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特別支援教育④ 【記事のご紹介&情緒固定学級】 「入り口と出口どうなってる👀!?」

「特別支援教育」へのわたしなりの

深い深い、想い

しつこいようですが

こちらでお伝えした
『発達障害』という「呼び名」への疑問。

これをお伝えした上で
ここからはこの記事での比較を経て

どうして
「情緒障がい(害)固定学級」
が必要なのか

更に

果たして
「情緒障がい(害)固定学級」
があれば十分なのか

解決につながるのか

について述べていきたいと思います。

その前に、先日コメントをいただいた
現在アメリカで教鞭をとられている
「国際バカロレア(IBDP)生物教師
 小林ゆうき先生」より
このような記事を書いていただきました。

「小林ゆうき先生」からは
アフリカで教鞭を取られていた際に
身体に不自由を抱えていたお子さんが
健常(あえてそう表記します)な
お子さんたちの中で
一緒に学ばれていた様子を詳しく
教えていただいています。

それはまさにわたしが
栃木県で教員をしていた時に体験した
子どもたち同士が言葉を介さずに
自然に互いの違いを受け入れていく

その様子と同じプロセスが
進む
様子が綴られていました。

子どもたちの
もつ力可能性は
本当に
はかり知れません。

一方で、前回の記事でも
述べさせていただいたように
そうした相互理解や互いの学びには
クラスの情操を醸し出す
教師の力量が必要なのです。

そこを踏まえながら
今後も「小林ゆうき先生」のnoteの記事を
拝読させていただこうと考えています。

このご縁に心から感謝しています。
「小林ゆうき先生」
本当にありがとうございます!
今後ともよろしくお願いいたします🥰💗

特別支援教育の全容を捉えるため
ここからが本日の本題

どうして
「情緒障がい(害)固定学級」が
必要なのか
です。

まず、重要なこと
お伝えしておくと

特別支援学校の
高等部には
知的障がい(害)や
身体的障がい(害)が
ないお子さんは
入ることができない

この『出口の部分』

これが最も大事なポイントになります。

ここで
小学校から高校入学までの
プロセス
を順を追って述べていきます。

ここからは

『入口の部分』

について説明していきます。

余談ですが憲法にも
親が子どもに
教育を受けさせる義務が
固く記されていますね。

日本では、公立小学校入学前年度に
全就学前児が
検診を受ける
ことになります。

これとはまた別に
各保育園や幼稚園から
申し送りのあったお子さん

もしくは申し送りがなかった場合でも
小学校で行われる就学前検診の際に

知的にもしくは
コミュニケーション的な問題で
集団適応が懸念されるお子さん
には
「就学相談」といった呼び名の
特別な相談が提案されます。

ここで一つ大事なことを
お伝えしておくと

あくまでも今の現行の
学校教育においてとはなりますが

就学相談の声が掛かった
お子さん・親御さんは
ある意味でラッキーだと言えます。

療育を受ける権利をスピーディーに
与えてもらえるかもしれないからです。

後で詳しく、また具体的に述べますが
就学前に療育を受けてきたお子さん
全く療育を受けてこなかった
お子さんに

集団適応にかなりの違いが生じます。

また、療育が受けられるまでの
プロセスには多くの手順が必要で
現行の制度ではかなりの時間が掛かります。

自治体にも寄りますが、小学校に入学してから
このプロセスを辿ると半年どころか
1年も掛かってしまうケースが本当に多く

それだけお子さんの適応が
遅れてしまうことになります。

場合によっては二次障害や不適応
更には不登校を引き起こす
こともあります。

保護者の方にとってこの段階で
お子さんに「特別支援教育」が
必要なのではないかとの声掛けは
確かに受け入れがたいものである

それはこれまでの親として、教員としての
経験からも十分承知の上ではありますが
ここでは敢えてお伝えをいたしました。

参考にしていただけますと幸いです。

しかし、しつこいようですが
これまでもお伝えしてきた通り
これはあくまでも
現行の学校教育での場合の話で

わたしの考えはこちら

1日も早く

子ども目線で学校教育を
再構築しなければならない

これに尽きます。


話を戻します。

「就学相談」を
受けるかどうかの判断

あくまでも「保護者」です。

学校が強制できるわけでも
幼稚園や保育園から打診されたら
必ず受けなければならないわけでも
ありません。

相談内容も
自治体によって若干異なります。

「就学相談」では
①教育委員会の担当者
②学校関係の担当者
(在籍予定の学校とは限らない)
③子どもの発達に詳しい医師
(小児科医や小児精神科医など)

これらの方々が
お子さん一人に対して
約4~6名でチームになって相談を進めます。
相談の一環として検査も行われます。
多いのは、幼児に行われる
全検査タイプの知能検査
多くは「田中ビネー」です。

この検査で知的に問題がありそうか
あるとしたらどのくらいの問題なのか
はかることになります。

以前にこちらの本もご紹介しました。

実は、「境界(性)知能」つまり
知的障がい(害)グレーゾーン」
お子さんたちは
わたしが認識する中で
一番支援の手が届かない
お子さんたちだと感じます。

静かに座っていることはできるために
学習に難があることを周囲が気付きにくい
更に、本人は情動が分かる場合も多く
「困っている」と先生に伝えることを
ためらっている場合
もしくは
語彙が少なく困っていることを
どう言語化したら良いか
分からないケース
が多いからです。

このお子さんたち
「田中ビネー」等の知能検査では
通常級が適していると判断されます。

知能検査の階域については後ほど
また別の記事でお伝えできたらと思います。

それらの傾向があるお子さんたちにも
こちらの記事でお伝えした

認知機能強化トレーニングを
入学後ではありますが
個別に行ってきました。

これが実は、入学前に行えると
わたしはかなりお子さんたちにとって
プラスに働くのではないか
と考えています。

だいぶ長くなってしまいました。
ここから先は次の記事で

中学校で
「情緒障がい(害)固定学級」
では遅すぎる

こちらをお示しして

わたしがどうして、東京都よりも
栃木県の特別支援教育の方が
子どもたちに優しいと感じるのか

『その結論』を

お伝えしたいと思います。

ヒントは『出口』です。


本日も拙いわたしの文章をお読みいただき
本当に、本当にありがとうございました🍀

「スキ」そして「フォロー」
心から感謝しています🥰💗💗

本日、LINE公式アカウントから
お声掛けをいただきました。
心からありがたく感じています。

一人でも多くの方に教育改革や
学校改革についてご理解いただき

一日も早く子どもたちの
公教育での学習環境が
整うことを願っています。

執筆や発信に時間を割いているところなので
現在まだプレ相談ではありますが
個人相談も受け付けております。

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