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#373 マクロな視点は思ったより広い

さて、今日のテーマは「マクロな視点は思ったより広い」です。

昨日のnoteで書いた記事は、一旦冷静になってマクロな視点で物事を見る必要性についてかいてます。

しかし、マクロな視点というのはどれくらい広いものなんでしょうか?

今日はマクロな視点について考えてみたいと思います。


自己紹介とお知らせ


僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。

このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。

読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。

以下お知らせ。

◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!


◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。

【次回の勉強会の予定】
 日 程:4月21日(日)21:00〜 @zoom
 テーマ:「個人を活かすチームの作り方」
 対 象:リハ関係者のみ
 申 込:上記のサイトから
 参加費:無料

主催:居酒屋 「海の家」
  湘南OT interaction
湘南OT 交流会   

それでは本題に入っていきましょう。



マクロな視点のイメージ


基本的に「広く物事を捉えること」をマクロな視点と言います。

人間はいろんな問題に出会うと、目の前のことに集中します。

その問題に焦点を当てて、目を逸らさないようにその本質を見ようと目を凝らします。

その結果、その問題の詳細が見えてくることがありますが、それは"部分"であって、決して全体をとらえてはいません。

問題の詳細は分かったとしても、その問題が他の問題とどのように関係しているのか?

位置付けとしてどのあたりにいるのか?

そこがわからなければ、問題の重みや取り組む優先順位を間違うことになります。


実は目の前の問題は表面化したものであって、今すぐ取り組むことではないかもしれません。


そう考えると、マクロな視点で物事を見ることはとても重要です。


マクロな視点は思ったより広い


そういうことを気にするようになってから、広い視野で捉えることに気をつけるようになってきました。

そうすると、周囲との問題の関係や、全体像に目が向くようになります。

「今自分が向き合ってる問題はなんなのか?」
「本質的な問題はどこにあるのか?」

など、少し違った視点で物事を見るようになります。

ただ、マクロな視点で見たつもりであっても、知れば知るほど問題はもっと大きなことに気がつくことがあります。

ちょうど、宇宙の銀河系のように、もっと広い宇宙がまだまだあるというイメージです。

そして、マクロな視点に立つほど、今度はミクロは見えにくくなります。

問題の詳細が今度は見えにくいんです。

ただ、振り返ればマクロな視点はどこまでも広く、知るほど果てのない宇宙を見ているようです。

つまり、マクロな視点に立つということは、結論のないものを見ようとしているということになります。


マクロとミクロの立ち位置


では、マクロとミクロのどちらを見れば僕たちは良いのでしょうか?

僕なりの回答になりますが、

「ミクロの位置に立ちながらマクロの世界を見る」

ことが大事だと思います。

どちらかというと、望遠鏡で宇宙を覗いているイメージに近いです。

マクロな部分に自分が立ち入りすぎると、本当に解決したかったミクロな部分が見えなくなり、何のために行なっていたのかわからなくなります。

マクロな部分はどこまで行っても終わりがないため、どこまでも進むことができます。

その分、問題の本質からは遠のいていく可能性があるので、

常に自分の現在地はブラさないようにすることが必要です。

だから、現在地は常に確認する。

例えマクロな方に行ったとしても、出発点を忘れないように見つめ、現在地はどこかを確認する。

「自分はなのために進んでいるのか」
「問題の本質はどこにあるのか」

そのような問いかけは、ちょうどこのミクロとマクロの関係性を考えることに近いと思います。

問題を捉えるときは、このバランス感覚を忘れないようにしたいですね。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

ではまた。

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