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ファンの「布教心」をくすぐる

vol.3

先日、西野亮廣さん【娯楽・情報がどんどん細分化する時代、「新規顧客」はどこにいる?→「“目の前のお客さん”の隣にいる!」】という記事を読んだのですが

〈GOETHE / 2023年4月14日〉

西野さんの

新規顧客は “目の前のお客さん” の隣にいる

という言葉に非常に共感しました。

これぞ「ファンマーケテンング」「バズマーケティング」の真骨頂。

よく、クライアントから「若い世代のお客さまの数が少ないので、取り込みたい」と依頼されていることが多いのですが

全くの「初めまして」のお客さんを狙うよりも

顧客お子さん親類後輩「オススメしたくなるような仕掛け」とつくる方が成果に結びつきやすいと感じるのです。

人には自分の好きなものを人に勧めたいという「布教心」があります。

特にファン心理が高い人ほど、その気持ちが強くなる。

最近、レインボーブリッジなど東京の名所を走る「ゆりかもめ」の中で、こんなほっこりニュースがありました。

〈まいどなニュース / 2023年5月8日〉

ツイッターユーザーの「とあるコンサルタント」(@consultnt_a)さんが、お子さんと見晴らしの良い先頭車両・一番前の座席に座るべく列に並んでいた時のこと。

当然ながらゆりかもめファンたちが先に並んでいて、座れず諦めていたら、コンサルタントさんのお子さんの様子に気づいた一人の乗客が先頭席を譲ってくれたそうです。

しかも、2駅ほど通過したタイミングで今度はコンサルタントさんのお子さんが車内にいた自身よりも小さい子に自ら席を譲ったとのこと。

思い遣りのバトン…(涙)

この深イイ話を投稿したところ、多くの賞賛のコメントが書き込まれたのですが、その中にこんな印象的な言葉がありました。

「真のガチ勢は布教活動を忘れない」
「ご新規様を大切にするオタクの鑑」

企業活動もファンを育てて、いかに「布教心」をデザインできるかが新規客獲得の大きなカギを握る。

それには、思わず人に話したくなる「ストーリー」の開発がとても重要になりそうですね😊

【発想の画鋲】
新しい時代の気配を感じた記事をピックアップし、画鋲で留めるように記事に留めておこうという企画。新しい着眼を共有させていただきます。

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