「パ」はビジネスのヒントなり
column vol.1015
毎日、私の記事にコメントをくださるスギオカカズキさん。
何と!
本日、58歳のお誕生日だそうです🎉🎉
スギオカカズキさん、おめでとうございます!
スギオカさんといえば、私は日本語の「れ」についての「おじぞう談義」が好きです。
【好きなひらがなは、何ですか?】という記事の中で、このように仰っています。
ジェットコースター感??
…確かに『れ』を書くと…
アップダウンの激しいジェットコースターのようです…!
七転び八起きの人生を感じさせてくれますね😊
文字には不思議な力がある。
そんな話を受けながら、私もちょっとマーケターとして語れる文字はないかと考えてみました。
………………、、、💡
そういえば、最近「パ」が面白いと感じています。
コス「パ」(コスト・パフォーマンス)に、タイ「パ」(タイム・パフォーマンス)。
消費者心理(ニーズ)に「パ」が関連しています。
他にも、「パ」で表現できる消費者心理(ニーズ)を、いくつか挙げさせてみますね。
少子高齢化社会は「ボリュパ」がカギ
最初に挙げたいのが「ボリュパ」(ボリューム・パフォーマンス)です。
最近、ESSEの【アラフィフ夫婦は節約したい。あえて「少量パック」を買って食べきる食品5つ】という記事を読んで、とても共感いたしました。
〈ESSE online / 2023年5月14日〉
育ち盛りのお子さんがいる家庭は違いますが、私のようなアラフィフDINKs夫婦は「少量パック」に飢えています。
少量だと単価が高くなりますが、残すことを考えると、実は割安。
もちろん、そうした金銭的な部分もありますが、それ以上に食べ切れず処分することが嫌なのです。
アラフィフ二人暮らしを行っているミニマリストのブロガー・本多めぐさんが記事の中で、
を購入すると仰っていますが、私たち夫婦も近しいものがあります。
コンパクトサイズや量り売りでちょうど良いサイズ(量)を手にできると嬉しい。
そう思うぐらいです。
余らせて処分するということに抵抗感を感じる人が多いのに、実はサイズのバリエーションはまだまだ少ない…
まずはファミリー仕様で、次はお一人様用。
その間ですね。
確かに生産コストを考えると、なかなか難しいのは分かりますが、DINKsやシニア夫婦であれば、多くて安いよりも、ちょっと高いけど良質でジャストサイズである方が良い人は、まぁまぁいるはずです。
特に少子高齢化が進行する世の中なのですから、ボリュパは今後の重要な視点になってくるでしょう。
サブスク全盛は「エクパ」で対抗
続いては、「エクパ」(エクスペリエンス・パフォーマンス)です。
つまり「体験価値」の話です。
最近、値上げする映画館が相次いでいます。
〈マネーポストWEB / 2023年5月14日〉
全国で運営する71拠点のTOHOシネマズにおいて6月1日から鑑賞料金を値上げすることを発表。
現在1900円の一般料金は100円値上げされて2000円となる他、シニア料金は1200円から1300円になります。
さらに、レイトショーは1400円から1500円に。
また、ファーストデイ、シネマイレージデイ、TOHOウェンズデイはそれぞれ1200円から1300円に値上げされるのです。
ついに2000円…!!
私が20代の頃でいえばプレミアムシートの値段です…
一方、映画を観るという単純な行為でいえば、レンタルビデオ、CS、ケーブルテレビ、ネット配信などなど、楽しむ方法は数多あります。
さらには、劇場公開から配信開始までのスパンも短くなる傾向にある…
となると、映画館ならではの体験価値がより肝要になるわけです。
例えば、今年4月に開業した「東急歌舞伎町タワー」内の “全席プレミアムシート” のシネコン「109シネマズプレミアム新宿」はその代表格です。
8スクリーンの全752席がプレミアムシート(4500円のCLASS Aと6500円のCLASS Sの2種類)で、サイドテーブルやリクライニング機能を備えている他、ドリンクやポップコーンも無料。
そして、何といっても3D、IMAX、4DXなど、大スクリーンと大音響ならではの上映システムで単に映像を観るだけではない特別な体験を提供している。
サブスク全盛時代において、映画館のみならず、プレミアムな体験を提供しなくてはならない業界は多いでしょう。
物価高というピンチをきっかけに、新しい価値創造に行っていけるかどうか。
「エクパ」がカギを握っていますね。
倫理消費がスタンダードに?
最後は「エシパ(エシカル・パフォーマンス)」です。
SDGsの意識が社会全体で高まる中、地球に社会に人に優しい商品を選択する人は増えています。
つまり、「エシカル(倫理)消費」のことです。
一方で、エシカルな商品はまだまだ特別なものと捉えられがちですが、そうしたムードを一変させようとしているのが、100円ショップの「DAISO」。
同社ではアートを通じて障がい者の社会参加・経済的自立支援につながるプロダクトを展開しています。
〈TABI LABO / 2023年4月5日〉
DAISO店舗およびダイソーネットストアにて、障がい者アーティストの作品を活かしたファッション雑貨などオリジナル新商品が順次発売されているのです。
同社は障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、作者報酬を支払う活動「パラリンアート事業」のオフィシャルパートナー。
今回の商品代金に含まれる絵画ライセンス利用料は、パラリンアート事務局を通して作者ご本人に支払われるそうです。
100円ショップで身近に触れられるエシカルの風。
今後はSDGsのコンセプトがより消費の場でスタンダードになっていく予感を感じさせてくれます。
まさにエシパですね😊
ということで、他にも紹介したい「パ」があるのですが、今日のところはこの辺で。
さまざまな事象を「パ」で捉えると「パ💡」っと新しい発見ができるかもしれませんよ。
ぜひ、気軽な気持ちで「パパパ」っと考えてみてくださいませ。
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