マガジンのカバー画像

文フリ出店あれこれ

58
大阪文フリに向けて動き出してます!
運営しているクリエイター

記事一覧

モーゼに割られた海の気持ち【文フリ広島 当日編】

モーゼに割られた海の気持ち【文フリ広島 当日編】

東京から夜行バスで12時間かけて降り立った広島で、まさか自分がこんな気持ちになるとはまったく想像していなかった。
一週間前の記事では「めっちゃいい位置!イエーイ!」とか書いていたのに、お客さんたちが、私たちを真ん中に綺麗に両サイドに流れていく。
なすすべもなく見ていると、モーゼに割られた海のような気持ちになった。
よりにもよってなぜここを干上がらせようと思ったのだろうか。

目の前でお客さんが左右

もっとみる
包み紙をラミネートする時代【文フリ広島 前日編】

包み紙をラミネートする時代【文フリ広島 前日編】

「文フリ広島の日さ、あっちゃんの家に一緒に泊めてもらおうよ!」
「え、大丈夫ですか?あっちゃんさんがいいならありがたいですけど……」
「あっちゃんOKだってー!!!」
「マジですね?それならお言葉に甘えてしまうけど、本当の本当にいいんですね?」

そんなあまりにも軽やかなノリに流されて、私は文学フリマの前日にとき子さんのお友だちのあっちゃんのおうちに泊めてもらうこととなった。
あっちゃんにとっては

もっとみる
号泣する準備はしていなかった

号泣する準備はしていなかった

広島。
第二の故郷。
ママ友の枠を超えし友人たちが集う、そこはまさに我が心のオアシス。

広島1日目。
娘が幼稚園生の時に仲が良かった子供達と集まる。
子供達、デカくなりすぎてお互いモジモジしてらっしゃったが、母たちはそんなことはお構いなし。
「なんか2週間前にも会ってる気がするのなんで」と首を傾げながら、2年前と全く同じテンションで会話が弾む。

12時に予約をしていた店で、4家族揃うのに30分

もっとみる
文学フリマ広島には、魔物と神様と奇跡とPが渋滞してました

文学フリマ広島には、魔物と神様と奇跡とPが渋滞してました

2月25日(日)文学フリマ広島6参戦。

23日(金)の早朝から娘と共に広島入りしまして、文フリ当日まで広島時代の友人たちと浮かれまくって、ちょっと文フリのことを忘れるほど浮かれてたとき子ですこんにちは。
つるちゃんとも前日合流、笑いすぎて体力のほとんどを使い尽くした感もございました、その辺のことは後日談として2万字にするとして(本当にやりそうな自分がコワイ)
文学フリマ広島、無事終了しました!

もっとみる
私たちはどうイキるか

私たちはどうイキるか

文学フリマ広島まで、残り約一週間。
本日2月17日、土曜日。
あと8日後の2月25日(日)には、我々は広島にいる。
嘘でしょう?
ついこないだまで「あけおめ、ことよろ」とか言ってたくせに。
光陰矢の如しとは言うけれど、せめて矢じゃなくて紙飛行機くらいに速度を落としてくれないものだろうか。

文学フリマ広島は、規模としてはこれまで私たちの出たことのある東京や大阪ほど大きくはない。それに加え駅から会場

もっとみる
ちゃんリンシャンで宣伝したつもりになってます

ちゃんリンシャンで宣伝したつもりになってます

いよいよ今週末が、文学フリマ広島です。
今週末!
慌てましたよね。
何に慌てたって、『つるる&とき子の本を作る理由』全然印刷できてなかった。
余裕ぶっこいていたんだけど、
「もう広島着いちゃったのに、印刷してなかった!」
「もう広島来ちゃったのに、売る本1冊も持ってきてねぇや!」
って夢を何度か見ました。
潜在意識っつーのはすごいですね、そんなに気になるなら早く準備しろって話です。

話は変わるん

もっとみる
つるるとき子書店・広島進出のお知らせ

つるるとき子書店・広島進出のお知らせ

先日コソッと予告してしまったのですが、文学フリマ広島にとき子さんと出ます!

文学フリマ広島6
開催日:2024年2月25日(日)11:00~16:00
開催場所:広島県立広島産業会館 東展示館 第2・第3展示場
ブース名:つるるとき子書店
入場料:無料

ポスターはこちら!

とき子さんのファースト作品集『なけなしのたね』はもともと、一昨年の文学フリマ広島で披露されるはずでした。
ところがコロナ

もっとみる
文フリ広島でお会いしましょう

文フリ広島でお会いしましょう

巷でユニットを組んでると噂の、つるる&とき子のとき子の方です、こんにちは。
いや、そんな垣根を作ってるつもりはありません。
好きなように、好きな時に、好きな場所で、それぞれ翼を広げられるがモットーです。
その自由な感じが本当に心地よくて「また一緒に飛びましょう!」となりまして、2024もこりゃウキウキが止まらない!

そんなわけで。
次の文フリは広島を目指すこととなりました!

なぜ広島かといえば

もっとみる
本の一枚  2

本の一枚  2

やっと訪れた読書の時間。

と、昨年末もまったく同じ時期に、まったく同じことを書いてました(笑)
本は、今よりももっと暖かい時に手に入れていたのです。が、なかなかまとまった時間が取れず、いや、少しずつ読んではいましたが、本は本棚に置く時間が多いままになっていました。

が、今年も冬将軍がやってきたこの時期にまとまった時間が到来する始末。また年末に読書タイム、です。

小雑誌『umineko』ウミネ

もっとみる
文庫本が110円で手に入る時代に、本を買ってくれる人がいること

文庫本が110円で手に入る時代に、本を買ってくれる人がいること

かれこれ三年、本を売っている。
自分が書いた文章をまとめて、表紙を描いてもらって、ゲストに協力を仰いで。
そうして三年間で三冊の本を作って、文学フリマのようなイベントや自分のネットショップなどで売っている。

もともとは形を持たない、頭のなかをぼうっと漂っていたものに、活字をまとわせ紙に刻み、ひと塊にして世に送り出す。
その作業自体は、とても楽しい。けれど本に値段をつけることは、毎回とても恐ろしい

もっとみる
棚貸し本屋の店番日記 #10 イベント振り返りのこと

棚貸し本屋の店番日記 #10 イベント振り返りのこと

ビールが呑める大人の図書室。

夢オチの可能性を残しつつ、数年後の実現を目指しながら、西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。

先週末に開催したイベント 「まつりのあとのお茶の時間」は無事に終了致しました。
お越し頂いた方への感謝が尽きぬ中、時間か経つと、直後には気付かなかった反省が出てきました。備忘のために残しておきます。

玄人衆には当たり前かも知れませんが、初めて企画・運営する者にと

もっとみる
西日暮里の騎士団

西日暮里の騎士団

さあみなさま、恒例の「とき子さんと遊んだ自慢」のお時間です。
5000字ちょっとあります、ご覚悟を。
何も考えずに時系列順に書いてる日記です、ご覚悟を。

思えばとき子さんが東京にくる一週間前あたりから、私はずっとソワソワしていた。
とき子さんとしたいこと、とき子さんに食べてほしいものがあまりにも多すぎるのだ。

【おもてなし前夜】

秋映を食べてほしい。毒りんごみたいな紫寄りの赤色をしているけど

もっとみる
文フリ、西日暮里にて

文フリ、西日暮里にて

文フリ会場にはあまり居られなかったけれども、こーたさんに、会っちゃった。ウフフ。詳しくはこちら。

しおりをいただきました。

「みんなの居場所、作ってます」
すてきなキャッチコピー。
わたしにとって、ある意味「みんな」のいる場所が澁澤の「日本作家論集成」なので横に置いてみた。

こーたさんとお会いしたのは、メンタル道場つるるとき子書店の前。

そして、あの広い会場、あの人混みのなか、偶然にもお会

もっとみる
ひょっとしてメンタル道場【文フリ東京 当日編】

ひょっとしてメンタル道場【文フリ東京 当日編】

さんざっぱら大騒ぎしていた文学フリマ東京も無事終了。
「つるるとき子書店」にご来店いただいたみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

誰が来てくれたのかな?と気になる方は、とき子さんの大興奮な記事にヒントが散りばめられているので、ぜひそちらをお読みください。
もう、すごくたくさんのnoterさんが来てくれてとっても嬉しかったです。
あまりにもはしゃぎすぎて、翌日喉が筋

もっとみる