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詩創作

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掴めない世界
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#詩

夏が恋しいのは青が無邪気に明るいからだ

夏が恋しいのは青が無邪気に明るいからだ

夏が恋しいのは青が無邪気に明るいからだ。

全部、大正解だと言ってくれてるような晴朗な眺め。
今までの人生の後悔なんてどこ吹く風。

そうして飛ばされて、
行き着く海と空があの時のこころの全部だった。

沖つ潮風を感じ、心地よさに口元が緩む。

澄んだ瞳で遠く遠くどこまでも遠くを見つめる。
太陽がどこまでも、
ずっと先まで照らしてくれている気がするから。

あの海の向こう、
あの空の向こうから声が

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ゴキゲンな人

ゴキゲンな人

僕はゴキゲン。

今日もゴキゲン。
退屈なんてない、ない、ない。

僕はゴキゲン。

今日もゴキゲン。
後悔なんてない、ない、ない。

僕はゴキゲン。

明日もゴキゲン。
おもしろがるのが上手いのさ。

僕はゴキゲン。

明日もゴキゲン。
人の優しさに気づくのさ。

僕のゴキゲン。

あなたのゴキゲン。

跳ねるうさぎをみて思う。

僕は先に夜を迎えて

僕は先に夜を迎えて

どんな最期を迎えたいか。
最期を迎えるならどこがいいか。

どこだっていい。

どこでだって白いお花を咲かせられる。

そうやって逝くことができるくらいに、
この世界の彩りを手に掬って生きたい。

きっと僕は先に夜を迎える。
山の上からお月さまを望む。

あなたがちょうど眠りにつくころに、
僕は来世を迎えるのかもしれない。

僕は目覚めたときは白いお花となって——

空が曇った日。

あなたは遅れ

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微笑みの声で全て救われる

微笑みの声で全て救われる

波打ち際。
水にそっと触れた僕を見て、
微笑んだ声がきこえる。

パフェにのったモンブランを、
満足気な顔で頬張る僕を見て、
微笑んだ声がきこえる。

潮風の涼しい縁側、
空咲く大輪に目を丸くしながら振り返る僕を見て、
微笑んだ声がきこえる。

できあがった指輪のことを、
愛おしそうに見つめる僕を見て、
微笑んだ声がきこえる。

心の全てが救われる優しい声。
見つめた先に温もりをとらえているのがわ

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轆轤で奏でるミュージック

轆轤で奏でるミュージック

あなたの指はカートリッジだった。

体温が伝わった柔らかな土がまわり始める。

潤いを与えながら、
あなたの手が回り始めたターンテーブルへ落ちる。

なり始めた音楽は自在な音に聞こえた。
どんな音にもなれるような音が聞こえた。

何かを、誰かを想う手がそれを鳴らしていた。

すぼめたり、広げたり、膨らませたり、
波を打たせたり、リズムをつけたり、ひねったり。

器のかたち、模様が決まる。

抱きし

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僕の声を教えてください。

僕の声を教えてください。

僕は歩く。
ずっと歩く。走ることもない。

足を止めることもない。
同じ歩幅で、同じリズムで。

曲がることも知らない。
一言も発することをせず、
ただ、何もない道に足跡がつく。

この足跡は雨が降ったらどうなる。
いままで僕が歩いてきた道は雨に染まる。

やっと自由だ。

やっとの想い、雨の中で叫ぶ。
雨が降ったら、歌う。歌う。歌う。

歌う目的はひとつだけでいい。
歌う。歌う。

さて、僕の声

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時にかわる人

時にかわる人

寒い日と暑い日と、
代わる代わる。変わる変わる。

おとなしくすわっていようと、
木陰のベンチに想いを馳せる。

ありもしないよ木陰なんて、
あったのは閑寂さだった。

人々の服の摺れる音に耳を澄ませて目を閉じる。

動いている人がいる。

意志を持った人々は、
まじわった川。わかれた川。

長る流る。
しまいには海。

頭の痛み忘れるほど、
きれいな雨が降っていた。

せき止められない、扉こじ開

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