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キャクホン

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#短編小説

【短編脚本】#1「秋の匂いと秋の朝」

【短編脚本】#1「秋の匂いと秋の朝」

【短編脚本#1】十月一週目

晴人 28歳
夏希 27歳

埼玉県マンション住まいの 2人
毎朝起きたら散歩に出かける。

寝癖のままコーヒーも飲まず。
スマホ持たない。もちろん歯磨きもせずに。

それが、いいらしい。

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夏希)はーあ、眠い。
晴人)秋だね

夏希)それ昨日も言ってたよね。一昨日もか。
晴人)うん、飽きが来るまで言うよ。

夏希)うん。朝だから、冴えてるね。
晴人)あ

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 【短編脚本】 #3「平和の中で人々は」

【短編脚本】 #3「平和の中で人々は」

【短編脚本#3】十月三週目

「登場人物」
まりん)22歳大学4年
そら)20歳大学2年

2人は大学の同じバンドサークル。
まりんはボーカル、そらがベース。

付き合ってはいないがバンド内でも仲が良い。

昨晩ライブがあって
朝まで飲んだりして時刻は朝7時。
場所は新宿東口。

2人はカラオケから新宿駅に向かう。
サラリーマンの3分の1の速度で2人は歩いていた。

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【短編脚本】#2「まだ、東京で」

【短編脚本】#2「まだ、東京で」

【短編脚本#2】十月二週目

りか24
たくま24

大学3年時から付き合う
社会人2年目の2人の物語。

りかは就職を機に東京に引っ越してきたが、
退職し地元の栃木に帰ることに決めた。

遠距離恋愛を機に別れることとなった。

目黒川側沿いのワンルーム。
10月初旬の珍しい引っ越しである。

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りか)よーしこれで全部だね。

たくま)りかにしたら大分荷物少なくなったね。

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先輩との昼飯、前半2分。

先輩との昼飯、前半2分。

「東京都内の定食屋にて
2つ上の女性の先輩との昼飯にて」

ミカ)美味しそうだね。さっ食べよう。
てつ)はい。みかさんと飯食うの
初めてですよね。
ミカ)確かに。いただきます。

てつ)割り箸って、僕好きなんです。
ミカ)何、急に。びっくりしたー。
てつ)え、なんでかって?答えたくはないです。
ミカ)別に聞いてないけど。え、なんでよ。
ミカ)割り箸好きなんていう人、
   初

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