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#16 教師という仕事

「これは全然ダメだね。実際面接官がどういう答えを求めているかが分かっていないような回答になってるね。
留学にいかせてもらうための面接の自己アピールなのでその答えを伝えるようにしないといけません。ディズニーワールドでの職業体験つきの留学なのでその意味をちゃんと理解して答えを選ばないといけないと思います。
大学が大金を払って1人の学生をその場所に留学させるので、留学経験を生かしてその後良い就職をしてくれるような学生を選びたいわけです。
そうであるなら、大学が留学をさせるのにふさわしい人材はどんな人であるか、それを考えて自分はその素質があると言うことをアピールしなければいけません。

そこで大事になってくるポイントはいくつかあります。

まず1つがリーダーシップ能力。リーダーシップといっても強いカリスマ性がある人材と言うのでは必ずしもありません。ここで言うリーダーシップ能力というのは、仕事場において1つの部署の中で他の同僚たちときちんとコミニケーションを取り、チーム全体で業績を上げることができるように人を繋いで、人を勇気づけて、人を励まして、人をやる気にさせる人材のことです。協調性があると言うことや、コミニケーション能力があると言う事、真面目で、責任感があるという事は当たり前で、それらを備えてチームをまとめる力が自分にはあると言うことを伝えることが自己アピールになります。

2つ目は忍耐力や継続力を持って文化的に異なる環境で自分は努力を続けることができ、どんな困難があるのかをある程度知識として持っており、それを乗り超える方法を知っていることが自己アピールになります。留学に行った生徒が想像もしていなかった壁にぶつかって、心が折れて途中で挫折してしまい帰国してしまうと言うことになれば、大金を払っている大学はとても損をすることになります。面接で自分を留学生として選べば、絶対に損をさせることはなく、むしろ○○大学と留学先の学校を、日本とアメリカを、○○市と世界を、結ぶ素晴らしい架け橋になれることのは自分しかいないということをアピールしなければなりません。

アルバイトやサークル活動、生徒会や学生会、クラスやコースでの役割、夏休みに留学コースが行ったときにした案内ボランティアでもなんでもいいので、自分の経験をエビデンスにして、上に挙げた2つのアピールポイントをうまく話せばいい。

何度も言うように大学は大金を払って留学生を1人送ります。個人的な目標を達成することがもちろん当然のこととして目標に持っていったらいいけれど、個人的なことだけなら自分でお金を出して留学してくれればいいだけのことです。大学が大金を払って、もしくは大として認めるような留学をさせるには不十分すぎます。

見てみると、質問にただ答えているような文章になっているけれども、すべての発言はアピールにならなければいけません。どんなアピールか?当然ここでもあなたを留学生に選ぶ選択をすれば、大学が得をすると言うようなアピールをしなければいけません。将来の目標も、東京オリンピックをただチラつかせる不明確なものでは、なんのアピールにもなりません。

それらを総合的に考えると、アピールとしてここで言わなければいけないのは、

明確な将来の目標、職業
↑その職業がどれほど世界に貢献しているか
↑その職業がどれほど日本に貢献しているか
↑その職業がどれほど社会に貢献しているか
↑その職業がどれほど○○市に貢献しているか
↑その職業がどれほど○○大学に貢献するのか
↑大学はどんな徳をするのか


この留学を通して身に付くことができる能力
↑その能力がどのようにして上の目標、職業に必要になるのか
↑その能力がなぜこの留学を通して身につくのか
↑その能力を身につけるにはなぜこの留学を通さないといけないのか
↑その能力を身につけるためになぜ大学はあなたに大金や単位をだしてあげる必要があるのか


この2つのことをちゃんと説明して初めてディズニーワールドで働きたい理由を説明したことになる。てか、これらを言わないと個人的なことだけになってしまう。個人的な意識や目標は伝える方がいいけども、大学生としては、それは実は個人的なことではもはやなくて、世界市民としての世界の諸問題を解決するための行動の1つであることをアピールしなければいけない。そのためには世界市民として自分が解決したい世界の問題は何かを伝える必要があるし、どのような解決を目指すのかを伝える必要がある。SDGsという17の世界の目標というのをググってみて、1つを選び、その解決を考えて、自分がなぜWDWで働く経験をしないといけないのかを伝えないと、アピールにはなりません。

また、様々な文化的背景を持つ人たちが集まる場所やから、それらの文化的な差異があらわれる場所になるわな。文化の違いを理解し、また、理解してもらい、受け入れる人が増えることで、問題解決の0.00001%くらいには助けになるかもしれへんわな。

この0.00001%って言うのは適当な数字やけど、比較的かなり大きな数字なんやで。例えばなんのコネも力もない子どもが問題解決になにかしようとしても、せいぜい0.000000000001%の解決も達成できへんかもしれへん。
やけど、ホテル業界で国際的にも規模がそこそこのホテルで働くってことは、社会的な影響力もそれだけ持てるってことやねん。そうなると解決に向ける力も大きくなってくるねん。
例えばオレさまが教師として持っている影響力も、仮に県知事に出馬して当選したらもっと大きな影響力を持つことになるやろし、議員に立候補して当選すればもっともっと大きな影響力を持って、発言することもかなりの力を持つことになる。」

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