日本の歌姫 鈴木愛理 3rdアルバム『26/27』
鈴木愛理の3rd アルバム『26/27』はとてもいい。
鈴木愛理は、現在のアイドルの代表格ともいえる人であるが、はじめは僕は興味がなかった。
兄にビートルズの「Revolution 9」と
松本伊代の「抱きしめたい」と
ナイジェリアのKing Sunny Adé の「Synchro System」を
同列で「いいだろ!」と聴かされて育ったから、もともとアイドルに対して拒否感があった訳ではなかったし、
疎かった現代のアイドルについても詳しい弟に教わりつつ、近年はいろいろと聴いてはいたのだが、
鈴木愛理の曲はあまり僕の好みではなかった。
最初にいいと思ったのは「Break it Down」で、2つの Music Video は素直にかっこいいと思った。
特にダンスは素晴らしい。
しかしアルバム全体としては、この曲が入った2nd アルバム『 i 』よりも、『26/27』の方が格段にいい。
多彩だし、歌も演奏もアレンジもとてもいい。
日本の歌謡の正統な継承者という感じがする。
Music Video も楽しい。
近年の日本の女性歌手のアルバムとしては TWEEDEES(清浦 夏実)の『DELICIOUS.』
眉村ちあきの『日本元気女歌手』
大森靖子の『Kintsugi』
と並ぶお気に入りになりました。