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2023年に行った美術展8選

こんにちは!気ままなアート巡りが趣味のかおりです。

2023年ももうすぐ終わり。
今年プライベートで行った美術展について書いてみたいと思います。
ほとんどの展示がもう終わってしまっているのですが、「こんなのあったんだー!」とか、「これ私も行った!」などと楽しんでもらえるとうれしいです。
それではどうぞ!


■「佐伯祐三-自画像としての風景」展

場所:東京ステーションギャラリー
会期:2023年1月21日(土)~4月2日(日)

1月に訪問。
めちゃくちゃよかった…!
佐伯祐三を知らなかった私ですが(…)、ポスターをみてすごく気になっていたのです。

会場となっていた東京ステーションギャラリーにも初訪問。
雰囲気のあるギャラリーで、東京、大阪、パリと3つの都市を渡り歩いた佐伯氏の絵にとてもマッチしていました。

その後巡回した大阪展(大阪中之島美術館)では、さらに20点の作品が追加展示されていたということで、そっちにも行きたかった…!

絵の題材とタッチがとても好みすぎると感じていたところ、私が好きなユトリロを意識している、街を描く画家だということがわかり、さらに佐伯祐三という人物についてもさらに知りたくなる展示でした。

■エゴン・シーレ展

https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_egonschiele.html

場所:東京都美術館
会期:2023年1月26日(木)~4月9日(日)

3月に訪問。
なんか気になる画家だったのですが、その理由がわかりました。
ちょっとただよう厨二病感…!笑

人物画、自画像、題材、タッチ、言葉のはしばしに現れるエゴン・シーレ自身の自意識と、ウィーン世紀末美術という時代と場所が醸し出す退廃的な雰囲気。若者に人気というのもうなづけます。私も嫌いじゃないです。笑

写真OKだったこちらの絵は結構好きです。
あまり自意識の出ない街角風景。

■「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展

場所:東京都現代美術館
会期:2022年12月21日(水)〜2023年5月28日(日)

4月に訪問。
チケット争奪戦が激しかったこのディオール展。
行った甲斐がありました。

とにかく凝った展覧会の内装。こだわりの写真、映像。
そりゃ人もくるわー!というDiorの世界観あふれる展覧会でした。

ついグッズに手をだしてしまい、なんと初のDiorがミュージアムグッズとなったのでした。トートバッグは厚手の生地なので冬に使ってます。ちょっと上品でリッチな気持ちになりますね。ノートはまだ使えてません。

■ルーヴル美術館展 愛を描く

場所:国立新美術館
会期:2023年3月1日(水)〜6月12日(月)

6月に訪問。
膨大な収蔵品数を誇るルーブル美術館を扱うなら、なにがしかのテーマがないとね、ということで、本展は「愛」がテーマでした。時代によって変わる愛のかたちを絵画作品から読み解きながら、一般に受け入れられやすい幸せな愛のかたちを表現した絵やグッズが話題に上がっていたように思います。

■マティス展

場所:東京都美術館
会期:2023年4月27日(木)~ 8月20日(日)

7月に訪問。
マティスは有名だけど緑の鼻の奥さんを描いた絵くらいしか知らなくて、それでも絵をみると「なんかこんなかんじの絵みたことある!」とか「この切り絵のかんじ!知ってる!」とかってことがあるのが、巨匠と言われる人だよなあと思ったりしながら見てまわりました。

とにかく色鮮やかな絵や、かと思えば超古典的でいわゆる「うまい」と思わせる絵もバッチリ描いていたりして。

人物年表をみると、20歳頃法律事務所で働いていたが、入院したときに退屈凌ぎに母親に画材を贈られたのがきっかけで絵にハマり、そこから絵を勉強して、10年も経たないうちにサロン出品した作品が国家買上げになる、なんてことがさらりと書いてあって、天才ってこういうことをいうんだな…?というのをまざまざと見せつけられる。

どんどん歩みを進めると、80歳近くになっても精力的に創作活動を至極楽しそうに続ける姿があり、なんかもうすごい。

天才性に近づける気はさっぱりしないけど、老いても好きなことに無邪気に没頭する姿には、私もそんな年の取り方をしたいな、なんて思ったりしました。

■イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

場所:国立新美術館
会期:2023年9月20日〜12月11日

9月に訪問。
イヴ・サンローランもすごくポリシーを感じるブランドだなと感じていて。
いわゆる「女性っぽい女性らしさ」に限らない、どんな女性をも美しく自信をもたせてみせるブランドというようなイメージがあります。

美術からの影響も大きいことをこの展覧会で知りました。
たぶん、イヴ・サンローランは、美術に限らず、アートやファッション、その他もろもろの壁や垣根をやすやすと超えてインスピレーションを受けながら進化を続けていく人だったんだろうなあと。

いくつかファッションブランドの展覧会に行かせていただきましたが、実はイヴ・サンローランのブランド哲学がいちばん好きです。

そして初のイヴ・サンローラン。ミュージアムグッズとしてでていた小さいトートバッグをお買い上げしました…!
財布とスマホのみのちょっとしたおでかけに使っています。
私のブランド品は全てミュージアムグッズ…!

■テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ

場所:国立新美術館
会期:2023年7月12日(水)〜10月2日(月)

9月に訪問。
大阪中之島美術館では2024年1月14日まで開催中なので、まだの人はぜひ行ってみてほしい美術展です!

古典から現代まで。
「光」をテーマに余すところなく芸術を、アートを、あらゆる視点から満喫することができます。話題のリヒターや、私が好きなジェームズ・タレルの作品も!

古典作品が満載なのにもかかわらず、写真撮影もたくさんできるのも魅力です!ポストカードでは人気作品しか手元に残せなかったりしますが、ぜひ自分の「これは!!」というナンバーワンを見つけて写真に収めて手元に残してくださいね。

ここで私が強く推したいのは。
古典的な作品によくみられる、服のひだひだ!!

エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ《愛と巡礼者》の一部

これ!天使の服のひだひだがしっかり描き込まれてるところ、伝わりますか?!この写真はわざわざこれを伝えるためだけに撮ってきたので伝わると嬉しいです…!(絵の全体の写真が残ってない笑)これにめっちゃそそられるのです〜〜!私だけ?!好きな人いたらぜひコメントください!まだ同志がいないのですよ。。笑

私が大好きで、最近世間でも人気のハンマスホイもありました!

ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》

ハマスホイは奥さんの後ろ姿の絵も好きですが、ほんとに室内だけ描いてるものも好きです。

ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内、床に映る陽光》

会場で人気があったのが、こちら。
不思議な人を惹きつける明るさがありました。ぜひ現地で見てほしいです。

ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》に集まる鑑賞者

大阪会場は2024年1月14日まで大阪中之島美術館で開催されているので、お近くの方や帰省のついでなど、ぜひ立ち寄ってみてください!
おすすめです!

■吉田ユニ 「PLAYING CARDS」

場所:ラフォーレミュージアム 原宿
会期:2023年12月3日(日)〜25日(月)

12月に訪問。
12月の表参道から原宿にかけてはにぎやかでいいですね!

そんな界隈にあるラフォーレ原宿のなかであったのがこちらの展示!
大人気アートディレクター 吉田ユニさんの個展です。

遠目にはよくわからないと思いますが、このトランプの柄、全部ものを組み合わせて撮影して作ってるんです!

すごい発想力と実現力、根気、もう、脱帽です!
会場内にはメイキング映像もあって、もう目が釘付けです。

トランプもグッズ化されているので買ってきちゃいました。
綺麗すぎて使えない…!笑

なんかもう、ずっとみてられます。

2023年美術展まとめ

そんなこんなで2023年にプライベートで行った美術展について書いてみました。こうやって書いてみるとどの展覧会もすごい楽しかった!ひとりで行っても友人と行ってもいろんな刺激があって楽しいものです♪誘ってもらって広がった世界もありました!

タイミングが合わず悔しい思いをした美術展もあったので、来年はもっとたくさん行きたいなと思います!そして溜めずに感想を公開していきたいと思います。笑

それではよいお年を〜!

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