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IBは「障害」を持つ生徒と学ぶことを想定している① 〜「障害」は「多様性」である〜

皆様お世話になってます。小林です。

今回からは、(使いたくない表現ですが)「障害」と「IB教育」の繋がりを探っていきたいと考えています。

と言いますのも、現在アメリカの教育大学院を通して学ぶ中で、ハッとした瞬間があったからです。

多様性の中で学ぶことは、生徒の「寛容性」だけでなく、人との「違い」を問題、障壁、脅威と捉えない「受容性」も促進する。

(Matthiessen, 2018; O'Boyle, 2020)

「多様性」は、性別、人種、年齢、民族性、政治的指向、性的指向、そして身体的な能力が含まれる。

(du Plessis & Bisschoff, 2007)

つまりは、

身体的な能力に違いがある人と学ぶことによって、生徒の寛容性と受容性は向上する

と読み取れるのです。


私はこの学びを経て、


社会はさまざまな人々で構成されているのに、
なぜ、日本では、特別支援学校、特別支援学級と謳って、学びの場を切り離すのだろうか

と、疑うようになりました。


この疑問が頭の一部に浮かび続けていた中、
水澤先生の記事を読み、
私の疑問は、確信へと変わりました。

プロジェクト型学習
それぞれがそれぞれの学びを
深めていく学習スタイル
であれば
「特別支援教育」は要らないのではないか

水澤先生の記事より抜粋

長年、特別支援教育に関わっておられた先生が導いた方向性が、
「共に学ぶ環境」の創造であったなんて、、!!

私はなんだか、大きく背中を押してもらった気持ちになりました。
(水澤先生、ありがとうございました。)

喜びのあまり想いを先ほどの記事にコメントさせて頂いたのですが、
ありがたい事に、そのコメントに関して記事にして頂きました。
宜しければこちらも合わせてご覧下さい。
(NOTEが生み出すこの様な出会い、大変ありがたく思います。)


振り返ってみると、私は日本から遠く離れたアフリカで「身体的な違い」のある生徒たちが学び合っている現場を見ていることに気がつきました。

また、IBどのように不自由を抱える生徒たちが学ぶことを捉えているのか、調べてみることにしました。

次回以降の記事で、お伝えしていけたらと思います。

本日もお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。

参考文献

du Plessis, P., & Bisschoff, T. (2007). Diversity and complexity in the classroom: Valuingracial and cultural diversity. Educational Research and Review, 2(9), 245-254. https://my.uopeople.edu/pluginfile.php/1772960/mod_book/chapter/457728/5710DiversityandComplexity.pdf

Matthiessen, C. (2018, August 27). Why diversity in classroom matters. Greatschools. https://www.greatschools.org/gk/articles/why-diversity-in-classrooms-matters/

O'Boyle, T. (2020, June 20). 5 reasons why diversity is important in the 21st century. AMP Global youth. https://ampglobalyouth.org/2020/06/20/5-reasons-diversity-important-21st-century/

#国際バカロレア #IB #IBDP #障害 #特別支援 #インクルーシブ教育


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