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特別支援教育② 【2つの自治体の比較】 「○○がほとんどない!!??」

先日もお伝えした
「特別支援教育」への
わたしなりの

深い深い、想い

皆さまに届きましたでしょうか?

こちらでお伝えした
『発達障害』という「呼び名」への疑問。

これをお伝えした上で
ここからは自分が2つの自治体を
経験してきた中で感じた

「特別支援教育」その違いについて
率直に述べていけたらと思います。

少々辛口になるかもしれません。
ご容赦いただけますと幸いです。

「特別支援教育」の違いを述べる前に
2つの自治体の圧倒的な違い
子どもの人数と何と言っても予算です。

東京都ではかなりリッチな
自治体に所属していました。

子育て世代に手厚い自治体なので
このご時世で
子どもの数がどんどん増え
教室が足りなくなる勢い
でした。

反面、栃木県で所属していた自治体は
決して小さい自治体ではないものの
一部で過疎化や少子化、高齢化が進み
学校の統廃合がちょくちょく
議論になっていました。

これだけの違いがあることは
ご理解いただいた上でお読みください。

結論から申し上げると
わたしとしては栃木県の自治体での
特別支援教育の方が
子どもに優しい
と感じています。

決定的な理由は
特別支援の
『情緒固定学級』
の設置数です。

東京都ではこの
『情緒固定学級』が
圧倒的に足りません。

というか

『情緒固定学級』が
東京都の小学校には
ほとんどありません。

先ほどお伝えした
所属していた中核をなす自治体にも
小学校の情緒固定クラス
ありませんでした。

勤務校でお世話になっていた校長先生が
特別支援教育に大変力を入れてくださっており

当時の勤務校
情緒固定学級を設置しようと
尽力
してくださいました。

そして、その自治体で初めて
今年度、2024年4月に
自治体初
小学校での情緒固定学級
設置されました。

この校長先生が今もこの勤務校にいらしたら
まだ学校を
辞めていなかっただろうなと感じます。

わたしよりお年は若いのですが
子どもファースト心から尊敬できる
素晴らしいリーダー
でした。

この学校で
1年生の時、お子さんの集団適応が不安
わたしと何度も教室で面談を重ねてきた
親御さん
が、当時東京都に
情緒固定学級がほとんどないことを
心から嘆いていらっしゃいました。

そのお子さんも今年度5年生。

長年掛けて教育委員会と交渉を重ね
ようやく叶った自治体初の情緒固定学級です。

画期的な決断をしていただいた
自治体の教育委員会関係の方々に
心から感謝しています。

先ほどお伝えしたお子さんは
各支援連携が上手くいき
「通級指導教室」を利用しながら
5年生でも通常クラスで頑張っています!!

ちなみにこの自治体では
中学校にはもともと
情緒固定学級が複数校設置
され
子どもがそうした学校を
選べるシステムになっていました。

中学校にはそれと合わせて
「通級指導教室」も
比較的多く設置
されています。

しかしまだまだ
問題が解決されたわけではありません。
道のりは長いなと感じます。

ところで

公立校では一般的に
次の2つの種類のクラスが存在します。

一つは皆さまご存じの
「通常学級」もう一つが
「特別支援学級」です。

特別支援学級には更に
次の3つのタイプの学級があります。

①知的 ②情緒 ③病弱

わたしが栃木県時代に
勤務していた小学校
には
この3つ全てが揃っていた
学校
がありました。

この学校には更に
「通級指導教室」があり

県の特別支援教育のいわば
拠点校のような学校でした。

というのも
①知的 ②情緒 学級は
よほどの小規模校以外は
比較的多くの学校に設置されている
というイメージでしたが
③病弱 の支援学級は県内でも
2~3校しかなかったからです。

この学校では特別支援教育に関して
大変貴重な体験をさせていただいています。
後ほどお伝えできればと思います。

ちなみに東京都とは真逆に
栃木県のこの自治体では
「通級指導教室」がある小学校
はじめは市内2校
わたしが栃木を出る時に1校増えて
現在は恐らく3校です。

東京都はこの
「通級指導教室」を充実させて
いわゆる「発達障害」のお子さんたちを
ここで支援していこうと考えていました。

東京都では、10数年前は児童が
「通級指導教室」が設置されている
「拠点校」に保護者の送迎で通う
形が取られていました。

近年「拠点校」から担当教員が
近隣の学校へ出張という形で出向いて
子どもたちは校内に設置された
「通級指導用の教室」支援を受ける
という形に改善されています。

なお、「通級指導」を受けるのは
法律で定められた
「知的に問題がない児童」で
コミュニケーション
書字・識字
もしくは数の理解など
集団で学ぶために必要な一部のスキルに
困難さをもつ児童
となります。

一言でいうといわる
「発達障害」
ASD:自閉スペクトラム症
ADHD:注意欠陥多動性障害
LD   :学習障害

これらのお子さんたちです。

注)「通級指導教室」の利用に際して、診断が「ある・なし」や検査結果の有無については自治体ごとに判断が異なります。

ここまで述べてきたところで
2000文字を超えていました。

次回は

どうして「情緒固定学級」
が必要なのか

果たして「情緒固定学級」
があれば十分なのか

について述べていきたいと思います。

ここまでお付き合いくださった皆さま
拙いわたしの文章をお読みいただき
本当に、本当にありがとうございました🍀

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