マイクロソフト 再始動する最強企業
書名:マイクロソフト 再始動する最強企業
著者:上阪徹
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2018年8月9日
読了日:2019年6月30日
ページ数:262ページ
すっかりGAFAの陰に隠れてしまった
Microsoft…いやいやそんな事はない。
10年前にはGAFAはここまで躍進するとは
誰も思っていなかったけれども
10年前にMicrosoftは既に誰もが知る企業であったし
今も企業・社会にとってなくてはならない存在である。
OutlookやOffice365、Skypeなど・・・。
最近だとAzureとかもかな。
仕事で常に使ってる。
個人的にはMRとかHoloLenz使いたい!
Windowsが大ヒットしてそれだけも
企業として十分存続・維持できていたけど
12万人、10兆円企業を変える。
なかなかできる事じゃないと思う。
・ビルゲイツ(1975年〜2000年)
・スティーブ・バルマー(2000年〜2014年)
・サティア・ナデラ(2014年〜)
ちょうど2000年〜2010年くらいはMicrosoftの暗黒期?って感じかな。
失われた10年といえばそうかもしれない。
あのアップルがガンガン勢い増していった時。
そんな時に就任したのがサティア・ナデラ。
生え抜きのMicrosoft社員でエンジニアだったのだ!
さて、このサティア・ナデラが
就任後にミッションそのものを変えている。
これって結構すごい事だと思う。
ビジョンは時代によって変わるけれども
経営理念に近いようなミッションを変えるのって
かなり勇気がいる事じゃないかなと個人的には思いました。
個人的にはビルゲイツの
「A computer on every desktop and in every home」
はめちゃくちゃわかりやすくて好きでした。
まさかPCが各家庭に普及するなんて
昔だと考えられなかったですからね。
会社が比較的好調なときにも危機感を持って
過去を否定せず、変革をしていく。
巨大企業ですらこういう意識なのだから
日本企業はもっともっと危機意識を持って
ガンガン変えていかないと本当にヤバイ…。
✅評価制度
アクティビティからインパクトへ。
なるほどねって思った。
何件受注しました!ではなくて
それによってどれだけ経営にインパクトがあったのか?
それを重視する評価制度。
働き方などが変わる中で評価制度も変えないとね?っていう
当たり前なんだけど、日本企業はこの辺が遅れてる気がする。
一人で成し遂げた事よりも
チームを巻き込んで、組織の垣根を越えて
あたえたインパクトの方が大きく評価される。
なんかすごく健全でホワイトって思いました。
その他にもいろいろMicrosoftの取り組みが
たくさん書かれていて、日本企業が取り組んでいる
働き方改革なんかよりも効率的で
先進的だなって感じました。
これだけ大きい企業でありながら
常に変革をし続けていて社会に役立とうとしている姿は
すごく刺激になりました!!
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