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テニス上達メモ028.テニスと英会話のそっくりすぎる共通点とは?
テニスの上達は、英会話習得のようなもので、文法(フォーム)をいくら覚えたからといって、話せる(打てる)ようにはなりません。
たとえ少し話せる(打てる)ようになったとしても、それはたどたどしく、なめらかにはなりにくい。
文法を考えながら話しているからであり、それは、テニスでフォームを意識しながら打っているのと、極めて似ています。
われわれ日本人が母国語の日本語を話すとき、形容動詞とか連体詞とか副詞節とか、「文法」について、いちいち考えながら話しませんよね。
だからこそ、なめらかに会話できる。
そんなイメージです。
むしろ大切なのは、英会話でもテニスでも、「メンタル」。
英会話なら、恥ずかしがらずに話す勇気(というか 柔軟性。間違ったりミスしたりしても恥ずかしがらない、いわばいい意味でのプライドの低さ)が、第一に必要でしょうし、テニスだと、さらに高度な集中力や平常心がメンタリティとして求められます。
また「リズム」も、両者に共通する重要な要素でしょう。
「ワ・レ・ワ・レ・ハ、ウ・チュ・ウ・ジ・ン・ダ」ではありませんが、コンピュータにしゃべらせるようなリズムのない会話は、まったくなめらかではありません(※注1)。
テニスのプレーも同様で、リズムがないと、ギクシャクします。
また、相手とのやり取りも大切でしょう。
英会話なら、自分ばかり話すのではなく相手の話も聞く、テニスなら、相手と駆け引きする、というコミュニケーションになります。
英会話は、机上で行う読書やペーパー テストでは、習得できません。
耳で聞いて、口で話して、目で相手を見て、身振り手振りで伝えてと、身体を通じて実践する「体育」でなければ身につかないのです。
この時点で、文科省の学習指導要綱は破綻している。
英会話習得のやり方を「体育の実践」にすれば、中学から高校までの6年間、あるいは大学も含めるならば10年間も費やさなくても、1年もあればおおよそマスターできるでしょう。
つまりその習得スピードは、実に「10倍」です。
いえ、大学の英語学科を卒業しても満足に英会話ができる人は、留学経験でもない限りほとんどいないから、その差は実質的に比べものにもなりません。
文法やフォームの成り立ちはすべて「後づけ」。
こんなことを言うとまた、学校の英語教師やスクールのテニスコーチ、あるいは文科省のエライ人に怒られそうですけれども、文法やフォームなどというのは、構造や現象を分析するのに便利だ(と勘違いする)だけのもので、実践的に役立つものではない(むしろ実践の場で意識すると弊害になる)、というのも、テニスと英会話のそっくりすぎる共通点なのです。
ですからテニスでもフォームや打ち方を意識するのをやめて、ここでは詳述しませんけれども「ボールに集中」すれば、習得スピードは実に「10倍」。
実質的には比べものにならない、圧倒的な差が生じます。
※注1
NHKのAIキャスター「ニュースのヨミコ」によるアナウンスなどは、「リズム感」が肉声に肉薄するから、人間っぽくリアルに聞こえます。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero