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#24 月の裏側

「真っ赤な嘘」という言葉があるが、嘘に色があるのなら、私はバラ色の嘘をつきたい、という一文を、思い出しました。
そういえば、この本の表紙のタイトルも、赤色でした。

「六人の嘘つきな大学生」感想です。

私も学生の頃、月や天体について授業で初めて学んだとき、月の裏を見てみたいと、思ったのを覚えています。地球にいる限り月の裏側は見えないけど、この六人の大学生は、地球にいてもなお、月の裏側を見ることができました。

月の裏側を見てしまったあと、見た事実と見た物は変わりません。でもそれをどう捉えるかで、人との関わり方が変わったり、自分が生きやすくなったり生きづらくなったり、人に優しくできたり厳しくできたり、するのかなと思いました。

どこで読むのをやめようか、、!次から次へとページをめくる指が止まらなくなるほど、本を読んでいるということを忘れるくらい、とっても引き込まるお話でした!

立場が変わる物語の描き方や、間に次元が違う話を持ってくるあたり、わたしのどタイプな小説の描き方です!

またこんな小説に出会いたい😌

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