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テーマパークの戦闘力「答えを教えない考えさせる教育」

テーマパークの戦闘力
第5回目は「答えを教えない考えさせる教育」です。

先日、クライアント遊園地のスタッフさんにパーソナリティ分析をしてもらいました。そうすると、マニュアル重視の遊園地ほどスタッフさんそれぞれのこだわりがないことがわかりました。臨機応変な対応が難しい、一辺倒な回答しかできない。このような影響が出ています。

一方で大手のテーマパークはどうかと言いますと、もちろん100%は難しいですが、ゲスト一人ひとりに合った対応が概ねできています。マニュアルはありますが、その内容よりも結果へのアプローチをスタッフそれぞれが考えているということが大きな成功要因であると考えています。

例えばよく事例に挙がるのがトイレの清掃です。
「赤ちゃんがハイハイしてもいいくらいきれいにしましょう」
赤ちゃんがハイハイしてもいいくらいってどれくらいキレイな状態なのか?それぞれが考えて実践します。
相当きれいにしなければならないということは想像できます。
答えはそれぞれですし、決まったことがあるわけではありませんが、大切なことはそれぞれが考えて行動してみるということです。

もちろん掃除ですから時間をかければきれいになります。しかし仕事ですから、どれだけ時間をかけてもいいわけではありません。そういうときは、次からはこうやってみようとトレーナーがヒントを出してくれます。

このようにまずは教えるのではなく、考えてもらう。そしてそれを行動・実践としてアウトプットしてもらう。これが大手テーマパークの教育のカギです。教えた方が早いと思われるかもしれません。たしかに目先のことを考えれば早いです。
しかしもう少し先に目をやると、自立して行動してもらう方がいろいろ早くなりませんか?
https://youtu.be/g9gFy8PETmw

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