#68 今の自分に満足しているか考えてみよう

さて、今日のテーマは「今の自分に満足しているか考えてみよう」です。

自分自身への問いかけでもあります。

日々の仕事でいろんな課題があり、常に何かと向き合っている。

僕たちはいつになったら満たされるのでしょうか。

結論のない話になると思いますが、

今の自分の状況を振り返って何か見えてくるものを考えていきます。

よかったらお付き合いください。

自己紹介です

お題の話の前に、自己紹介します。

僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

日々の実践はもちろんですが、中堅管理職として管理の視点や現場の視点から様々な相談を受けることが多くなりました。

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。
このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・組織での働き方
・社会人の学び方
・リーダーの考え方
・ストレスマネジメント
・相談を受けたこと
・たまに子育て
・日々、感じたこと　など

それでは本題に入っていきましょう。

吾唯足知（われただたるをしる）

先日、担当している患者さんからこの言葉を教えてもらいました。

恥ずかしながら読み方もわからなかったで、調べてみたところ、

「吾唯足知」は「われただたるをしる」と読みます。


意味は様々な説がありましたが、一番腑に落ちたのは、

「私は満ち足りていることだけを知っている」という説明でした。

禅の教えての一つとして考えると納得がいきます。

「今の自分で満たされている。欲望を持たずに今の自分の幸せに目を向ける。」

僕はそういうふうに解釈しました。

みなさんはどうでしょうか。今の自分に満足していますか。

僕は満足できてないと思う

この言葉を改めて噛み締めてみると、

僕自身はまだ満足いく生活に至ってないなと思いました。

人間関係という意味合いにおいては満足感を得ていますが、

仕事という側面においては、実践も、教育も、環境も、給与も、日々課題だらけです。

この満足が得られる日を夢見て、日々課題に取り組んでいますが、改善改善で、そんな日が来る気はしません。

リーダーという仕事を考えても「問題を柔軟に解決すること」が仕事ですよね。この仕事の立ち位置を考えても、現状に満足することを許されないです。

仕事という側面においては満足いく状況はとても作れないでしょう。

自分を知ることで問題の本質をみる

ただ、「われただたるをしる」という言葉の魅力は、

欲望による人のストレスを説いていると考えることもできます。

この言葉は、「あなた自身はありのままでいいんだよ」と訴えつつ、どこか冷静に物事を考えさせてくれます。

ありのままを受け入れるということは、「必要以上に自分を低く見積もったり、他人に期待する必要はない」ということです。

人間は、

「もっとこうなればいいのに」
「なんでうまくいかないんだ」
「もっとできるはずだ」

と現状に対して多くの欲望を持っています。

まさに前に書いた僕のように。

「こうでありたい」という欲望によって、焦りを感じたりします。

その結果、現状に合わない行動を取ったり、人とぶつかったりします。

今、目の前で起こっていることが全てで、現状をありのまま受け入れていく。

今を受け止められるからこそ、問題の重要な部分にも目を向けることができるかもしれません。

「もしかしたらここは良いところかも」
「この問題はそんなに大きな問題だろうか」

雑念を捨てて、自分と目の前の課題と向き合うこと。

今の状況を受け入れて考えるからこそ、課題を良い方向に進めることができるということです。

そのためにはまずは今の自分という人間を理解することが大事ですね。

先ほどの自分の仕事のことを考えてみても、

「全てが問題で何もうまくいってない」という考えになってしまいがちです。

自分自身や物事の良い面も見ながら、冷静に日々の生活を見直していきたいものです。

結論のない話になりましたが、この言葉から少し現状の仕事を見直してみてもいいかもしれませんね。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ&フォローをよろしくお願いします。

ではまた。

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