65．経済学から考える結婚

あれこれ身の回りを整理していたら
ブックマークしたままになってる
記事をたくさん見つけました。



余談だけど、

昔はね、新聞や雑誌の
記事を切り抜いてね、
（切り抜き用の
カッターがあった）
スクラップブックに
貼るの。

時間が経つと記事が
変色してきて、
スクラップブック自体も
水に濡れたみたいに
膨張したり、アナログな
時代だった。

貼り付けた記事を整理
するにもスクラップブック
から必要な記事をまた
切り抜いて、二層目の
スクラップを始めた。
果てしなく分厚くなるの。

それに比べて、今はラク。
消せばいいんだから…
情緒には、欠けるけれどね。

で、デジタルスクラップ
の中に日本経済新聞社が
連載していたコラム
「やさしい経済学」
シリーズがあって、

そこに、
『経済学から考える、
　結婚のメリット・
　デメリット』があった。

内容は、

「結婚を経済学の
観点からみると、結婚し
世帯を構成することには
何らかのメリットがあり、
そのメリットがデメリットを
上回ることが考えられます」

という論点から
始まっている。

結婚を選択するのは、
結婚のメリット・
デメリットを考慮し、
メリットの方が勝つから、
結婚をする、当然のことを
言ってるわけ。

記事では、続けて

では、
何がメリットなのか？
を宣べる。

その１、
結婚する（世帯を構成する）
ことで「家庭内生産物」を
得ることができる。
これは、子どもや愛情が該当。
一般的には結婚した
パートナー間でしか（子どもは）
生産できないとされているので
結婚のメリットとなる。

その２，
夫婦の片方が家庭外で働き
賃金を得、他方は家事・育児・
介護など家庭内のことを中心に
担当するという分業で、夫婦が
ともに生活水準の向上を図れる。
たとえ共働きであったとしても
それぞれが得意分野を担当（分業）
することで同じ効果が得られる。

その３，
比較優位の原則。
結婚生活を続けていく中で、
家や家電など耐久消費財（財）
の多くは、妻の利用頻度が
多くても、夫の利用できる量が
減らないことが多く、これらの
財は非競合的な性質を持つ。
子どもも非競合的な財に当たる。

※非競合的…ひとつの目的物に対して、同じ効力を発揮するものではないこと。

その４，
情報の非対称性による、
モラルハザードの発生を軽減。
世帯の所得を
高めるための策として、
資格取得を考えたとする。
資格取得のためには、
特別な学習が必要になり、
専門学校通学が必要に。
当然学費が発生するが、
その費用は金融機関は
担保なしで貸してくれません。
けれども、配偶者は自分の
利益でもあり、また、行動を
効果的に監視できるので、
安心して費用を提供できる。

その５，
所得低下リスクの保障機能。
夫婦のどちらかが失業や病気、
ケガなどで働けなくなっても、
他方が働きに出たり、働く時間を
増やしたりすることによって、
所得低下をカバーできるようになる。

経済学から見た結婚のメリット、
上記5項目のメリットが、

デメリット、
（第15回出生動向基本調査／
　独身者調査の結果より

15歳から34歳／
独身にとどまっている理由）

・自由さや気楽さを
　失いたくない
・趣味や娯楽を楽しみたい
・仕事（学業）に打ち込みたい

などを押しのけて
結婚をしたいと願うひと、
結婚をしたひとが
上回ってる事実があります。

人生の選択や、
その価値観の設定は
ひとそれぞれなので、
一概には言えませんが、

でも、単純に、
美味しいものを食べた時、
美しい景色を眺める時、
嬉しい出来事があった時、

そんな時に、
すぐそばにいるひとと
分かち合うことができたなら、

人生は、豊かに輝く、
そう思うのです♡

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