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#20 私の応援団長

明日で私の大好きな人がお空に行って一週間が経ちます。

たくさん泣いたけど、実感があるのかないのか、そもそもわかりません。
1ヶ月前に入院されて、それから一度もお会いすることはできませんでした。

その方とは出会ってからたくさんのお話をしました。

私のことを、素晴らしい人生経験をお持ちなのに、自信がないように見える、今度一緒にご飯に行ってみませんか、入社して1年も経っていない私にそう声をかけてくださいました。

私の話を、遮らずうんうんと頷きながら聞いてくださる方でした。
私よりも4倍くらい生きている人生の大先輩は、適切なアドバイスも謙遜しながら私にくださいました。

彼が意識を失ってからの1ヶ月間、彼の中でさまざまな葛藤があったのかなと思います。
まだこの世界にやりたいことが残っているのなら、意識は戻る。8年前に他界された奥様に、もうそろそろ会いたいと思っていたのなら、きっと意識は戻らない。それは彼が決めることだから、私にできることは、彼が決断することを待つこと。そして彼が決断したことを尊重することでした。

今頃、きっと奥様に会えて、笑顔で楽しんでいることでしょう。

私は、死後の世界はどんな風なのか、全くわかりませんが、きっとまた、彼に会えるような気がしています。

私の愛犬やおじいちゃんたちも、きっと私が天国に行った時に、会えるのだと思います。

そして彼にも、会えるのだと思います。

大好きな職場で出会った大好きな人。

同期が、わたしはここにくるべき人間だったのだと、そう言ってくれました。

出会えて本当に幸せで、私の宝物であり財産です。

また会える日まで、たくさんの経験をし、たくさんお話できるその日まで、待っててね。


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