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テーマパークの戦闘力「テーマパークの教育期間」

テーマパークの戦闘力
第3回目は「テーマパークの教育期間」です。
これは講演をするとよく聞かれる質問です。新人さんが入社したときに教育期間はどれくらい設定しているのですか?という質問ですね。ディズニーランドとUSJによっても違いますし、部門によっても違います。そもそも具体的な数字をお話しするわけにもいかないのですが、教育については持論があります。

教育期間は「子どものころから始まっている」
これが私の持論です。大手のテーマパークで働こうと思う人は、少なからずそこで遊んだことのある人がほとんどです。
小さいころにテーマパークのスタッフから素敵なサービスを受けたという思い出がずっと残ります。そして大きくなってまた遊びに行くと小さいころの思い出に加えて、働くという年齢から見ると楽しそうに働くスタッフたち。
自分もここで働いたら楽しいかもと興味を持ってもらいます。

そして入社します。
もちろんオリエンテーションはありますし、独り立ちするまでにトレーニングはあります。でももう入社のときから、どうやってサービスを提供すればいいのか知っているのです。
そうです。子どものころに自分が受けたサービスを真似てみればいいのです。すでにどのように働けばいいのかというロールモデルが頭の中にあるのです。お手本が自分の頭の中にあるのです。そのため、もちろんトレーニングは行いますが、比較的早く戦力になることができます。

いかがでしょうか。
皆さんのお仕事は憧れられる仕事でしょうか?どこで誰が見ているかわからない時代です。皆さんを見ている人が、皆さんのように働いてみたいと思ってくれるでしょうか?少し遠回りかもしれませんが、皆さんのことを見ている人が将来一緒に働く人かもしれません。
いい人が入ってこないという悩みのある事業者の方々は、まず組織内の働き方改善が将来の組織力向上につながるかもしれません。
https://youtu.be/yw457OAFuRs

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