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車中泊で、桜🌸と日本一周。34県目・秋田編。「Any bad kids?」 桜と菜の花満開の男鹿半島で「なまはげ」体験!


 
 
お昼に秋田に入りました。お腹が空いた2人はまずはサクッとグルメ調査。道の駅で何気に稲庭うどん注文したところ、これが大当たり!
稲庭うどんは日本三大うどんのひとつですが、オットと妻はこれまで乾麺のものしか食べたことがなく、生の麺ははじめて。平たいきしめんよりさらに細く、素麺よりは太く、もちもちしたグミのような食感が、クセになる!

稲庭うどん


この「象潟(きさかた)ねむの丘」は東北最大と言われる大きな道の駅で、展望温泉は21時まで、館内レストランも18時半まで開いています。向かいにはガストもあり、夜遅くても安心、絶賛オススメです!

道の駅 象潟ねむの丘


本庄公園(本庄城跡)からは、鳥海山と桜の写真が撮れるかと期待するも、白くかすんで見えない。


今夜は、ポー電(ポータブル電源)の充電日につき、秋田市にある「みんなの実家」という民泊に泊まりました。
 
人間の元気も充電して、翌朝は男鹿(おが)半島へgo!
感動したのが、「桜・菜の花ロード」。ここはホントに信じられない美しさ……。

桜・菜の花ロード

この景色が11kmにもわたって、途切れることなく延々と続きます。車で走り抜けるのが気持ちよすぎます。まんなかあたりの盛りの多いところでは沿道に停泊する車が渋滞していました。観光バスも停まっています。きっとツアーがあるんですね。
 

そして本日のメインイベントは、「なまはげ館」と「男鹿直山伝承館」! 

……

ちょっと(かなり)異空間です。

かなり不思議な場所

1日数回、なまはげの体験(?)があるということで、10時半からの回に参加することにしました。
 阿波踊りのように、草津温泉の湯もみのように、「舞台(ステージ)」を見るのかな?……と思いきや、案内されたのは、一軒の藁葺き民家……
この家のなかに入れ、と。

なまはげを体験する家

つまり、民家の中で、家にやって来るなまはげをリアル体験するのです! 

ここに座ってしばし待つ

……こっ、これはテンション上がるわ!
 
なまはげは、毎年、大晦日の夜に男鹿半島のほぼ全域の集落で行われている行事だそうです。囲炉裏のそばで火にずっとあたっていると手足にできる火斑(低温やけど)を「ナモミ」といい、「ナモミを剥ぐ」がなまって「なまはげ」、つまり怠惰を戒めるのが「なまはげ」なんだそう。
なまはげは、その年にお産や不幸があった家は避けるため、先立人がまず「なまはげ、来たす」と家の者に知らせます。主人が「よく来てけだすな」と迎えると、2人のなまはげが玄関でしこを踏むすごい音と唸り声が!
そのあと勢いよく戸が開いて「なぐ子はいねが! 怠け者はいねが!」の大声と共に、なまはげが家の中に入ってきます。

なまはげが入ってくる

家の建具を開け閉めしたり、叩いたりする轟音(邪気を払うらしい)、とにかくすごい音がするのに観客は完全にドギモを抜かれます。
家の主人は、酒と肴を出して、神様の使いであるなまはげをもてなし、今年の作物の出来や家族の状況などのやりとりがはじまります。

なまはげをもてなす

最後は、観客、一人ひとりに、「しっかりやっどるか!」と恫喝しながら部屋を歩きまわるなまはげ。怖いです。思わず「ハ、ハイ! がんばります!」と言ってしまいました。子どもならマジちびるレベルにビビると思います。

迫力満点のなまはげ…

いやー、一生モンの体験でした……

地区によってさまざまな、なまはげが勢揃いしている

……

八郎潟は、八郎太郎の伝説が残る干拓地。広い平坦な土地とまっすぐな道路が地平線まで続いていました。

八郎潟
どこまでも続くまっすぐな道

春の男鹿半島をあとにして、2人を乗せたキャン吉は、青森へと向かいます!   










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