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イップス克服に向けて025:イップスが治る、フォアが武器になる内容なの?

こんにちは。※※です。

(※イップス克服に向けて024:「買って、読むだけで上達する、イップスが治るのは信じがたいものがある」について)
返信ありがとうございます、

9800円の教材で、イップスが治る、フォアが武器になる内容なのでしょうか。
 
よろしくお願いいたします。

回答


▶アセスメントした結果では、「完治」するケースがほとんど

 
ご存知のとおり程度の差こそあれ、イップスの問題は根深いものです。
 
9800円の教材でイップスが治るか、フォアが武器になるかは、根深さの程度にもよりますから、一概にYesかNoかは断言できません。
 
試してみた人の経過をアセスメントしますと、教材を実践してその結果をお知らせいただくやり取りのなかで「寛解」、もちろん「完治」されたケースがほとんどです。
 
その後のご連絡をいただけなかった人のなかには、私のあずかり知らないところで「症状固定」となったケースも、あるかもしれませんけれども。
 
改めましてのご紹介となりますが、『テニス・ベースメソッド(基準法)』を体験して「確信した」とご報告くださったコチラの方も、当初は信じられなかったようです。
 

▶「もう治らない」と絶望的な気持ちになるのは自然な反応

 
イップスの渦中にいると、「もう治らない」と絶望的な気持ちになるのは、人として自然な反応です。
 
『テニス・ベースメソッド』なら「1球目」でイップスは治るとお伝えしていますけれども、イップスを発病するのもまた、何かしらのわずか「1球」がきっかけであるのは、まさしく衝撃だからです。
 
ですから今のお気持ちを、否定しないでいただければと思います。
 

▶落ち込むときには落ち込む「ありのまま」の自然体でいい

 
しかし一切は「無常」であり、心身には精緻な「自然治癒力」も備わっているのだから、「治る」と私は思って(信じて)います。
 
それはどんなにつらい出来事であっても、ポジティブ思考で気負ったりすることなく、落ち込むときには落ち込む「ありのまま」の自然体でいれば、自然と癒える心の自浄作用と似ています。
 
逆にポジティブ思考で気負ったりすると、むしろ長引く「トラウマ」になったりしかねません。
  

▶「ポジティブ思考」も逆効果

 
この世が幸福と信じる人は幸福なのだし、不幸と信じる人は不幸です。
 
それは何も、気休めや同情から申したいわけではありません。
 
それはコチラでも述べているとおり、脳に備わる「RAS(Reticular Activating System)」が機能する、科学の話です(和名「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」)。
 
そういえば先述しました、いわゆるポジティブ思考も、一時的にはよくなるふうに思えるかもしれないけれど、テニスの指導や、日本の英語教育「お金が問題を解決してくれる」などという一般的な常識に反して、「逆効果」なのかもしれませんね。
  

▶佐藤信人プロの「発病」


ところで「考えるより先に動け」とは、よく言われます。

前々回いただいたメール回答ではそれとは逆に、「考えずにいられなくなった成れの果てがイップス」と、ご説明しました。

 パットに定評のあった佐藤信人プロも、ゴルフ雑誌がとらえた自身の連続写真を見て考え始めたのが、「発病」するきっかけなのでしたね。
 
誠に申し訳にくいのですけれども、ご自身は今もまた、考えていらっしゃいます。
 
何について考えているか、お気づきでしょうか?
 
教材を買うか買うまいか……。
  

▶「買わない!」と、スパッと見切りをつける

 
こうして指摘されてハッと、「考えずにいられなくなっているんだ!」と、我に返ったりするものです。
 
人は「ああかな?」「こうかな?」と、迷う刺激に耽溺しがちです。
 
というか、迷うのが大好きなのです。
 
刺激的ですからね。
 
けれども実際には、迷いそのものが強いストレスになっていて、心身に負荷をかけます。
 
ですから迷うくらいならこの際「買わない!」と、スパッと見切りをつけるのが、本当はお勧めです。
  

▶考えるよりも先に動く

 
買うか買うまいか、どうしようか、無意識レベルでもしょっちゅう、行ったり来たりして迷うはずです。
 
だとすれば、お仕事などへの集中にも支障を来しかねません。
 
ストレスですからね。
 
文字どおり『テニス・ベースメソッド』の案内ページを、行ったり来たりしていらっしゃるのではないでしょうか?
 
私はよく、「思考病」とも言ったりします。
 
「考えるより先に動く」性格であったならば、そもそもイップスにもならなかったかもしれません(そして性格は多くの場合、本人の努力ではどうにもならない、生い立ちや環境、出来事など人智の及ばない領域で形成されますから、何か自分を否定したりしなくていいはずです)。
 
考えるよりも先に動く。
 
奇しくも『テニス・ベースメソッド』を紹介する「BMコラム(ベースメソッドの略)」の第1回目はコチラがテーマでした。
 

▶完璧主義が、人を苦しめる


教材を買うか買わないか、だけでもないのです。
 
イップスになる傾向の人は、先の言い回しとは逆に、「動くよりも前に考えて、考えて、考え抜いて」、さらに「完璧」を求めるきらいがある。
 
いわゆる完璧主義の傾向です。
 
ご自身はいかがでしょうか?
 
この完璧主義が、人をとことん苦しめます

完璧を求めるから、ミスや失敗を精神的に引きずりやすくもなります。

※なおリンク先にある「自己肯定感」について、それが低いからといって、人として劣っているわけではありません。

視力が低い人が、人として劣っているわけではないのと同じです。

ここでは視覚、聴覚、味覚など体に備わる感覚の心版が「自己肯定感覚と捉えると、よいと思います。

人として劣るどころか、むしろ自分に厳しすぎる視線を向けていらっしゃいます。

ですから自分にもっと、甘く! 甘く!
 
くれぐれもイップスを「完璧に治すべき!」などと、追い詰めないでくださいね。
 
コチラの記事も、ご参考にしていただけるかと思います。

よろしければ、またいつでもお話お聞かせください。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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