え方も意味も全く変わってくると思うんです。 幼馴染みが好きな人だったら複雑な気持ちになるし、仲の良い友達だったら感慨深いし、、 小学一年生、同じクラスだった友達が、小学6年生にまた同じクラスになって、更に仲良くなりました。そこから中学の部活も同じで、高校は別だったけど、大学生になってからバイトも同じで、青春と言われる時を一緒に過ごしました。 その友達に初めて彼氏ができるかも!という話にな

        #32 だいじなこと

          #28 自分の一部のものについて

          めんどくさがり屋で、飽き性で、何も続かない私が、4年続けた職場を離れることになった。 この4年間で、数えら切れない人たちの退職や異動を見てきた。自分の番はずっと来ないと思っていたし、はやく来てほしいとも思っていた。 出勤をしたら当たり前に会える人たちが、約束をしないと会えない人たちに変わっていくの、とても不思議に感じる。 私はこの職場で出会った人全てが、個性が強く、勇敢で、逞しい人たちだった。 ちゃんと、その人達から素晴らしいところを吸収できた?その吸収したものを、後

          #28 自分の一部のものについて

          #27 人間分子の関係、網目の法則

          昨日と今日、会社を休みました。 風邪で会社を休むのは、社会人4年目で初めてのことでした。 更に一人暮らしを始めてからも、今まで風邪をひいたことがなかったので、誰もご飯もってきてくれないし、洗濯物も食器もどんどん溜まっていく一方。幸い微熱で済みましたが、健康な体で日々働けていることに感謝しないといけませんね。 遅ばせながら、吉野源三郎さんの「君たちはどう生きるか」読了しました。 描かれたのは日本に原爆が落とされる前の1930年代、昔の小説だと知っていたので、読みにくいかな

          #27 人間分子の関係、網目の法則

          #26 大晦日

          私の大好きなユーチューバーのしおりちゃんが、12月上旬のラジオで言ってた。 「最近大きな地震きてなくない?大きな災いがないからこそ、そのことに感謝しないと、地球って拗ねちゃうんじゃないかと思ったの。 私1人の感謝じゃ地球には届きづらいから、みんなも一緒に感謝することに協力してほしい、何気ない日常にありがとう」って。 私の大好きな作家さん、川上未映子さんは、地球上の全ての人間が、地震のことを忘れた瞬間に、地震は起きるんじゃないかって言ってた。 地震が起きると、私は未映子さ

          #25 星のや軽井沢へ

          星のや軽井沢へ行って参りました。 レセプションとフロントが位置が離れていて、レセプションにつくと、お宿帳を書いたのちに、スタッフの方が運転してくださる軽自動車にのって3分ほど、宿泊棟がいくつもある集落に向かいます。 車でお部屋の前まで送ってくださり、お部屋の中でチェックインのお手続きをしました。 私たちは素泊まりプランだったので、事前にオプションとして付けていた朝食の確認や、お部屋の説明をしていただきました。 感動したのは、床暖房がついてること! この日はめちゃくちゃ

          #25 星のや軽井沢へ

          #24 月の裏側

          「真っ赤な嘘」という言葉があるが、嘘に色があるのなら、私はバラ色の嘘をつきたい、という一文を、思い出しました。 そういえば、この本の表紙のタイトルも、赤色でした。 「六人の嘘つきな大学生」感想です。 私も学生の頃、月や天体について授業で初めて学んだとき、月の裏を見てみたいと、思ったのを覚えています。地球にいる限り月の裏側は見えないけど、この六人の大学生は、地球にいてもなお、月の裏側を見ることができました。 月の裏側を見てしまったあと、見た事実と見た物は変わりません。でも

          #24 月の裏側

          #23 夢

          生きているうちに、フランスパリに行って美術館を巡ること。 ドイツのフランクフルトのクリスマスマーケットに行くこと。 フィンランドに行って、サンタさんに会って、オーロラを見ること。 自分に行動力があれば、すぐに叶えられそうな夢に思える。 12月に大型連休があるので、コロナも緩和されたことだし、今しかない!と思い立ったのは、10月末。 ホテルや飛行機を調べまくり、旅行会社に問い合わせだってした。 計画性がなかったのも一つの原因かもしれないが、私は、行くことをやめた。 や

          #22 あったかい着ぐるみ

          Q. ”自分を大切にする”とは、どういうことだと思う? 自分の感情に向き合う時間を作ることだと思う。 自分を大切にできていない時って、どういう時かというと、 例えば、残業時間が長く、自分をすり減らして働いている時とか、 精神的にきつくて働けないのに、無理矢理出勤したりとか。 そういう時は、正直に自分と対話する時間を作って、 自分を大切にするということを、思い出す必要があると思う。 それに気づかせてくれる人が周りにいたら、なおよし。 「自分をたいせつにする本」感想

          #22 あったかい着ぐるみ

          #20 私の応援団長

          明日で私の大好きな人がお空に行って一週間が経ちます。 たくさん泣いたけど、実感があるのかないのか、そもそもわかりません。 1ヶ月前に入院されて、それから一度もお会いすることはできませんでした。 その方とは出会ってからたくさんのお話をしました。 私のことを、素晴らしい人生経験をお持ちなのに、自信がないように見える、今度一緒にご飯に行ってみませんか、入社して1年も経っていない私にそう声をかけてくださいました。 私の話を、遮らずうんうんと頷きながら聞いてくださる方でした。

          #20 私の応援団長

          #19 今晩は

          (2022/8) 社会人になって三年目。 いま私の会社は、冷たい海に沈みかけているように思う。 コロナがだんだん身近になってきた。 いつか10日間の隔離期間も終わり、コロナは、世の通常の風邪扱いになるのだろう。 会社でクラスターが発生し、人員が足りず、運営を続けることが困難だった。今まさに、第二波が到来中。 きっと、世界中に、たくさんの同じような状況の企業がたくさんあって、私たちよりも、悲惨な環境下で働いている人たちはたくさんいる。 これから、日本も、世界も、どの

          #19 今晩は

          #18 出会い

          努力と無理の境目とは、努力しても少しも消えないものを、消そうとし続けることが無理ってこと 無機質で規則的で冷たい あの子の服を脱がすには 〇〇の無駄遣い 〇〇は正義 〇〇は世界を救う ストローで夢を吸い上げる 古いテーブルの裏にこびりついたガム 厄介 好きでもない女の子と一夜を共にするとき 夜中に君を呼びだす 星を落とす方法 出来心 境界線 穴に落ちる 海の上を歩く 艶やか 草の成長の音が聞こえるくらい静かな日々を 運命共同体 紅顔の美少

          #18 出会い

          #17 自慢

          彼が作家になる前から、彼のことは知っていました。 日本語の使い方と選び方がとてもきれいなのが印象的でした。 いつか彼が本を出したら絶対買いに行こうと思っていました。 彼が三冊目の本を出して約二か月後、彼から電話がかかってきました。 驚きました。 もちろん彼は、私の存在を知りません。 電話をかけてきて初めて、私の存在を知ったんです。 真夜中の3時半。私は心の準備も何もできていませんでした。 彼は私にこう聞きました。 あなたの人生の中でした、一番ひどいことはなんで

          #16 教師という仕事

          「これは全然ダメだね。実際面接官がどういう答えを求めているかが分かっていないような回答になってるね。 留学にいかせてもらうための面接の自己アピールなのでその答えを伝えるようにしないといけません。ディズニーワールドでの職業体験つきの留学なのでその意味をちゃんと理解して答えを選ばないといけないと思います。 大学が大金を払って1人の学生をその場所に留学させるので、留学経験を生かしてその後良い就職をしてくれるような学生を選びたいわけです。 そうであるなら、大学が留学をさせるのにふさわ

          #16 教師という仕事