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デトロイト・ソウルの女王マーサ・リーヴス

最高潮の Marthaマーサ Reeves リーヴス は本当にいい。1977年のアルバム「The Rest of My Life」はバックの演奏もいいし、彼女の歌の良さを存分に楽しませてくれます。 

The Rest of My Life

Motownの女性ボーカル・グループ
 Martha and the Vandellas 時代はもちろん素晴らしいし

1965年(Martha and the Vandellasヴァンデラス)


更に年を重ねても Martha Reeves はパワフルな歌手であり続けて来たけれども、この頃のかっこよさは、また格別です。他を寄せ付けない凄みがある。Soulの名曲を堂々と自分のスタイルでカバーする手腕も見事だ。

1976年(「The Rest of My Life」所収
 "Higher and Higher"  [Jackie Wilsonのカバー])


Jackieジャッキー Wilsonウィルソン "Higher and Higher"

それでいて、大袈裟おおげさにゴスペルやブルースを思わせるものを前面ぜんめんに持って来たりはしない。強いメッセージを打ち出したりもしない。あくまで Popポップ 歌手にてっしている。Deepディープ さをうかがわせるような文学的なところが、この人にはない。深さ? なんだそりゃ? とでも言いそうだ。
どんなありきたりなラブソングでも、彼女が歌えば名曲になる。盛り上がれば、ぐっと力強く歌うし、シャウトも時にはするが、さりげなく出す声がなんともすごい。そしてリズムの感覚が尋常じんじょうではないように思います。
Pop 歌手なのに、不機嫌ふきげんそうに眉間みけんしわせて歌う。そしてふとうれしそうに笑う。こわいよ。でも好き。

アルバム「Martha Reeves」所収
 "Ain't That Peculiar" (Marvin Gayeのカバー)で
始まるLiveライブ映像。
その後のバラッドも素晴らしい。



 "Ain't That Peculiar" Marvinマーヴィン Gayeゲイ1965年



Martha Reeves  2016年

(2017年12月にinstagram(philosophysflattail)に書いた記事を手直ししたものです。)




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