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感じたことや気になること、物語の話など。

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最近の記事

【映画】インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

鑑賞の終盤で滲んだ涙は、映画の内容というより(そちらもそれなりに情緒に触れるものではあったのだけど)「これで本当にこのシリーズが終わるんだ」という感慨故だったかもしれない。 第一作「レイダース/失われたアーク」の公開が1981年。 そりゃまあジョーンズ博士も年を取ります。 作品数は多くないのだけど、40年を超える長期シリーズとなりました。 シリーズ旧作を鑑賞したのは子供の頃。(※劇場公開時ではない) 当時はレイダースマーチをバックに繰り広げられる画面の中の大冒険にワクワク

    • 【映画】ワース/命の値段

      知っているようで知らなかった「9.11」の話。 本作と前後して「フェイブルマンズ」「オットーという男」「生きる LIVING」など、ヒューマンドラマ系の作品を鑑賞しましたが、個人的に一番泣けたのは本作でした。自分でも予想外。 映画のメインテーマは「被害者への補償を巡るドラマ」なのだけど、その前提となる「アメリカの人々に、あの出来事が及ぼした影響」の描写が心に刺さった。 知っているつもりで、本当はさほどわかっていなかったこと。 当時、日本国内でも大きく報道され注目を集めた

      • 【映画】フェイブルマンズ

        一文感想:母親は息子にとっての永遠のヒロインってことかな (以下、核心的なネタバレは避けています。ストーリー展開については雰囲気程度) 腕時計を忘れたので途中で時間を確認できずに鑑賞したのですが、2時間半超の映画が体感1時間半くらいで、展開としても「え、ここで終わり!?」というタイミングでサクッとエンドロールが始まったので素でびっくりしました。 前後編じゃないよね。みたいな。 (それはそれで、ここからの後編の需要も結構あると思うけど) ただ、物足りなかったわけではなく充

        • 【映画】バビロン(ネタバレ無し:よろしければ鑑賞前の参考にしてください)

          上映時間が3時間超ということもあり、タイミング優先で先日、あまり予備知識のない状態で鑑賞。 その結果として、鑑賞を迷う人や観る予定の人に事前注意を述べたくなった。 「元気な時でないと観るのしんどいタイプの映画かな」とは思ったけど、想像以上だったわ。 個人的には「一見の価値あり」だったと思ってますが、レビューの類で見事なまでに賛否両論になっているのもよくわかる。 予告で全体的なテーマは伝わると思いますが、予告のイメージよりもだいぶ、どぎつい映像が多いです。 シーンにもよるけ

        【映画】インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

          空に向かう

          空に向かう

          【映画予告】ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

          いろんなことがあって撮影も延期が重なったりしてましたが、ようやく公開が近付いてきましたね。 数ヶ月前にこちらの予告を見た時は、初見でグリンデルバルトを認識できなかったのですが。 素でグリムソン(魔法省に居るグリンデルバルト配下の人)かと思った。 髪型や髪の色も違えば、印象的なオッドアイも封印。 ビジュアルイメージは意識的に寄せなかったということか、結果的にジョニーデップ版より落ち着いたというか、ちょっと初老感があるような。 ダンブルドアの方が今作で老けたような気がするのは、

          【映画予告】ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

          【映画予告】ザ・ロストシティ

          6月公開なのでまだ先ですね、こちら。 サンドラ・ブロック、最近は制作の仕事も結構なさっているようで。 こういう、ちょっと騒がしい感じの巻き込まれ型ヒロインは、彼女の王道のひとつというイメージ。 ヒーロー役?のチャニングテイタム、この方についてはあまり存じ上げないのですが、この映像だと何かと山本耕史に見えてくるのは私だけでしょうか。 そしてハリーポッターことダニエル・ラドクリフ、「グランドイリュージョン」を彷彿させる悪役ですね。そりゃ髭も伸ばす。 なかなか過去のイメージを

          【映画予告】ザ・ロストシティ

          【映画】オペレーション・ミンスミート

          バトルアクション無しの「オフィスワーク型」スパイムービー。 派手ではないけど良作だと思います。 若干内容が込み入っているところもあるので、社会系や歴史系が好きな方のほうがよりお勧めかと。 ただまあ歴史好きじゃなくても、映像としてはいわゆるイケオジ豪華競演なので、そちらを目当てにされるのもまた一興でしょうか。 主役を演じるのはコリン・ファース、最近だと「キングスマン」のハリー役や、「英国王のスピーチ」のジョージ6世役で知られる有名俳優。 その上官を演じているジェイソン・アイ

          【映画】オペレーション・ミンスミート

          【映画予告】ナイトメア・アリー

          映画館で予告編に遭遇。 ちょっと怖そうなので(笑)今のところ鑑賞予定はないですが。 ただ、この冒頭に登場するブラッドリー・クーパー、意図的にインディ・ジョーンズにビジュアルを寄せたわけじゃないってこと? (当記事の本題はコレです) 無意識的に見覚えのあるものと結びつけただけかもしれませんが。 でもだいぶ似てない? 「世界の神秘が待っている」という字幕といい、このあたりは偶然とは思えず。 ただこの後でデルトロ監督の名前が出るから「じゃあ違うか」と判断は出来るし、このキャ

          【映画予告】ナイトメア・アリー

          【映画】ウエスト・サイド・ストーリー

          ※一応核心的なネタバレは避けますが、概要ならびにハッピーエンドかそうじゃないかくらいは書きます。  ただ、この映画の売りはストーリーではないと思うので、むしろここに書いたことくらいはご認識のうえで鑑賞いただくのもよいかなと思います。 元ネタの「ロミオとジュリエット」を含め、大体のストーリーは把握している上でどのくらい楽しめか確信はなかったものの、周りの評判も良かったので見て参りました。   結論、ストーリーを知っていてもそれ以外の部分で充分に楽しめる作品でした。 個人的には

          【映画】ウエスト・サイド・ストーリー

          【映画】ハウス・オブ・グッチ

          (※ストーリーは概要に触れているのみなので、ネタバレは紹介記事程度のみのはず) ラストにテロップのみで説明される顛末を読んで、改めてこの話がほぼ実話なのだというインパクトを噛みしめました。 世界に名だたるファッションブランドのお家騒動と愛憎劇。 内容が内容だけに、登場人物が権力や富を失ったり、力関係の大逆転が生じたりするのだけど、それらの「転落」が割と淡々と描かれるのが特徴的に感じました。 裏切られて激昂するようなシーンはあっても、次のシーンではサクッと未来に進む。 最近

          【映画】ハウス・オブ・グッチ

          【映画】ウエスト・サイド・ストーリー(公開前に思うこと)

          なぜ今リメイク、そして何故スピルバーグが、と思ったけど、まず海外での公開後の評判は良いようで。 ストーリーは完全に決まってるわけだから、見せ所は映像や演出そして歌やダンスですよね、たぶん。 もはや古典みたいな存在に感じるけど、考えてみたら小さい世界での民族紛争と復讐の連鎖の悲劇の話ではあるわけだ。 だからこそ今のアメリカで発信したい内容だったりするのかな。 スピルバーグ監督が「この作品が私のキャリアの集大成です」とかコメントしてる映像を見かけた時は正直「どこが?」と思

          【映画】ウエスト・サイド・ストーリー(公開前に思うこと)

          ミステリと言う勿れ(ドラマ:第1〜2話鑑賞後)

          こちら、初回90分放送に続き、第2回が終了しましたね。 それなりに好評のようで、原作好きとしては嬉しい。 初回から「さもレギュラーキャラであるように見せていた遠藤憲一を1話で使い捨てる」という所業を見せたことでも巷の話題をさらっていましたね。笑 前の投稿でキャスティングに驚いてた理由がこれでしたが、さすがのエンケンさんで迫力も見応えも素晴らしかったです。 なんという贅沢。さすが月9。 そして今回の第2話、バスジャックのエピソード。 この話は丸々2回に分けるだろうと思ってい

          ミステリと言う勿れ(ドラマ:第1〜2話鑑賞後)

          【映画】キングスマン:ファースト・エージェント(鑑賞後感想)

          ※ストーリーの結末に関するネタバレは含みませんが、個別のシーンやエピソードには多少触れます。 公開前に1度話題にしましたが、こちら無事鑑賞してきました。個人的には非常に良かったです。 過去作に比べると堅めで過激さに欠ける、という評価もあり、シリーズのファンでも多少賛否が分かれているようですが、残虐・グロ系の描写や露骨な性的表現も得意ではない自分にはそこも含めて丁度良かった。 (いや、それでも充分過激な描写はありますよ。今時の映画に珍しいくらいバンバン人死ぬし) 「じゃあな

          【映画】キングスマン:ファースト・エージェント(鑑賞後感想)

          ミステリと言う勿れ(ドラマ)

          ※原作の内容には触れますが、推理のネタバレ等には重々注意して書いてます。 ※画像は本編と関係ないようであります。ドラマを観ていただければ。 先日の記事では主観と想像のみで話をしましたが。 そうこうする内に公開間近。 予告映像なんかも結構出てますね。 <※映像を埋め込んでいましたが、第1話の放送後に再生できなくなったのでこちらも削除しました> 主演:菅田将暉」という件はもちろん最初から把握してましたけど。 他も含めて、なんでこんなにキャスト豪華なの(※月9です) まずは

          ミステリと言う勿れ(ドラマ)

          ミステリと言う勿れ(漫画・ドラマ)

          昔から好きな漫画家さんなのですが、だからって月9でドラマ化というのは想像だにしなかった。 漫画の公式サイトはこちら。 本作においては主人公の言葉で直接、いろいろと大事なことを教えたり考えさせてくれます。 すごく面白いけど、ドラマになるとは思ってなかったし、なるとしても深夜とかじゃないの・・・?と、未だに思う。 まあ、他の作品に比べれば映像向きかもしれませんが。 (あくまで現代の普通の街が舞台で、登場人物が概ね一般人という意味で) タイトルからも窺えるか窺えないか、殺人事

          ミステリと言う勿れ(漫画・ドラマ)