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今日からできる! ビジネスにおける思考力を養う方法 Part1

こんにちは、経営者のこうたです。

ビジネスにおいて仕事ができる人というのは、様々な解釈ができます。
しかし、共通しているのは『思考力』。

発想の転換やアイデア力も思考力に連なりますが、こちらはセンスが求められるので一朝一夕には身につきません。

ですが、問題点を発見する、解決策を模索するなどは単純なスキルです。
勉強をすればテストの点数が上がるのと同じで、思考力も訓練をすれば点数を上げられます。


なぜ、多くの人が高い思考力を有していないのか。
それは、学生時代に習わない分野だからです。

昨今ではやっと思考力を養う授業も増えてきたみたいですが、それらが身を結ぶのは数年先の未来でしょう。


今思考力を自力で養うことは、他者から一歩抜きん出るチャンスなのです!


※本記事は上司を視点としていますが、一般の方も活用可能です



思考力とは何か?

ビジネスにおいては、長年の勘やセンスを以って意思決定をすることがあるとはいえ、私は論理的思考が大前提にあると考えています。

噛み砕いて言うのであれば、あらゆる「なぜ?」に対して口頭で回答できることです。

なぜ問題が起きたのか
なぜこの結論に至ったのか
なぜそれが問題点だと思ったのか

全ての説明には根拠が必要です。
「なんとなく」では誰も納得ができません。
そもそも「なんとなく」しか出せない思考力では、問題解決も問題定義も問題の指摘も導けるわけがありませんよね。


と、ここまでの内容を読み返してみてください。

⑴思考力とは何か? に対して、論理的思考が前提であると述べた

⑵論理的思考とは何か? に対して、あらゆる「なぜ?」に対して口頭で回答ができることと理解しやすい言語に言い換えた

⑶⑵の根拠として、「なんとなく」では周囲が納得できないからと説明した

⑷「なんとなく」だと、問題に対して思考していると言えないと指摘した

⑸だから『思考力』は必要であるという結論に至った


これも思考力が導き出した思考フローです。

そしてこれができると、逆説思考で物事を考えることができるようになります

では、上記の思考フローを反対から見ていきましょう。


⑴思考力は必要である

⑵理由は、「なんとなく」だと問題に対して思考していると言えないからだ

⑶そうなると周囲は納得できない

⑷であれば、相手の「なぜ?」に対して口頭で説明(回答)できるようにならなければならない

⑸だから思考して物事を考える必要がある


ゴールを決めるために論理的思考を用いることがあれば、ゴールを定めてから逆説思考でフローを考えることもあります。



多面的思考

問題解決を図る時、人は固定観念に捉われがちです。

新人がボソッと言った一言に、「それだ!」となったことがあったかもしれません。

いわゆる柔軟な発想が求められる分野で、苦手な人は本当に苦手。
これは年を重ねるほど、経験を積むほど難度が増していく厄介なもの。

ゆえに、若いうちから鍛える必要があります。
日常生活ではなかなか難しいので学生の頃から鍛える必要がありますが、ビジネスにおける多面的思考は社会人になってからでも充分です。


常日頃から上司は部下の思考力を向上する問いかけを心掛けましょう。



思考力の鍛え方

基本的には「なぜ?」の連続です。

部下が考えた企画書や提案などに対し、

・なぜその提案をしたのか
・なぜその思考に至ったのか

に答えられなければ、そこに説得力はありません。

仮に熱意や経験上の勘で許可を出すのであれば、それを成し遂げるために逆説思考で中身を考える必要があります。

どちらにしても「なぜ?」「どうやって?」の思考が必要となるのです。


意見を言ってきた場合は特に注意が必要です。
これは思考力に関係なく、上司としてやってはならないのは、一般論や極論、暴論で一蹴しないこと

部下の意見が論外であれば、「なぜ?」を追求すれば矛盾が生じます。
逆に上司は、その矛盾が指摘できるくらいの思考力がなければ部下に認められないのです。


多面的思考を養うためには、自ら一から考えさせることです。
特に新人であれば固定観念に捉われないので、上司は答えが分かっていても部下自身に考えさせましょう。

ある程度レベルが上がったら、上司が一例を出しつつ、その内容だと求める結果にはならないから別の手を考える必要があると、部下に問いを出すのです。



あらゆるパターンを考える

思考力が育つと、あらゆるルート・パターンを一瞬にして考えることができるようになります。

Aを実行することで、3つの結果が予想できる。

Aを実行するとリスクがあるため、リスク回避や軽減のためにBとCの計画を思いつく。

これができるだけでも上等なものですけど、

話を聞くだけで矛盾点にすぐ気がつく

矛盾点に気づくだけでなく、その結果すら複数パターンで予想できるようになる


自分で思いつく計画は、元となる知識や思考があるのでその後の予想も立てやすいもの。
しかし他者が考えた計画になると、自分が考えた計画に比べたら少し難しくなります。


思考のスピードが早くなるということは、決断が早くなるということになります。

リーダー向き、管理者向き、ゆくゆくは経営者向きにだって行き着きます。

時間はかかりますが、やることは簡単ですのでぜひ試してみてください。


個人視点での解説はこちら。

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