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子どもがいじめにあったときにやるべきこと

つい先日、YouTubeで短い雑学動画を作りました。
いじめに関する雑学動画だったのですが、比較的多くの方に観ていただいたようで、お礼のメッセージなどをもらいました。

ありがとうございました。



この動画に関連して、今回は、もし我が子がいじめの被害者になってしまったら、親として何をするべきかという点について、書いてみたいと思います。

子どものいじめは頻繁に発生することで、我が子が被害者になることもよくあることなので、予めやるべきことを決めておくと慌てずに済みます。
もちろん異論や別解もあると思うので、本記事を参考にしつつ、自分なりの対応手順を決めておくと良いと思います。

では、始めます。



1.本人の話をよく聞く

子どもがいじめの被害にあっているという事実を親に話す場合、大きく2つの種類があります。

一つはただの嘘です。
何らかの別の目的があって、親にあえて嘘を付くケースです。
過保護な親を焚き付けて特定の生徒に嫌がらせをする場合や自分に対する愛情を確認するためなどにやる行為ですが、これも意外とあることなので、頭の片隅に置いておくべきだと思います。

もう一つは、限界を迎えた場合です。
子どもにもプライドがあるので、通常はいじめの被害者側にいるということをわざわざ親に伝えたりしません。
限界ギリギリまで耐えて、何とか自分で解決しようとします。
それでもなお解決できず、心が限界を迎えたというときに親に伝えます。

こちらの方が深刻で、初手を間違うと子どもが自殺することもあり得ます。
だからまずは、真剣に話を聞いて下さい。

ほとんどの親にとって、子どもの命よりも大切なものなんてこの世にないでしょう。
どんなに仕事が忙しかろうが、明日の早朝に会議が入っていようが、関係ありません。
最初から最後まで、徹底して子どもの話を聞いて下さい。
これが今人生で最優先すべき事項です。

子どもが意を決して話す内容なので、感情が高ぶって支離滅裂になるでしょうし、時系列もバラバラになるかもしれません。
それでもただじっと話を聞いて下さい。

子どもがどれだけ辛かったか、どれだけ耐えてきたか、どれだけ悔しかったか、そこだけに集中してください。
論理や時系列なんて二の次で良いです。

そしてできれば「お母さん(お父さん)は、何があっても君の味方だから、安心しなさい。今までよく頑張った」と伝えてあげてください。
親が自分の味方でいてくれるという事実が、子供の心の支えになります。

もしここで「あんたの勘違いやろ?」「あんたも悪いんやないの?」などの失言をしてしまうと、子供の心が崩壊します。
くれぐれも馬鹿な発言をしないようにしてください。
子どもによっては、恥ずかしさも相まって、冗談ぽく「実は俺学校でいじめられてんねん」と軽いノリで言うこともありますから、その場の声のトーンだけで判断しないようにしてください。
それが最後のサインとなる可能性があるので、慎重に対応しましょう。

私の知る限り、子どものサインを見逃す愚かな親が非常に多いのです。
その結果、子どもが一生消えない傷を負い、親への信頼を無くします。

これだけは避けないといけないことです。



2.事実関係を調査する

子どもの話をよく聞いた後で、話をしてくれたことにまず感謝を伝えましょう。
そのうえで、あえて時間を置いてください。

子どもは勇気を振り絞って話しているはずなので、相当に疲れているはずです。
次の日は学校を休んで良いと伝えて、まずはゆっくり寝てもらいましょう。

そして次の日に改めて話を聞く場を設けてください。

今度は冷静になっているはずなので、時系列順に話を聞いてもきちんと話せると思います。

何がキッカケで加害者側がいじめを始めたのか。
そこからどのような嫌がらせ行為、暴行、傷害、窃盗などが発生したのか。
時系列表などを作って、正確に情報をまとめていきましょう。

このとき、証拠として集められそうな物的証拠があれば集めておくと良いです。



3.方針を決める

事実関係の確認が終わったら、本人の意向を踏まえて方針を決めましょう。

採り得る手段としては、以下の5つが考えられますが、状況に応じて他の手段も検討してください。

(1) 引っ越し + 転校(最も効果的な手段)
(2) 加害者側を追い詰めて徹底的に報復する
(3) 学校に相談して学校の方針に任せる
(4) しばらく様子を見る
(5) 卒業まで耐える

いずれを選んでも良いですが、必ず本人の意思を尊重してください。

本人の人生なので、親が勝手に決めるべきではありません。
親はあくまでも強力な味方という立場を貫いてください。

そもそも苛められっ子は、何度もいじめを受ける側に回るものなので、すべてを親が決めると本人の人生が好転しません。
どう対処するのかという論点については、本人が考えて、自分で決めないといけないことです。

念の為に、上記5つの選択肢について簡単に解説しておきます。


(1) 引っ越し + 転校(最も効果的な手段)

この方法が最も手っ取り早く、効果的です。

そもそもいじめの加害者が反省をしたり、改善をすることはほとんど期待できません。
いじめを行う人間というのは、何らかの人格的欠陥を持っていることが多く、その親も大抵クズなので、たとえ自分が悪いという客観的事実を突きつけられても、あの手この手で言い訳をします。
場合によっては親が逆恨みをして、より陰湿な嫌がらせをしてくることもあります。
これは冗談ではなく、よくあることです。

そんな人間を見るだけで虫酸が走るでしょうし、関わるだけでストレスが溜まります。
そういうクズと関わるよりは、引っ越しと転校を検討した方が効率的です。

私が親ならまずはこの方法を子どもに勧めます。
世の中には、徹底して関わらないようにする、徹底して距離を取る、という方法が最善な人間もいるのだと教える絶好の機会だと捉えます。


(2) 加害者側を追い詰めて徹底的に報復する

次に、徹底して相手を追い詰めるという方法もあります。
この方法は、暴行、傷害などの証拠が揃えられるときに効果的です。

刑法に列挙されている犯罪リストに載っているような行為を行ってきたら、まずはその証拠を揃えて、医師の診断書などを確保します。
それらの証拠を持って、警察に被害届を提出して、刑事事件として動いてもらいましょう。

その上で、弁護士などに依頼して民事訴訟を提起します。
このあたりは証拠の多さによって対応が変わると思うので、弁護士とよく相談して方針を決定してください。

目撃者などが多く、物的証拠を集めやすいような場合は、社会的に追い詰めてやれば良いと思います。
加害者側はただの犯罪者なので、容赦なく徹底的にやるべきでしょう。


(3) 学校に相談して学校の方針に任せる

穏便に済ませたい場合は、学校に相談して学校の方針に任せるという方法もあります。

しかし、あまり期待しない方が良いとも思っています。

学校側ができることなんてたかが知れているので、教員が双方の言い分を聞いて、喧嘩両成敗で双方謝って終わりにしようとしてくるだけです。
何の解決にもなりませんし、いじめはまた再発します。

それで本人が納得できるならいいですが、劣悪ないじめの場合は一方的に加害者側が悪いことが多いので、納得なんてできるはずがありません。

また、学校を通すと事実を隠蔽されることも多いので、学校の先生達が被害者側の味方だと思わないほうが良いと思います。
教員がいじめを何度も目撃していて、その上で黙認していた事例も多いですし、教員自体がいじめの加害者側にいたということもよくあることなので、私はあまりこの手段をオススメはしません。


(4) しばらく様子を見る

子どもが徹底抗戦をしたいという場合は、あえてしばらく様子を見て泳がせるという方法もあります。

いじめの事実を親に相談している時点では、まだ証拠が揃っていないことが多いので、子どもが「徹底して戦う」と決めたなら、あえて泳がせて証拠を集める期間を設けるのも一つの手です。

子どもと相談しつつ、加害行為の種類によってICレコーダーや小型カメラなどを用意して、証拠を集めていくと良いです。
証拠は多ければ多いほど有利なので、子どもの意思に従って丁寧に対応してください。
今後も被害を受けるのは子どもなので、親の意向だけで進めないことが大事です。

証拠が揃ったら(2)の手段に移行します。


(5) 卒業まで耐える

いじめの程度が低く、卒業まであと少しという場合は、卒業まで耐えるという方法もあり得ます。

暴力や窃盗などが伴わない単なる無視程度のいじめであれば、関わらなければ済む話なので、子どもも耐えられることが多いです。
親が自分の味方なのだとわかったら、意外とどうでもいいことに思えてくることも多いので、このあたりは子どもの意向を尊重しましょう。




上記5つの手段のいずれを選んでも構いません。
繰り返しになりますが、どの手段を選ぶにしても、子どもの意思を尊重するのが大事です。



4.原因を理解しておく

子どもと話し合って方針を決める際に、親として、いじめが発生した原因について客観的に考えておいてほしいなと思います。

私が過去に見てきた事例では以下のような原因が多かったので、参考までに。


(1) 子どもが内気で大人しい性格
(2) 子どもがASD又はADHD
(3) 誰かを守ろうとした結果標的にされた
(4) 学内の偏差値が低い
(5) 県民性・地域性の問題
(6) 子ども側が加害者だった

それぞれ解説していきます。


(1) 子どもが内気で大人しい性格

内気で大人しい性格の子は、いじめのターゲットになりやすいです。
そしてこれはすぐには解決できないので、今後も継続していじめのターゲットにされる可能性が高いです。

いじめというのは、自分より確実に弱い立場にいる人間か又は集団で確実に潰せるという相手にしか発生しないので、内気で大人しい性格の子は、真っ先にターゲットになります。
その他にも、体が小さい子や障害がある子なども同様に弱い立場にいるので、いじめのターゲットになりやすいです。

その場合、今後も学校に行かせるのが正解なのかという点を考える必要があります。
学校なんか行かなくても、今はいくらでも勉強する方法はあるので、通信制などの手段を検討すべきです。

無理に頭の悪い猛獣ばかりが生息している檻の中(学校)に行かせる必要はないと思います。

私が親なら、その子に合った学校を探します。
無いなら学校に一切行かなくて良いと伝えて、勉強する手段や環境を家の中で構築します。

私の経験上、学校の先生の授業がわかりやすかったという記憶がほとんどないので、勉強するという目的との関係では、ネットの予備校などの方が遥かに優れていると感じています。
それに、わざわざ犯罪者がいる学校に可愛い我が子を行かせる理由はないので、柔軟に対応したいところです。


(2) 子どもがASD又はADHD

我が子がASD又はADHD、又は何らかの精神的疾患を抱えている可能性も考慮すべきです。

この場合、いじめられる原因は我が子の発達障害又は疾患にあります。
ASDやADHDの子は、意識的又は無意識的に失言を多くしますし、一般的な学生とは異なった発想で行動します。
それが往々にしてかなり失礼な言動であったり、かなり迷惑な行動だったりするのです。
そのせいで他の学生が許容できないことがあります。

大人でもASDやADHDの人を許容することはかなり難しいので、他の子供達にそれを強要することはできません。
その場合もやはり、一般の学校に行かせない方が本人のためだといえるでしょう。

私もASDの特徴を強めに有する子どもでしたし、今でもそうなので、もし今10代に戻れるなら、普通の学校には行きません。
小学校・中学校をすべて不登校児として過ごすと思います。

ただ、勉強だけはします。
学校さえなければ、小学生の年齢で高校のレベルまでは終わらせられると思うので、18歳までアルバイトなどをしてお金を貯めて、東京一工のどこかに行くと思います。

私が親なら、そういう生き方もあるのだと子どもに伝えます。


(3) 誰かを守ろうとした結果標的にされた

他の子がいじめにあっていたから、それを守ろうとした結果、今度は自分が標的にされてしまったというケースもよくあります。
この場合は、まずは子どもを称賛してください。
私が親なら泣くほど誇らしいです。

このケースでは、本人に一切非がないので、子どもの意思を尊重して対応すれば問題なしです。
できればその正義感を失わずに大人になってほしいと願うばかりです。


(4) 学内の偏差値が低い

学内の生徒の平均的な偏差値が低いと、いじめがかなり頻繁に発生します。
私の周りの人たちから聞く限りでは、偏差値が72を超えたあたりからいじめがほとんどなくなります。
いずれも名門私立中学又は名門高校ばかりです。

そのくらいのレベルになってくると、中にいる学生たちが皆賢いので、いじめという犯罪行為に手を染めないのです。
人間として当たり前の理性を持っているので、他者の個性を受け入れるか、又は深く関わらずに距離を保つという大人な対応ができます。

一方で、偏差値が低い学生の場合は、人間よりもサルやチンパンジーなどの動物に近い行動をとることが多いので、弱い者をいじめるという犯罪行為に手を染めやすいです。
その他にも、お酒、タバコ、薬物などにも手を染めやすいので、そういう集団に子どもを属させるメリットがほとんどありません。

実は私が通っていた小中学校(公立)は、たまたま年代が悪い時期で、学生の平均的な偏差値が非常に低い状態でした。
読み書きができない子がかなり多くいましたし、同学年の2割程度が何らかの犯罪者(窃盗、暴行、傷害、監禁、強盗、薬物使用などいろいろいました)という悲しい学校だったので、それはもう酷い有り様でした。
今はもう関わりなどはないですが、間接的に聞く限りだと、そういう犯罪者(同級生)たちは今でも酷い人生を送っている人が多いです。

そういう人間が多く存在している学校に、可愛い我が子を預けるリスクをよく考えた方が良いと思います。

子供の頃、ある程度裕福な家庭の子たちが、皆一斉に中学受験をし始めたのですが、大人になった今ならその理由がよくわかります。
あんな小学生・中学校に行かせるのはリスクしかないと親が判断したのでしょう。
今思えば、素晴らしいご両親たちでした。


(5) 県民性・地域性の問題

私は北海道・沖縄を除いて、すべての都府県に仕事で行ったことがあります。
関わる深さの濃淡はありますが、その地域性くらいは肌で感じてわかっているつもりです。

そのうえで思うのは、それぞれの都道府県及び地域で、住民の個性が全然違うということです。
自分勝手な人間が多い地域、犯罪者が異常に多い地域、運転が非常に荒い地域、お金持ちが多い地域、賢い人が多い地域など、本当にいろいろな個性があります。

その個性の問題で、いじめが多く発生しているということもあり得ます。
私の住んでいた地域はまさしくそんな感じの地域で、ド田舎だったので余所者へのいじめが頻繁に発生している地域でした。
隣町の人間にすら敵対心をむき出しにする始末で、よくお祭りなどの行事で大人の男同士が殴り合いの喧嘩を始めて、警察に逮捕されたりしていました。
運転も非常に荒く、飲酒運転も多いので、交通事故もかなり頻繁にあって、死亡事故も記憶している限りで少なくとも3件以上発生しています。

そういう地域なので、極めて気性が荒く、キレやすい人が多いです。
体に入れ墨が入っているような怪しい大人も何人もいたので、ある意味異常な場所だったのだと思います。

そういう場所に住み続ける合理性はほとんど無いはずです。
よって、地域性や県民性が原因だと思うなら、すぐに引っ越すべきだと思います。


(6) 子ども側が加害者だった

これもよくあるパターンで、最終的ないじめの被害者ではあるけれども、元々は自分の子どもがいじめの主犯格で、被害者の子が別にいたというケースがあります。

この場合は、すぐにその被害者の子の家に行って、子どもと一緒に土下座しましょう。
そして、我が子をこれでもかというほどボコボコに殴り倒しましょう。

私が親なら骨折させるくらいの覚悟でぶん殴ります。
そのうえで、何時間でも、何日でも、説教し続けます。
自分よりも弱い立場の人間、自分よりも力の弱い者を、自分の腕力や態度で威圧し続けることが、どれだけみっともない生き方で、どれだけ情けないクズの所業なのかを思い知らせます。
それでもなお反省がないなら、親として始末をつけないといけないだろうなと覚悟します。




以上、6パターンほど書きましたが、他にも原因があるかもしれません。
その原因に応じて、適切な対応をしましょう。



5.証拠を集めて被害届を出す

子どもから話を聞いて事実関係を確認したところ、どうやらうちの子は完全に被害者のようだぞというケースで、かつ、子どもが徹底して戦うという意思を固めている場合は、証拠を集めましょう。

証拠が揃ったら、その地域を管轄する警察署に行って、暴行・傷害・窃盗などの犯罪に応じて、適切な部署に相談しに行ってください。
そのうえで被害届をしっかり提出しましょう。

地方の警察署にはポンコツ警官がかなり多くいますので、被害届を受理しないと言い出したり、加害者もまだ子供だから許してやってよとか理由のわからんことを言い出すかもしれませんが、その場合は毅然とした態度で強く主張してください。

ただ、私の見てきた範囲では、証拠をしっかり揃えている場合は基本的に受理してくれます。

警察が受理しないケースのほとんどは、証拠が全然揃っていない場合(本人の感想でしかない場合)です。
だからこそ、証拠が重要です。

暴行や傷害なら、医師による診断書や目撃者の証言などが重要です。
カメラで撮影した動画などがあると尚良いです。
診断書もかなり強い証拠になるので、加害者などから傷害を受けた場合は、すぐに病院に行って、診断書を書いてもらいましょう。
診断書を書いてもらうときに5,000円~10,000円ほどコストがかかりますが、その程度のコストは必要経費です。

その他、最近増えているネット掲示板等での嫌がらせ投稿などについては、発信者情報開示請求という手段で、誰が投稿を行ったのかを調べることができます。
このあたりは弁護士に依頼すればすぐやってくれるので、IT分野に強い弁護士を探して対応してもらってください。
弁護士の知り合いがいない場合は、ネットで検索するか、ひまわりに電話をして相談をしてみると良いです。



6.学校及び教育委員会に乗り込む

警察が無事に被害届を受理してくれたら、通常は捜査が開始されます。

いじめの加害者の場合は犯人の特定も極めて容易なので、基本的には加害者宅に警察官が行ってくれます。
そのまま任意同行又は後日任意で警察署に出頭してもらって、事情聴取が開始されます。

このタイミングで学校や教育委員会などに乗り込んで、集めた証拠を開示しつつ、どんなに酷いいじめが発生していたかという告発をすると良いと思います。

もちろん軽い喧嘩程度のケースまで刑事事件にするのは違うと思いますが、集団による傷害罪に該当するようないじめはただの犯罪なので、学校と教育委員会に苦情を申し立てるのは当然のことだと思います。

念の為もう一度書いておきますが、軽い喧嘩や仲違いレベルで刑事事件にするのは違いますからね。
あくまでも、劣悪ないじめの場合です。

傷害事件等として捜査が進んでいるのであれば、学校も教育委員会も慎重に対応せざるを得ないので、嫌でも動き始めます。

ただし、信頼と期待はしないようにしましょう。
彼らに決断力などは無いので、大抵は捜査の結果や訴訟の結果が出るまでのらりくらりやり過ごして、問題を先延ばしにすると思います。
教頭や校長が任期満了間近(異動間近又は定年退職間近など)の場合は特にそういう態度を取るでしょう。

相手は全くの他人ですし、自己保身もありますから、被害者側の思い通りにはいかないです。
他人に期待しても仕方ないので、最初からある程度諦めておくと良いです。

加害者側に対する法的処置は、自分自身でしっかり最後までやるという前提で行動すべきだと思います。
被害届を取り下げたり、訴訟を取り下げるのは最終手段です。
私が親ならよほどのことがない限り和解には応じませんが、ケースバイケースで柔軟に対応していってください。



7.引っ越す

徹底抗戦を始めた段階で、私なら家族で別の場所に引っ越します。
ただし、住民票はしばらく移さないようにします。
なぜなら、加害者側の誰かが逆ギレしてきたり、復讐してくる可能性があるからです。

私の知る限りの話ではありますが、いじめの加害者が心から反省して、謝罪をして、二度と同じ過ちを繰り返さないなんて事例は見たことがないです。
ほぼ全員が自分は悪くない、悪いのは被害者側だ、いじめをしたつもりはない、ちょっとからかっただけ、などの発言を平気な顔でします。
その親も同様です。
むしろ自分は被害者だと言い始める加害者も多いです。

加害者の連中は、普通の感覚や常識などは持ち合わせていないことがほとんどなので、普通の人間と思わない方が良いです。
徹底的にやっつけると決めたのであれば、自分たちの住んでいる場所がわからないようにして行動すべきだと思います。

子どもにもその点をよく説明して、友達にも教えないようにと伝えておきましょう。
すべての訴訟が完了して、決着がつくまでは、身を隠しつつ生活するつもりでいてください。
それくらいの覚悟で戦った方が良いと私は思います。

こういうのが面倒ならば、早い段階で和解で終わらせて、他県に引っ越せば良いです。



8.子どもの学力を上げる

今後の人生を考えると、我が子の学力を上げておいた方が良いです。
引越し先や転校先でも同様にいじめにあう可能性があるからです。

中学に上がる段階、高校に上がる段階で、より偏差値の高い学校に行けるようにしてあげましょう。
それが結局は子どもを守ることになります。

ただ、これは本人の努力も必要不可欠なので、本人が勉強の必要性に気づかないといけません。

また、親が子ども以上に馬鹿だと話にならないので、親自身も勉強をやり直すべきです。
子どもが勉強をしない家庭の多くでは、親も勉強をしていないことが多いのです。
親の背中を見て子どもは育つので、まずは自分が子どもの模範となる大人になってください。

そうやって良い背中を見せていれば、子どもも勉強をしてくれると思います。




ということで長くなりましたが、私が考える「子どもがいじめにあったときにやるべきこと」は以上です。


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