長沢芦雪展感想(中之島美術館)
大阪・中之島美術館で開催中の展覧会で、九州国立博物館にも巡回するものです。大阪では初の回顧展で、高い注目を集めていました。私が見たのは前期日程です。後期も行こうかなと思えるくらいの水準ではありました。
概要18世紀後半の京都で活躍した長沢芦雪はまず、写生画の大家である円山応挙に弟子入りします。展覧会はそこから始まり、芦雪の若い頃の作品と応挙の作品が、類似主題のものが並列されて展示されており、師弟関係が窺えますが、それ以上に既に芦雪の個性が出ています。
輪郭線や墨の表情は、