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改めて「何もしない」をする

先日「お昼休みによくスタバへ行く」という内容のnoteを書きました。

これ、実は最近始まった習慣で、その前までは別のお店に行っていたんです。
悲しいことに最近閉店してしまったんですが、それまでは出社日のお昼休みは、毎回そこで過ごしていました。

店内にそこそこ広いイートインスペースがあって、購入したお弁当やお惣菜を、そこで食べることが出来たんです。
12時を過ぎると混雑し始めるので、早めの時間にお昼休憩に出るようになり、閉店後の今も「早めの昼食」の習慣は根付いたままです。

お弁当の美味しさや、イートインスペースの居心地の良さに加えて。
もうひとつ好きだった点が、オーガニックコーヒーのマシンが設置されていたことでした。
お弁当を食べ終わったらコーヒーを買って、飲みながら時間まで本を読む。そんなお昼休みを何度となく過ごした場所として、今でも恋しくなることがあります。

前置きが長くなりました。
今回のnoteは、そのコーヒーマシンの思い出話です。


ある日のこと。
いつも通りコーヒーマシンに紙コップを設置して、お金を入れ、コーヒーが出来上がるのを待っていた時。
その待ち時間を「長いな」と思ったんです。

これは別に「#コーヒーが好きすぎて」ではなく。
それまで何度も同じマシンでコーヒーを購入しているのに、その日だけ「長い」と感じたのは何故だろう。
出来上がったコーヒーを手に席へついたところで、ふと不思議に思いました。

で、翌日。
コーヒーマシンで商品選択ボタンを押した瞬間から、出来上がって紙コップを取り出せるようになるまでの時間を、iPhoneのストップウォッチ機能で計測してみました。
完全に興味本位です。

結果は39秒28。
ピー!の音が聞こえた瞬間にストップウォッチを止めたので、実質40秒と言っていいでしょう。

これが例えばウェブサイトを見ている時なら、次のページが表示されるまでに40秒かかると「遅い」と感じるのも心情的に理解できます。
しかし今回のコーヒーマシンの場合は、憤るほどの長さではないはず。


でも、少し考えたら分かりました。
計測結果を待ちながらわくわく過ごす40秒は、決して長くなどなかった。
そして前日の自分は、仕事でやるべきことが重なっていて「どの順番で片付ければ一番効率が良いか」と、お弁当を食べながら考えていた。
単純に、気持ちに余裕が無かったわけです。

それに気付いてからというもの。
コーヒーを待つ40秒が、自分の感情を観察する時間になりました。
何もせずに「ただ待つ」ことが難しいくらい余裕が無いなら、ひっそりと深呼吸。
そうすると心が凪いでくれる、という個人的なライフハックです。


思い出しながら書きつつ「最近うまく感情を観察できてないかも」と思い至りました。
あのコーヒーマシンはもう無いので、どこかで意識してそういう瞬間をつくったほうが良いかもしれない。
忙殺されるとすぐに忘れてしまうので、日常のどこかに習慣として組み込めないか、考えてみます。

週明けお疲れさまです。
今日も良い日になりますように◎




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