63．脱モテ！！男性はモテるよりも他にすべきことがある！

「モテる」というのは
男性にとって重要なこと。

モテる男性であるほど、
より多く子孫を残せる
可能性があるからです。

これは本能に刻み込まれた
原初の欲求。

その欲求はすさまじいもので、

「非モテ」という概念を
作り出して、

競争相手であるほかの男性を
蹴落とそうとするほど。

けれど多くの男性は
「モテる」ことを

手段ではなく目的と考えて
しまっているのではないか？

とわたしは感じることが
多いのです。

「恋愛」というモラトリアム期間

「モテる」という概念は
より多くの子孫を残す可能性
を生み出します。

けれどそれは原初の、
狩猟と採収で生きていた
時代に根付いた価値観。

異性に「モテる」ため、
独特の求愛行動をする動物も
いたりしますね。

けれどその最終的な目的は
あくまで「子孫を残す」こと。

「モテる」ことでその可能性が
上がるというだけの話。

人間がその他の動物とは
違う生き物となった要因は

「愛」という概念を
作り出したことでしょう。

動物にとって「モテる」とは
すなわち「子孫を残す」こと。

人間はそのふたつの行動の間に

「恋愛」という
不思議なモラトリアム期間を
作り出したのです。

進化・複雑化した脳は矛盾をも享受する

浮気や不倫を「いけないこと」
とわかりながらも続けるとか。

本当に好きなわけではないのに
とりあえず付き合い続けるとか。

そういう矛盾は人間にとって
当たり前になってしまいました。

けれどこれは、生き物としては
非常にイレギュラーな思考。

これが人間が人間たるゆえん
とも言えるでしょう。

多くの人間はたいてい

すてきな恋愛をしたい、
そしてすてきな結婚をして
すてきな家庭を持ちたい…

そんなふうに考えます。

そのためのトライアルに
「恋愛」をはさむのですが、

人間社会が非常に
複雑であるがために、

そのトライアル自体が
メインステージになりつつある…

こう考えると非常に奇妙で、
矛盾した世界です。

もちろんたくさん恋愛をして
いろいろ楽しみたい！という人も
いるので決して否定しません。

けれど、その妙なゆがみに
意識をとらわれて、

「非モテ」として
蹴落とされる男性を
見過ごすことは、わたしには
絶対にできません。

矛盾だらけの世界で信じられるもの

そういった矛盾でいっぱいの
この人間社会の中で、

「モテる」というのは
果たしてそこまで重要なこと
なのでしょうか？

わたしはそうは思いません。

今大切なのは「愛される」こと。

「恋愛」の一番核の部分にある
純粋な他者への「肯定」。

「愛」とは「肯定」なんです。

あなたの考えを、
あなたの感情を、
あなたの生き方を、
あなたの存在そのものを、

肯定してくれる。

それが愛。

「モテる」というのは手段であり
本来一過性のもの。

けれど「愛」という「肯定」は
決して揺らぎません。

なぜならあなたのすべてを
肯定してくれる人は、

あなたが少しくらい
考えや気持ちが変わったって、

変わらず愛してくれるからです。

「モテる男性」ではなく
「愛される男性」になるため、

わたしも日々あなたのことを
応援しています！♡

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