清水群@テーマパークコンサルタント

アジアNo.1のテーマパークコンサルタント🎠USJ、ディズニーランド出身🌎🏰アミューズ…

清水群@テーマパークコンサルタント

アジアNo.1のテーマパークコンサルタント🎠USJ、ディズニーランド出身🌎🏰アミューズメント施設の安全性向上が専門🎢新規パーク・アトラクション建設のプロジェクト管理・安全確認🎡ボードゲーム研修「アッパーランド」🎈著書:なぜテーマパークでは朝から風船を売っているのか?

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組織の規模は30人が最初の壁である理由

前回投稿の記事で、30人規模の組織について組織設計などのコンサルをしていることをお話しました。何もそれ以上の組織ができないわけではないのですが、30人って組織を拡大させる上において、最初のハードルになります。そしてそれを乗り越えられれば、後は同じ理論でハードルを越えられるので、30人規模の組織をサポートしています。 では、なぜ組織の規模は30人が最初の壁なのでしょうか? チーム編成は5人が最適30人の話の前にまず5人の話をします。 これは私がUSJ勤務時代にアメリカのフロリ

    • テーマパークの戦闘力「優先すべきはESかCSか」

      テーマパークの戦闘力 第7回目は「優先すべきはESかCSか」です。 どちらも大切ですし、卵が先か鶏が先かのような話でもあります。 ただ、テーマパークだったらこちらではないかというテーマパークコンサルタントとしての意見です。 テーマパークに勤めるような人は、もともとサービス精神が旺盛で、誰かのために何かしたいと考えている人が多いです。 そして、CSはゲストと接するスタッフが大半を左右すると言っても過言ではありません。 特にテーマパークや遊園地はハード面が整っていることが多く

      • テーマパークの戦闘力「目配り気配り心配り」

        テーマパークの戦闘力 第6回目は「目配り気配り心配り」です。 サービスとは?ホスピタリティとは?それぞれの違いは? 安全と安心ってどう違うのか?安全安心と安心安全は同じ? それらと同じように目配り、気配り、心配りという言葉があります。それぞれ実施できると、すごくよさそうに思いますが、それぞれはどういう意味なのでしょうか。 この言葉の定義を考えるということは非常に大切です。 言葉の定義があいまいだと、結果が出なかったり、十分ではないことが多いです。結果を出すための行動が正し

        • テーマパークの戦闘力「答えを教えない考えさせる教育」

          テーマパークの戦闘力 第5回目は「答えを教えない考えさせる教育」です。 先日、クライアント遊園地のスタッフさんにパーソナリティ分析をしてもらいました。そうすると、マニュアル重視の遊園地ほどスタッフさんそれぞれのこだわりがないことがわかりました。臨機応変な対応が難しい、一辺倒な回答しかできない。このような影響が出ています。 一方で大手のテーマパークはどうかと言いますと、もちろん100%は難しいですが、ゲスト一人ひとりに合った対応が概ねできています。マニュアルはありますが、そ

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          テーマパークの戦闘力「テーマパークの教育体制」

          テーマパークの戦闘力 第4回目は「テーマパークの教育体制」です。 テーマパークで特徴的なものとして、教育体制があります。特に新入社員に関する教育体制です。教育係としてトレーナーがつくのですが、そのトレーナーとの相性だったり、指導方法によっては入社早々で人間関係の問題にぶち当たることにもなります。その結果として、やりたい仕事だったけど辞めるという選択になると非常に残念です。少しでもそれを防ぐためにはどうすればいいか、ヒントにしていただければ幸いです。 ベストは新入社員一名に

          テーマパークの戦闘力「テーマパークの教育体制」

          テーマパークの戦闘力「テーマパークの教育期間」

          テーマパークの戦闘力 第3回目は「テーマパークの教育期間」です。 これは講演をするとよく聞かれる質問です。新人さんが入社したときに教育期間はどれくらい設定しているのですか?という質問ですね。ディズニーランドとUSJによっても違いますし、部門によっても違います。そもそも具体的な数字をお話しするわけにもいかないのですが、教育については持論があります。 教育期間は「子どものころから始まっている」 これが私の持論です。大手のテーマパークで働こうと思う人は、少なからずそこで遊んだこと

          テーマパークの戦闘力「テーマパークの教育期間」

          テーマパークの戦闘力「適切な目標」

          テーマパークの戦闘力第2回目は「適切な目標」です。 第1回目で目的についてお話ししましたが、目的と目標は明確に分けています。あくまで私の定義ですが、 目的:ゴール 目標:ゴールまでの途中のステップ このように分けています。 目的が大切なことはもちろんですが、そこに到達するまでの途中のステップを見誤ってしまうとチームが空中分解してしまいます。 目指すべきゴールは同じなのに、途中のステップがないと進む方向が一時的にでもバラバラになってしまい、チームとしてまとまりがなくなります。

          テーマパークの戦闘力「適切な目標」

          テーマパークの戦闘力「わかりやすい目的」

          テーマパークの戦闘力 第1回目は「わかりやすい目的」です。 これはもうテーマパークはわかりやすくて、「目の前のゲストに楽しんでいただく」という目的があるので、体が勝手に動いてしまうのです。言葉で説明することは難しいですが、自分の好きな職場・場所でゲストにも楽しんでほしい、楽しさを共有したい、分かち合いたいといいますか・・・ やはりこの「働く目的」が大切です。理屈や正論だけでは人はなかなか動きません。感情に訴えかける目的だからこそ、現場力が強いのです。そういう意味では何のため

          テーマパークの戦闘力「わかりやすい目的」

          テーマパークの戦闘力

          Youtubeでテーマパークの戦闘力というテーマをシリーズとして開始しました。 テーマパークの業績改善の話になると「戦略」、「戦術」というキーワードがよく出てきます。あくまで私の定義で言いますと、 戦略:方向性 戦術:手段 というイメージです。 テーマパークのみならず、ビジネスにおいて戦略は非常に大切です。 私もテーマパーク以外のコンサルでも戦略を慎重に決めていきますし、講演や研修でもその大切さをワークなどを通して感じていただいています。 戦略は大切。 戦術も大切。 ただ

          テーマパークが生むチームビルディングを促進させる環境

          今回はテーマパークが生むチームビルディングを促進させる環境についてです。当社はテーマパーク流のチームビルディングが学べるボードゲーム研修「アッパーランド」というものを提供しています。このボードゲームは遊園地をV字回復させることがテーマですが、テーマパークだからチームビルディングが醸成される要素というものがあります。その要素をボードゲームをプレイすることで身につけて、テーマパーク以外の業種でも同じような環境を構築するというのが研修のゴールです。今回はその要素についてご紹介します

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          チームメンバー5人の理想的な役割分担

          前回記事で個性のタイプ分けについて導入部分を少し話しました。もちろん答えていただくアンケートはもっと数があるのですが、なんとなくの傾向は見ていただけたかと思います。今回は私が推奨しています5人でチームを組むということについて、理想的な役割分担をお話します。 5つの役割チーム内でおおまかに分けたいタイプは次の5つです。 ①始める人 ②中身を詰める人 ③着地させる人 ④定着させる人 ⑤どれも平均的にできる人 それぞれどのような人かと言いますと まず①始める人は、新しい物好きな

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          自分のタイプを知る

          前回記事で統計学とアンケートに基づき、相手の特徴を分析するというお話をしました。今回はそのアンケートの一部を公開します。その回答結果によって、あなたがどのような特徴に分類されるのか調べてみましょう。 ちなみに・・・我々のコンテンツであるリーダー+30では100個以上の質問があります。その中から9個選んできましたので、お試し版ということで分析の精度としては、ご理解ください。 9つの質問まずは以下の質問にお答えください。 選んだ選択肢をメモしておいてください。 質問1から3はa

          人を見る目を養うならテーマパーク

          エゴグラムで特徴の異なる人同士をチームメンバーとして選ぶ。そんな話を前回記事でしました。とはいえ、そんなに都合よくエゴグラムのタイプが異なる人がそろったりもしません。サービス業に従事している人はNPが高かったりしますから。そんなときの対応です。 最終的には統計学だエゴグラムで都合よくメンバーが構成できるのか?と聞いたときにアメリカのディズニーやユニバーサルの関係者は、「たしかにそんな都合よくはなかなか実現しない」と答えました。じゃあどうすればいいのか?その答えは 「最終的に

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          チームメンバーの選び方

          チーム編成は5人が最適だという話を前回の記事で書きました。そうすると次に気になるのは、どのような5人を集めればいいのかというチームメンバーの選び方ですよね。それもアメリカ出張のときに向こうのディズニーやユニバーサルの人にいろいろ聞いてきました。 タイプの異なる5人を集める結論、タイプの異なる5人を集めろと言われました。 例えば得意なスキルが5人とも異なる、物事の考え方が5人とも異なるという感じですね。(もちろん考え方がバラバラでまとまるのかという疑問もありますが、それはまた

          テーマパークコンサルタントだから

          こんにちは。 テーマパークコンサルタントの清水群(しみずぐん)です。 2大テーマパーク出身のアジアNo.1のテーマパークコンサルタントとして国内外の遊園地やテーマパークのコンサルテーション、接客を教えたり、サービス内容を改善したり、ジェットコースターなどのメンテナンスをしたり、マーケティングサポート(集客分析やイベントの妥当性検証、プロモーション検証など)したり・・・ほぼワンストップで遊園地・テーマパークの運営改善を行っています。 最近は海外も含めたテーマパーク建設やアトラ

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