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車中泊で、桜🌸と日本一周。31県目・福島編。まちに歴史が息づく会津の桜。



 夕べは雨につき、急きょ大江戸温泉物語東山グランドホテルに宿泊したオットと妻。
毎日その土地その土地の、おいしいものばかり食べてるふうの投稿をしていますが、晩ごはんはめっちゃ質素。昨晩は一泊二食バイキングで盛大に飲んで食べて、いつもの食生活とのあまりに違いに、お腹が少々驚いています。。。(すぐ体調に変動がくる世代)

福島の会津若松に着いたとたん、まちじゅうに桜が咲いていてテンション爆上がり、狂喜乱舞です! ここにきて、ようやく桜前線に追いついたのでしょうか!

最近、ネット調べだけでなく、観光案内所や現地に直接電話をかけて、桜の開花情報を確認しているオット。ネット上では「散りはじめ」と書かれていても、電話では「桜? もう終わってますよ」と言われてガッカリすることが多かったのが、「いま満開です!」との返事がかえってくると、思わずガッツポーズです。

会津武家屋敷

会津武家屋敷は、東山温泉を出てすぐのところにありました。表にものすごくたくさんの桜が咲いているので、すぐにわかりました。

ここは見取り図が残されていた会津藩の老中家老の家屋敷を忠実に復元させた歴史ミュージアム。そのあまりにも広い邸宅、それぞれに役割を定められた部屋の配置など、リアル武士の生活に興味津々でした。

式台玄関

式台は、身分の高い人が出入りする際に、土間に降りることなくかごに乗れるように、玄関の土間と床の大きな段差の間に設置された板のことだそうです。

ここはとにかく桜がすごくきれいに咲いていました。

なんと美しい

会津で次に訪れたのは飯盛(いいもり)山です。有料の動く坂道、スロープコンベアで山の上まで上がります。

幕末維新、戊辰戦争のとき、会津の武家の男子を集めて結成された少年部隊(16~17歳)白虎隊士は、敵に追い詰められ、玉砕か、鶴ヶ城への帰城かを迷い、この山で鶴ヶ城を見ながら自刃したという、悲しい物語を秘めた場所です。

鶴ヶ城をのぞんで…

というわけで、えっ、どこ? どこに鶴ヶ城が見えるの? とその場に居合わせた者みんなで視力検査がはじまるのですが、あらかじめ位置を知っていないと、肉眼で発見するのはなかなか難しいようで……。
カメラのズームで見るとこうなります。

飯盛山から見える鶴ヶ城


そして、 飯盛山のもう一つの名物が、摩訶不思議な建物、さざえ堂です!
こんなけったいな建物を見逃すわけにはいきません!

会津さざえ堂

世界的にも珍しい建築形式だそうで、ぐるぐると上まで上がると、今度はぐるぐると下っていくのですが、さっき上がってきた道ではなく、裏側の別の出口に出ます。つまり二重螺旋構造になっているのですが、一体どうやってつくったんでしょう???
 

そして最後に訪れたのは、NHK大河ドラマ『八重の桜』の舞台にもなった(白虎隊士も見つめた)、東北屈指の名城・鶴ヶ城!

鶴ヶ城

鶴ヶ城はさくらまつりの期間中でした。今日もたくさんの人が訪れ、賑わっておりました。

さくらまつりの真っ最中


昨日の豪遊でお腹はあんまり空いていなかったのですが、お昼は郷土料理のわっぱ飯と会津蕎麦を、2人で分けて食べることに。
わっぱ飯は薄い木の板をで丸く形つくったおべんとう箱にご飯や食材を入れて、ほかほかにあたためた料理です。具もさることながら、なによりもご飯そのものがおいしい。

「田季野」の輪箱飯(鮭)

会津蕎麦は、かつおぶしがたっぷりかかった冷たいおそばを、ネギを丸かじりしながら食べます。 ふだんネギの丸かじり文化がないので抵抗はありますが、ネギの辛みが効いておいしい。

会津蕎麦(ささっているのはネギです)

「田季野」さんは古い民家をそのまま食事処に活かしておられて、店内を見るのも興味深いですが、会津にはこんなお店があちこちにあるようで、歴史がまちに息づいているようすがわかります。

田季野

雪を抱いた磐梯山に見送られながら、2人を乗せたキャン吉は、新潟方面へと向かいます! 

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