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進む “New Vehicle”

column vol.1238

「空飛ぶクルマ」といえば、2025年の大阪・関西万博の目玉の1つですが、運航事業者の1社であるスカイドライブが、JR九州と手を結び実用化に向けての連携協定を締結。

JR九州鉄道資産まちづくりノウハウを生かし、観光での利用日常生活での移動など従来にない交通システムとして、2026年以降のビジネスモデル確立を目指していくそうです。

〈読売新聞 / 2024年7月5日〉

まだ明確にはなっていませんが、離着陸地点駅周辺の土地や商業施設の屋上などを検討するとのこと。

街の中心から飛び立てることで利便性も上がり、商業として発展しやすくなるでしょう。

非常に期待が高まってきます〜

スカイドライブといえば万博での「商用運航」(お客さんを乗せての飛行)を残念ながら断念しましたが、今回明るいニュースを届けてくださいました😊

〜ということで、本日は【進む “New Vehicle” 】と題して、乗り物に関する興味深いトピックスをご紹介したいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。


愛犬と上質な空の旅へ

「飛行」といえば、その元祖である「飛行機」についての話題から。

今年、日本では年始の羽田空港の事故を受けて、日本航空が、ペットの客室内への同伴搭乗を検討し始めました。

〈産経新聞 / 2024年2月16日〉

ただ、日本人の2人に1人は何らかのアレルギーがあるとされ、ペットが引き金となって発作を起こしてしまう方がいてもおかしくないわけです…

ですから、日本航空のみならず、慎重に議論が進められています

一方、海外では客室への同伴をOKにしている企業が増えてきています。

さらに、最近はペットとの旅を楽しむための飛行機も生まれています。

例えば、アメリカの「バーク・エア」“愛犬との空の旅” を提供する航空会社。

〈travel voice / 2024年5月27日〉

ペット向け商品のサブスクリプションサービスを展開する親会社バークマット・ミーカーCEOは、愛犬との空の移動に苦労した自身の体験から、

犬向けの航空会社があってもいいのではないかと思いついた」

と仰っています。

機内では、ワンちゃんの不安やストレスを軽減するサービスを用意。

専用のチェックインを始め、機内ではワンちゃん用機内スパシャンパンなどのメニューも提供しているそうです。

通常便では1フライト10匹の搭乗が可能で、飼い主1人犬1匹チケット代金

●国際線…8000ドル(約126万円)
●国内線…6000ドル(約94万円)

となっております。

(ドル円換算は1ドル157円でトラベルボイスが算出)

今年の5月に就航したばかりで、初便ニューヨーク発ロサンゼルス行きでしたが、パリ、ミラノ、シカゴ、シアトルに加えて、フロリダアリゾナへの季節運航も検討しているとのことで、今後の展開に非常に注目しております😊

CO2の排出量はゼロの飛行機

ちなみに、日本航空もペット同伴は検討段階となっていますが、今年実現した素晴らしい取り組みがあります。

脱炭素化に向けた取り組みとして、空港で飛行機に電力を供給する設備としてバッテリーを使った装置松山空港に導入。

これにより、CO2の排出量はゼロになり、騒音も従来からおよそ30%軽減されるそうです。

〈TBS NEWS DIG / 2024年5月22日〉

同社が松山空港に導入したのは「eGPU」と呼ばれる、リチウムイオンバッテリー式の電源装置

空港では、駐機中の旅客機に電源装置を使って電力を供給していますが、日本航空ではこれまでディーゼルエンジンで稼働する装置を使っていました。

今後は松山空港に導入した電源装置でデータなどを集め、今後、他の空港にも導入を拡大していくとのことです。

ちなみに「バッテリー」といえば、ドイツの「Elysian」が今年、「E9X」というバッテリー電気飛行機を発表。

航空機を電動化することで、CO2排出量の削減を目指すことを宣言しました。

〈TABI LABO / 2024年2月8日〉

現在は、90人乗りで、最長800キロメートルを飛行できるのですが、バッテリーを改良すれば、航続可能距離は将来的に1000キロメートルになると予想。

実現すれば、全ての定期商用便の半分をカバーできるそうで、飛行機が排出するCO220%を削減できるかもしれないと期待されています。

航空業界のCO2削減は待ったナシの状況。

新しい技術の導入が今後も加速していくでしょう。

飲酒運転できない車が登場

明るい未来への一歩ということでいえば、でも興味深い事例があります。

それは、車の社会問題の1つとなっているのが「飲酒運転」についての事例です。

2023年の飲酒運転による死亡事故112件

そして、交通事故2,346件飲酒運転での違反21,467件でした。

飲んだら乗るな、乗るなら飲むな

という標語は、私が免許を取得した30年前から当たり前のように唱えられてきましたが、現状守られていない状況です…(汗)

しかしそんな中、最近 “飲酒ができない車” が登場したのをご存知でしょうか?

なるほど、なるほど、どっかのテック企業AIを使った最新テクノロジーの車を生み出したのね〜

と思った方が多いとは思いますが、

いやいや、実はその車、何と中古車なのです。

〈自動車LAB / 2024年6月29日〉

手がけたのは東海電子株式会社

同社の購入サイト「アルコールインターロック.com」にて、飲酒運転できない中古車の販売事業を開始しました。

こちらは、アルコールインターロックという「飲酒しているとエンジンをかけさせない装置」があらかじめ搭載されています。

これまでも肉親の飲酒運転に悩む方々が個人でアルコールインターロックを家族の自家用車に装着するという例があったそうなのですが、課題がありました。

アルコールインターロックを購入する際、1台1台取り付け可否を調査しなければならないという義務があり、調査をしている間に装置の購入を諦めてしまうという場合が多かったそうです。

そこで東海電子は、調達した中古車にアルコールインターロック装置を装着し、動作保証ができている車そのものを販売する事業を開始。

飲酒運転できない車は、ウェブサイトまたは、事前連絡の上、実店舗である「東海電子 アルコールインターロック車両 富士販売センター」で確認できる仕組みになっています。

もちろん、テクノロジーが進化し、完全自動運転車が普及する時代になれば、飲んだら自動的に自動運転になるみたいな状況になると思いますが、それは当分まだ先

それまでの「つなぎ」の取り組みとして、飲酒運転をなくす技術として注目されていきそうです😊

〜ということで、本日は明るい未来に向けての新しい取り組みをいくつか紹介させていただきました。

ちなみに、7月に入ってからのトピックとしては日本のH3ロケット打ち上げ成功も未来につながる非常に嬉しいニュースでした。

また近々、宇宙関連の記事も書きたいと思います!

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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